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夜の散歩

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夜の散歩

1 - 夜の散歩

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2019年03月01日

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午後10:30頃 タタタタタッ 遠くから少女が走って来た

神楽

どけるヨロシ!!

少女は人にぶつからないよう声をあげながら走っている

少女は走って数分すれば近くの路地裏へと入って行った

-路地裏-

神楽

ハァ…ハァ…ここまで来れば…大丈夫…アルナ…

少女は壁にもたれ掛かって息切れをしながら力が抜けたようにズズ...と音を立てて座り込んだ

言葉からして誰かに追われていた様子だった

神楽

ハァ…ハァ…

カチャ...

神楽

!!

小さな物音が聞こえ、その音の方を見れば銃口を少女の頭に向けていた男が立っていた

神楽

てめェ…

おっと、動くんじゃねぇよ?神楽…

神楽と呼ばれた少女は男を睨みながら今にも殴り掛かりそうな雰囲気だった

死ぬのが嫌なら俺の言うことを聞いてもらおうか…

神楽は頭に銃口を向けられていても男を睨みつづけた

神楽

嫌アル。てめェの言うこと聞くくらいなら死んだ方がマシヨ。さっさと殺るヨロシ

神楽は男から視線をずらし下を向いた

…後悔しても知らねェぜ?

神楽

後悔なんてしないアル

フッ…じゃあな、神楽

男は銃を持っている手に力を込めた    ドガッ

う゛っ?!

男はいきなり声をあげて倒れた

神楽

!!

神楽は男がいた方向を向いたら黒い隊服を着た男が数人いた

黒の男

22時47分…ね…

黒い隊服を着た男たちは神楽を殺るハズだった男に手錠を付けた そのあと、一人の男が神楽に話し掛けた

土方

大丈夫か…?

神楽

平気ネ。別に…助けてくれなくたって私は一人で何とか出来たのにナ

神楽は男から顔を背けた

土方

てめ…っ、せっかく助けてやったのに礼とかねぇのかよッッ!!

神楽

別に助けろなんて言ってないアル。お前らが勝手にやっただけダロ

土方

てめェ!!

山崎

ふ、副長落ち着いて!

男Aは刀を抜いて神楽に斬り掛かろうとした。 男Bはそれを止めようと男Aの腕を掴んだ

-数分後- 男Aはやっと落ち着き神楽の方を向いた

土方

てめェ、名前は?

神楽

人に名前聞くときはまず自分から名乗るのが礼儀じゃないアルか

土方

イラッ)…土方十四郎だ。ほらてめェも名乗れ

土方と名乗る男は頭に青筋を浮かべながら答えた

神楽

ふーん…私は神楽アル

神楽は言いながら立ち上がってどこかへ行こうとした

土方

神楽な…ってどこ行くんだよ

神楽

どこって…こんなところにずっといたって何の意味もないダロ。適当に歩いてるヨ

そう言うと神楽は歩き出した

土方

適当って…家に帰んねぇのか?

神楽

ピクッ)家になんか…帰りたくないアル…

神楽は足を止めて振り返らずに答えた

土方

は・・・?

神楽

あんな…マミーもパピーも兄ちゃんも誰もいない家なんかに帰りたくないヨ

土方

…死んだのか…?

神楽

マミーはナ…パピーは子供を置いてずっと仕事に行きっぱなし、兄ちゃんは私が幼いときに出てったヨ

神楽は今にも泣きそうな声だった

土方

そうか…

神楽

もういいダロ

神楽はまた歩き出した

土方

え…おい!一人で歩いたら危険だろ?!

神楽

…じゃあどうすれと?それに私は人間なんかに負けないヨ

土方

人間なんか…?神楽は人間じゃ…

神楽

人間みたいな弱っちぃ生き物と一緒にするなヨ。私は夜兎族アル

土方

夜兎族…?山崎、わかるか?

山崎

宇宙最強の戦闘民族ですよ…数多の星を潰してきたとか…今は絶滅寸前らしいですが…

山崎と呼ばれた男Bは土方の問いに答えた

神楽

だから大丈夫ヨ

土方

だからと言っておめぇは女だ。一人で町をうろつかせるわけには…

神楽

そしたら私はどうすればいいアルか?家に帰すつもりアルか?

神楽は土方の方を向いて言った

土方

そ…それは…

近藤

なら真選組に来ればいいんじゃないか?

ゴリラみたいな顔をした男が土方の隣に来て困っている土方に手助けをした

土方

近藤さん?!

神楽

ゴリラ、真選組って何アルか?

近藤

ねぇ、ゴリラって言ったよね。完全にゴリラって言ったよね

神楽

さっさと答えるヨロシ。ゴリラ

ゴリラと二回も言われたゴ…近藤は路地裏の隅で小さくなって落ち込んだ

銀時

真選組はチンピラ警察24時のことだ

いつの間にか壁にもたれ掛かっていた銀髪で死んだ魚のような目が特徴の男が言った

土方

てめーは…っ!

銀時

久しぶりー、大串くん

銀髪の男は土方の方を向き手をヒラヒラと振った

神楽

誰アルか?

