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みくる
(忘れ物しちゃった...)
あともうちょっとで梅雨がくる。
みくる
(今年は梅雨明け速いと良いな)
教室のドアを開けると あの人がいた。
みくる
天宮君...
私が呼ぶと振り向いた。 綺麗な瞳には大きな涙が溜まっていた。
翔太(しょうた)
みくるちゃん...どうしたの？
みくる
あ。ちょっと忘れ物...です....
翔太(しょうた)
そっか...
私は逃げるように教室を出る。
翔太(しょうた)
嫌われちゃったかな...?
時が止まったみたいにずっとやってないみくるちゃんとの やり取り。スマホの画面に涙が落ちる。
翔太(しょうた)
別に...僕のことなら忘れてくれて
良いのに...
良いのに...
涙が止まらないよ。嘲われちゃうかな？
みくる
はぁはぁ..疲れた。
爽(そう)
ヤッホー？みくるちゃん？
みくる
!?そう君...
爽(そう)
忘れてないよね？僕といぶ君とみくるとの
約束。
約束。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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