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ただの風邪だと思っていた…
肺炎だったとは予想もしてなかった
瀬戸 遥花
彪斗…
月城 彪斗
ちゃんと治せ
瀬戸 遥花
うん…
月城 彪斗
奏多が今先生と話してるから
瀬戸 遥花
うん…
月城 彪斗
夜大丈夫か？
瀬戸 遥花
うん
月城 彪斗
寝とけ？
だるすぎて彪斗の話も上の空だった
そこに看護師が来た
看護師
点滴しますね
瀬戸 遥花
……
看護師
彼氏？
瀬戸 遥花
はい
看護師
イケメンじゃん
月城 彪斗
そんなことないです
瀬戸 遥花
校内No.2だから
看護師
No.2ってことはNo.1がいるんだね
瀬戸 遥花
おにぃがNo.1
看護師
さっきの？
瀬戸 遥花
うん
看護師
それは大変そう
瀬戸 遥花
モテすぎて大変です
看護師
浮気しちゃダメよ？
こんな可愛い彼女いるんだから
こんな可愛い彼女いるんだから
月城 彪斗
しないですよ
ｼｬｰｯ
カーテンが開き入って来たのはおにぃだった
看護師
あ！校内No.1のお兄ちゃん
瀬戸 遥花
そうです
瀬戸 奏多
え？
月城 彪斗
看護師さんと遥花で盛り上がってんの
瀬戸 奏多
そか、俺もう帰るけど旭陽が仕事行く前に着替え持ってきてくれるから
瀬戸 遥花
わかった…
月城 彪斗
俺もそろそろ
瀬戸 遥花
んーん…彪斗はいて…
月城 彪斗
え…
看護師
それじゃあなんかあったらボタン押してね！
瀬戸 遥花
はい
瀬戸 奏多
じゃあ足りないもんとかあれば旭陽に言って持ってきてもらえよ
そう言って、おにぃは帰った
瀬戸 遥花
彪斗は私が寝てからね？
月城 彪斗
だと思った
瀬戸 遥花
寝ないどこ！
月城 彪斗
寝ろよ？
瀬戸 遥花
だって帰っちゃうじゃん…
月城 彪斗
明日学校だし
瀬戸 遥花
うぅ…
月城 彪斗
泣くなあ！早く治せ
瀬戸 遥花
はぁい…
それから数十分後───
私は寝ていた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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