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ハナ

春の日差しが暖かいな

ハナ

こうして風に吹かれるのもいい

ハナ

でも、あまりのんびりしてるのは良くないな

ハナ

先に買い物を済ませようかな

白杖を持った若い女性「ハナ」は

公園のベンチで座っていた

そこに近づく二つの影

ハナ

♪~

目が見えないハナは歌を口ずさんでおり

その存在に気づいて居なかった

影の一つはハナにその手を伸ばした

とある村のはずれ

森の近くに一軒の家があった

まもなく夕方にさしかかり

部屋に夕日が差し込もうとしてる中で

銀髪の青年「クローバー」は少しそわそわしていた

クローバー

・・・ハナ。遅いな

昼前に出かけたハナが

まだ帰ってきていない事に

クローバーは不思議に思っていた

クローバー

前にも、一人で出かけたいと言って

クローバー

一人で川辺に作曲をしに行ったときも

クローバー

時間を忘れてかなり帰りが遅れたが

クローバー

今日は、買い物に行っただけだぞ?

クローバー

・・・

思考を巡らすクローバーは

いやな予感がするのを拭えなかった

ハナは目が見えないとはいえ

一人で村に行く程度は問題が無い

村まで探しに行くべきか

しかし、行き違いになったらどうしよう

そのような事を考えていると

コンコン

クローバー

!!

ドアのノック音が聞こえた

クローバーは警戒した

もしドアの先にいるのがハナなら

ドアを開けて「ただいま」といえばいい

わざわざノックするのは

クローバーにとって招かれざる客の可能性が高い

クローバー

・・・

クローバーは身構えながらドアに近づく

クローバー

・・・

ガチャ

ドアを開けるがその先には

ベソ

こんにちは

クローバー

誰だおま、っつ!

クローバーが尋ねる前に

訪問者であるベソは

急にクローバーに蹴りを入れようとした

クローバーはすぐにそれを察知して後ろに飛び、避けた

クローバー

っつ!危ないな

ベソ

さすがですね。

ベソ

やはりただの不意打ちでは駄目ですか

クローバー

いきなり蹴りを入れてくるとはな

ベソ

挨拶はしましたよ?

ベソ

サトリを相手にするにしては

ベソ

猶予を与えた方だと思いますが

クローバー

!!

クローバー

オレの事を知っているんだな

クローバー

お前は一体

ベソ

ベリーチェ

クローバー

っつ!

ベソが魔法を放ち、クローバーに攻撃をする

クローバー

ルーティア!

クローバーも自身の杖を取り出して

魔法を相殺した

ベソ

平和ぼけしてますか?

そう言いながらベソはクローバーに素早く近づく

体術を組み合わせクローバーを追い詰めようとする

クローバー

甘く見るよな

クローバーは目を赤くすると

ベソの動きを読んだ

そして、ベソを組み伏せて床に押さえつけた

ベソ

くっ

クローバー

お望み通りサトリらしく

クローバー

お前の心を読んでやろう

クローバーが再び目を赤くし

クローバーを見ようとする

すると、玄関の方向から

ビューーッ

風が吹き荒れ

クローバーは飛ばされた

クローバー

うう

クローバー

なんだ

フェイ

はーい、そこまでね

そこには魔法使いフェイがいた

ベソ

はあー、痛かった

ベソはフェイに近づいた

クローバー

誰だお前は

クローバーは立ち上がり、フェイを見た

フェイ

彼の仲間よ

フェイは微笑みながら話をする

フェイ

私はフェイ。よろしくね

ベソ

自分はベソと申します。よろしくお願いいたします。

クローバー

お前ら、あれか

クローバー

虹色の厄災と呼ばれる魔法使いの二人組か

フェイ

あら、ご存じなのね

フェイ

での虹色の厄災って呼ばれ方は好きじゃないわ

クローバー

それで、目立ちたがり魔法使い達が何の用だ

フェイ

あら、ひどい言い方

クローバー

同じ魔法使いでも

クローバー

魔術に関する力は大きな差がある

クローバー

力の無い魔法使いは

クローバー

目立たないように生きるのが

クローバー

賢い生き方だ

フェイ

にしてはあなたも有名だけど

フェイ

あなた、「サトリの四つ葉」でしょ?

クローバー

やはり知ってるのか

クローバー

ハナが帰ってこないといいが

フェイ

あの子かわいいわよね

そう言いながらフェイは写真を取り出した

クローバー

待て

クローバー

何でそんなこと言える

クローバー

それにその写真は

フェイ

あら、見たい?

フェイは魔法で浮かせて

写真をクローバーに渡した

写真に写っていたのは

パレットカルテット

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