テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

らっだぁ視点 総統室にて

らっだぁ

…はぁ…

らっだぁ

いやぁ、キツイねぇ…
秘密にするってのは…

俺はそんな事を云いながら、空を見上げる 空はオレンジ色に染まっていた

らっだぁ

ほんと、性に合ってない…

らっだぁ

…鍵、閉めてるよな…

らっだぁ

……よし!!

扉から背を向け、窓の向こうを見る。オレンジ色に染まった空は、俺に神聖な光を渡してくれる

俺の身体は少しずつ、変化していった

ぼふんっ!!!!

らっだぁ

あぁぁぁ……!!

らっだぁ

化けんの、辛いなぁ…

らっだぁ

あーあ!!俺らしくねぇ!!

俺はそう云いながら、尻尾の手入れをする もふもふの尻尾は少しだけ、邪気が残っていた

らっだぁ

邪気めっちゃ溜まってる…
俺、こんな疲れてんのか

らっだぁ

祓うか

らっだぁ

おー…りゃあ!!!!!!

俺は手に力を込めて祓い上げる 邪気は小さな断末魔を叫びながら消えていった

らっだぁ

ふぅ……

らっだぁ

…此処に来てから、力は高まっている
ーーとして、安定し易いし、力も凄い勢いで高まる。俺にとってはとても良い場所
彼奴等も優しいし、可愛いし、愛おしい……

らっだぁ

…だけど……

らっだぁ

バレるのが、怖い

らっだぁ

もし、バレてしまったら……

らっだぁ

殺されて、しまうな

らっだぁ

まあ、騙してる俺が悪いから、当然の報いって事なんだけどなぁ……

俺はそんな、独り言を云う

俺含む、在る生き物達は人々を脅し 騙し、生きる糧にし、力を蓄えている

生きる為、強くなる為 恐ろしいと見せ付ける為・・・

そして 何時か来る禍から人々を護る為 我らは力を蓄える

そんな在る生き物・・・ いや、幻に近い者達は今日まで 姿を隠して生活をしている 俺も、其の一人

其の者達は妖怪。皆の者からはお化け と云われている、嫌われ者だ

まぁ、俺に関しては妖怪で有って、妖怪では無い。しかし、断じて人間では無い

俺は___

らっだぁ

……誰か来る

俺は急いで耳と尻尾を隠し、元の姿に戻る 其の数分後、扉にノック音が鳴った

俺が返事をする前に、扉が開く 其処には、緋色が居た

らっだぁ

おいぃwせめて返事待てよぉw

レウクラウド

ごめんごめんw
待てなくてw

そんな事を云いながら、レウは入って来る。ほんのちょっと笑っていて、俺もつられる

らっだぁ

なんでやねんw

らっだぁ

…で?何か有ったの?

レウクラウド

嗚呼、近くで狩りが有ったんだって。しかも、狩りをした場所が狩りを禁止にしていた蒼古の森

らっだぁ

…マジですか

レウクラウド

本当です

らっだぁ

狩りした奴、憲法で裁けれるんじゃ?

???

其れがそうとも言われへんねん

俺は扉の方を見ると きょーさんが立っていた

らっだぁ

…と、云うと?

金豚きょー

狩りをした奴等は、運悪く別国の大貴族。裁こうにも、裁けねぇんだわ

らっだぁ

最悪ですな

金豚きょー

ほんまそうやねん

金豚きょー

まだ手ぇ付けなあかん問題もあんのに…

らっだぁ

……

問題__ 其れは、運営国内外で起きた事故処理の書類。他国からの挑戦状と揶揄される宣戦布告。他国からのスパイの調査、処罰 そして_

俺達、妖怪の殺処分

らっだぁ

そーだねぇ…色々有るからねぇ

金豚きょー

ほんま、嫌になるわぁ……

らっだぁ

ねぇー

レウクラウド

其れでも……大貴族か。又もや裁きにくい人達に当たっちゃったね

らっだぁ

当たったなぁ……

レウクラウド

らっだぁ
此れ、どう対処する気?

レウからそう聞かれ、少しだけ考える。相手の行動も見たいし、出来るだけ、穏便にしたい・・・

らっだぁ

そうだな。先ず、其の別国に逃げている大貴族の人達に警告を。其れから、相手の反応次第…かな?

金豚きょー

…なんか、らしくねぇなぁ?

らっだぁ

良いでしょ。狩りをした相手の理由も聞きたいし…

レウクラウド

そうだよね。蒼古の森に居る筈の青鬼達は俺達の国に居るんだもんね

レウクラウド

…だったら、雲行きがもっと怪しくなってきた…

そう云ったレウときょーさんは、とても渋そうな顔をしていた。とても苦そうな、辛そうな、そんな顔を・・・

らっだぁ

(まぁ、そうだよなぁ…聞く限りだと、きょーさん達が云ってた狐の神様は、蒼古の森に住んでるみたいだし…そりゃ心配になるよな…)

らっだぁ

(俺の住処も蒼古の森に有るけど、あれはぶっ壊れて良いし……)

らっだぁ

(…心配だな。狐の同胞)

この作品はいかがでしたか?

400

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