テラーノベル
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俺は吹奏楽部でファゴットを吹いている
隣の席には 、 いつもクラリネットを吹く幼なじみのjpがいた
小さい頃から一緒で 、 同じ中学に入って 、 同じ吹奏楽部に入った
だからずっと隣にいるのが当たり前だった
でも 、 3年生になった頃から 、 その当たり前が少しずつ変わり始めた
jpが笑うだけで嬉しくて
他の人と話しているだけで気になって
気づいたら 、 俺はjpのことが好きになっていた
だけど言えなかった。
言ってしまったら 、 この関係が壊れてしまう気がしたから
夏のコンクール
俺たちは県大会を目指して毎日練習した
指が痛くなるまで吹いて
涙が出るほど怒られて
それでもみんなで頑張った
本番の日
ステージに上がった瞬間 、 客席は真っ暗で何も見えなかった
聞こえるのは仲間の息遣いだけ
指揮者の先生がタクトを振る
そして演奏が始まった
私たちは全力で吹いた
誰1人手を抜かなかった
曲が終わった瞬間 、 会場が拍手に包まれてた
俺は泣いていた
jpも泣いていた
だけど結果は銀賞だった
県大会には行けなかった
学校に戻るバスの中
みんな疲れて眠っていた
俺は窓を見ながら泣いていた
悔しくて
終わってしまったことが悲しくて
その時だった
jp
隣から声がした
jpだった
tt
そう言うと 、 jpは少し笑った
jp
tt
jp
その言葉に胸が苦しくなった
好き
本当に好き
でも言えない。
卒業したら離れてしまうかもしれないのに
数ヶ月後
3年生最後の定期演奏会
演奏が終わり 、 客席から大きな拍手が響いた
これで本当に引退だった
部員たちは泣いていた
俺も泣いていた
体育館の外に出ると 、 夕日が空を赤く染めていた
その時 、 後ろから名前を呼ばれた
振り返るとjpがいた
jp
するとjpは少しだけ俯いた
そして震える声で言った
jp
一瞬 、 時間が止まった
聞き間違いかと思った
tt
jp
jpの目にも涙が浮かんでいた
jp
その瞬間 、 俺は泣きながら笑った
悔しくて泣いた夏も
楽しかった練習も
最後の演奏も
全部がこの瞬間に繋がっていた気がした
tt
そう答えると 、 jpは安心したように笑った
夕日の中で見たその笑顔は 、 今まで見たどんな景色よりも綺麗だった
吹奏楽部で過ごした3年間は終わる
でも―――
俺たちの物語は 、 そこから始まった。
コメント
5件
エモい〜( っ ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )╮=͟͟͞͞🥺🥺🥺 続き楽しみにしてます!🎶
ああ、もう…最後の夕日のシーン、すごく良かったです。jpくんが震える声で「好き」って伝えるところ、ttくんが泣きながら「俺も…」って返すところ、全部が丁寧に積み重なってきた青春の一瞬って感じがしました。コンクールで悔し泣きした日々も、この瞬間に報われたんですね。吹奏楽部の空気感も伝わってきて、胸がいっぱいになりました🌷
きらくる
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虎神るの🐯✞💛
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