syp
カーテンの隙間から差し込む光が顔に当たって眩しい
気だるげな体を起こしてカーテンを開ける
窓の外に広がる景色は
あの国とは違って
何処か暗いように感じる
それと朝起きる時間のインカムからの放送なんて無い
桃色の声が毎日起きる時
聴きやすくて丁度いいのにな…w
syp
街も人も皆静かすぎて逆が気味が悪いぐらいだ
つまらないな。
syp
あの国にいた時とは変わってしまった服装。
自由に着れた服装は
今はもうこの国の軍服になってしまった
髪型も大分も変わったから
あの国の人達は多分気付かないだろう
本当は軍服なんて堅苦しいくて嫌いなのにな
syp
syp
廊下は相変わらず静かで
窓からの太陽の光で少し明るくなっていた
食堂の扉を開けても静かなのは変わらない
適当に皿にご飯をよそっていく
お腹すいてるけど食欲無いからあんま食べなくていいや
近くにあった席でご飯を食べ始める
無言で口に運んで食べるを繰り返す
此処のご飯より
赤色が作ってくれる温かいご飯の方が
美味しかったなんていつも思ってしまう
最後皆で机を囲んでご飯を食べたのはいつだろうか
また話しながら、笑いながら食べたい
お腹は少し満たされても心は満たされないみたいです。
ut side
ut
kn
kn
へらっと笑う彼は
少し痩せこけていて
前より随分元気はない
そりゃそうよな、
大事な後輩が居なくなってしもうたんやから
監視カメラとか見たけど
紫色の彼の姿は何処にも映ってなくて
彼について色々調べたけど
情報とか手掛かりは何も出てこなくて
「探さないでください。」
って殴り書きみたいに書かれた紙が1枚
彼の部屋の机に置いてあるぐらいしかなかった
kn
ut
ut
kn
そう言った彼の口には
紫色がよく吸っていたバニラフレーバーの煙草があって
でも彼奴
昔、紫色に1本貰って試しに吸った時
甘くて俺は苦手や、なんて言っとったのに
ut
kn
ut
ut
kn
kn
小さく呟いた声はちょっと震えていて
顔を見ると少し涙が浮かんでいた。
コメント
9件
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!!好きです!!!!!!!
投稿お疲れ様です,!表現の仕方がすごく神なんですよ。神なんですよね。(?)