銀時

坂田銀時だ

神楽

坂田…銀時?ふーん…

銀時

それより大串くん、こんなところで何してんの?もしかしてこの娘をナンパしてたとか?

銀時は笑いながら言った

土方

誰が子供にナンパするかッッ!!俺はロリコンじゃねぇ!!

神楽

子供って何アルか!!私はもう立派な大人ヨ!!

さっきまで静かだった土方と神楽が大声を出した 土方は銀時に神楽は土方に

-数分後-

騒ぎは何とか収まり、神楽は疲れたのかまた座り込んだ

神楽

ハァ…

沖田

で?このチャイナ娘をどうするんですかィ、土方さん

栗色の髪をした見た目が爽やかな青年が土方に聞いた

土方

そうだな…

神楽

だから別にいいって言ってるダロ。放っとくヨロシ

土方

だから、それは出来ねぇって…あっ!待て!!

神楽はすぐに立ち上がり走ってどこかに行ってしまった

とりあえず、真選組の皆は帰ることになり銀時も自分の家(万事屋)へと帰って行った

翌日- 午前10:00頃

神楽

……………

神楽は番傘をさし、公園のベンチに黙って座っていた

銀時

どうしたァ?なんか悩み事?

銀時はいつの間にかベンチの後ろにいて、声をかけると同時に神楽の横に座り

神楽

お前…何か用アルか

神楽は銀時の顔を見ずに問いかけ

銀時

いや俺さ、お前の名前聞いてなかったからな

神楽

…神楽アル。用が済んだならさっさと帰るヨロシ

銀時

神楽ね…用はこれだけじゃねぇよ

神楽

銀時

お前行くとこねぇなら万事屋来ねぇか?

神楽

万事屋…?

神楽はやっと銀時の顔を見て首を傾げた

銀時

ああ。俺が営んでる何でも屋

神楽

………別にいいアル

銀時

ふーん…

銀時は短く反応すると立ち上がった

銀時

ま、困ったことあったらいつでも来いよ

優しい笑みを浮かべて神楽の頭を乱暴に頭を撫でた

銀時

ま、困ったことあったらいつでも来いよ

優しい笑みを浮かべて神楽の頭を乱暴に頭を撫でた

神楽

…ありがとナ

小さな声でお礼を言った神楽を見れば手をヒラヒラさせて銀時は去って行った

午後10:30頃 路地裏

神楽

ハァ…暇アル…

神楽は路地裏に座り込みながら呟いた

神楽

………歩こ…

立ち上がり路地裏から出て行った

かぶき町

神楽

……………

おい、こんなところで何してんだ?

かぶき町を歩いていた神楽に嫌な笑みを浮かべた男が話し掛けた

神楽

……

神楽はそれを無視してそのままその場を去ろうとしたが男に腕を掴まれ危うく転びそうになった

せっかく話し掛けてんのに無視はないだろ?

男は笑いながら神楽の耳元で言った

神楽

ビクッ

神楽は力が抜け座り込んでしまった

可愛いねぇ…

男も座り込みまた神楽の耳元で言った

神楽

き、気持ち悪いアル…っ!!

神楽は男の腕を払い逃げようと立ち上がるが男にまた腕を掴まれて男の方に倒れた

逃げるこたァないだろ?

神楽

は、離せッッ!!…!

男の手が神楽の足に触れ神楽は思わず相手を殴り飛ばした

殴り飛ばしたあと、神楽は直ぐ様走り出した

追いつかれないように また捕まらないように 必死に走って数分

"真選組 屯所" とかかれた場所に辿り着いた

神楽

しんせんぐみ…?

沖田

そんなところで何してんですかィ?

突然、後ろから話し掛けられた

神楽

神楽が振り向くとそこに、栗色の髪をした青年が立っていた。 土方たちと一緒にいた

神楽

お前…

沖田

一番隊隊長、沖田総悟。いずれ副長になる男ですぜィ

総悟と名乗る男は不敵な笑みを浮かべた

神楽

沖田総悟…

てめェ!!

先ほどの男がまだ追って来ていたらしく男は神楽の方に向かって走って来た。 刀を持って

神楽

男は神楽の前で立ち止まると刀を構えた 神楽は驚きのあまり傘を構えることが出来ず斬られそうになった

ガキィィィィィンッッ!!

神楽

?!

土方

…大丈夫か?

土方が神楽の前に来て自分の刀で男の刀を止めた 神楽はそのことにも驚き声が出なかったため頷いた

土方

総悟、そいつ頼むぞ

沖田

へいへい

三分後-

土方

ったく…

男は土方に負け、逮捕された

神楽

あっ、ありがとナっ///

神楽は頬を赤らめながら土方と総悟にお礼を言った

土方

…今度からは気をつけろよ

神楽

わかってるアル

二人はお互い顔を合わせて笑み、土方は屯所に、神楽は路地裏の方に去って行った 続く

作者

これの続きは昼の続きという題名の本で書きますl

作者

続きが気になる人は見て下さい

作者

それと❤下さい😊

作者

読んでいただきありがとうございます。

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