''私''の物語

少女は生まれてからずっと ひとりぼっちだった

また、愛情を受けたことがなかった

彼女の口癖は

少女はとても強かった

力持ち、身体能力は優れていて頭もいい

リンは動物達と暮らしていた

森の動物達とも仲が良かったためか 衣食住には困らなかった

リスにモモンガ、熊やライオンといった 弱き者から強き者まで 幅広く生き物と仲良しだった

それは少女にしかできないこと、 心が優しいからできたことだった

動物達はリンの事が大好きだ ずっと側で守ってきた

『優しい心だけは忘れてはいけないよ』

幼くして両親を亡くし、 心に傷を負っていたとしても、 リンは心を忘れなかった

ある時、街の住民に 『あの子両親を亡くしたの、気の毒だわ』なんて噂をされた

それでも少女はめげなかった

そんな時、動物達は彼女を守った

またある時、 両親が残してくれた大切な家に 森へ遊びに来ていた町の子供が いたずらをした

少女は許した

そんな時、動物達はリンを守った