7月1日(火)
17:00頃…
キラキラてるてる坊主の力で鬱先生の魔法を解いて、天気を雨から晴れに回復させた後、憂鬱城の周りの空は夜空になっていた。
鬱先生【大先生】
そんな…!俺が魔法で永遠に雨が降るようにしてやったのに、そのてるてる坊主で、俺の魔法を解いたんか…!
ソニック
そうさ!このキラキラてるてる坊主で、お前の魔法を解いてやったぜ!お陰で、天気が回復したぜ!
コトノ
鬱先生!私を誘拐した罰として、ビンタの刑にします!罰として、ビンタしてやります!
鬱先生【大先生】
あかん!それはやめてくれ!謝るからビンタせんといて!
コトノ
うるさい!黙りなさい!
コトノは鬱先生に自分を誘拐した罰として、ビンタの刑として、鬱先生に怒りがこもったビンタをした!
コトノ
鬱先生、これに懲りて、二度と私達に近づかないでください!
鬱先生【大先生】
痛ぇ…。コトノちゃんのビンタ痛過ぎる…。コトノちゃん、行かんといて…。行かないでくれ…。(😢泣😢)
コトノ
泣いたって無駄です!もう帰らせてもらいます!さようなら!
アルタ
コトノさん…?
コトノ
なに?アルタ?
アルタ
この人が可哀想だと思いませんか…?
コトノ
何で?どうして?
アルタ
恐らく…鬱先生はずっと孤独だったかもしれないので…寂しさのあまり…泣いてしまったかもしれません…。
鬱先生【大先生】
何で分かった…?
(😢泣😢)
(😢泣😢)
アルタ
僕には分かるのです…。きっとその悲しい表情から…こんな自分を愛してくれる仲間が欲しかったと思っているのかもしれないからです…。
鬱先生【大先生】
そうや…俺は今まで女誑しな一面があるせいでみんなからクズだと思われてずっと孤独に生きて来たんや…。
鬱先生【大先生】
一生孤独なのは嫌だったから…こんな自分を愛してくれる仲間が欲しかった…。(😢泣😢)
ソニック
そうだったのか…。鬱もアルタと似たような気持ちだったんだな…。お互い一生孤独なのは嫌だったって事か…。
アルタ
はい…。僕も鬱先生と似たような気持ちでした…。僕も一生孤独なのは嫌だったから…2年前に許されない事をしてしまった…。
鬱先生【大先生】
俺もアルタと似たような気持ちだったわ…。俺は自分を愛してくれる仲間が欲しかったから…昨日コトノちゃんを誘拐してもうた…。
コトノ
鬱先生…さっきはごめんなさい…。さっきは絶対に許さないあまりビンタしてしまって…本当にごめんなさい…。
コトノ
アルタと鬱先生の寂しい気持ちがよく分かりました…。
アルタ
コトノさん…!
鬱先生【大先生】
コトノちゃん…!
ソニック
コトノ、お前は本当に優しい奴だな。鬱、俺がお前の仲間になってやるぜ。その代わり、またコトノを誘拐するなよ?OK?
鬱先生【大先生】
えっ…!?ほんまか…!?ほんまに仲間になってくれるのか…!?
ソニック
Yes!俺は仲間を絶対に裏切らない男だからさ!俺と一緒に楽しくやって行こうぜ!
鬱先生【大先生】
ソニック…ありがとう…!ソニック…おおきに…!「おおきに」は「ありがとう」って言う意味やで…!
ソニック
鬱のしゃべり方、関西弁で面白いな!
その後、ソニックは鬱先生を連れて、街へと帰って行った。アルタとコトノはソニックと鬱先生に別れを告げて、1日ぶりに、自分達がいる夜空へと帰って行った。
6日後…
7月7日(月)
18:00頃…
あれから6日後…ついに七夕が 訪れて、街では七夕祭りが 行われていた。
はるてぃー
うたくんうたくん!
うた
なに~?
はるてぃー
織姫と彦星、
会えたかな?
会えたかな?
うた
う~ん…会えたん
じゃねぇ?
じゃねぇ?
はるてぃー
まぁ、俺がいるからね♪
うた
いや、キモいね。お前だけには無いわ。
はるてぃーとうたが七夕祭りを楽しんでいるその隣では…
ソニック
鬱。
鬱先生【大先生】
何や?
ソニック
織姫と彦星、
会えたかな?
会えたかな?
鬱先生【大先生】
う~ん…会えたんとちゃうか?
ソニック
織姫と彦星が会えると良いな。
鬱先生【大先生】
ソニック、俺は織姫と彦星の幸せを願っとるわ。
ソニックと鬱先生も七夕祭りを楽しんでいた。二人は織姫と彦星の幸せを願うのだった。
アルタ
コトノさん。今年もみんなの夢と願いがこもった星に囲まれた天の川を通れて良かったね。
コトノ
そうだね。今年もみんなの夢と願いがこもった星がいっぱいある夜空を眺めて楽しいよ。アルタ。
アルタ
コトノさん、いつもこんなに冴えない馬鹿な僕を愛してくれてありがとう。
コトノ
貴方も、いつも私を愛してくれてありがとう。
アルタ
コトノさん。僕らこれからもずっと、永遠に一緒にいようね。
コトノ
うん。私達これからもずっと、永遠に一緒にいようね。アルタ。
アルタとコトノはみんなの夢と願いがこもった夜空を眺めながら、みんなの夢と願いがこもった星に囲まれた天の川を通って行くのだった。
こうして、今年の七夕は悠久の愛に溢れた七夕になるのだった。
終わり。