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とある金曜日の、23:30
神代 七織
神代 七織
神代 七織
神代 七織
社内には私しか残っていないはず。
そうだよね、週末で明日休みだから皆さっさと帰ってぱーっと飲んだりしてるよね。
……きっと。
神代 七織
神代 七織
事務所のフロアを出てすぐの、まさに目的の自販機の近くにある会議室の電気が点いていたのに気がついた。
がちゃり、とドアを開けると、
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
神代 七織
神代 七織
行きましょうか、と続けようとした、その瞬間、急に目の前が真っ暗になった。
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
パッと、小さな光が私の顔を照らす。
どうやら彼がペンライトを私に向けたようだ。
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
神代 七織
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
昔から、見えている筈なのに、‘’何も見えない‘’事自体が怖かった。
水の中だって、息が出来ない上に、目を瞑っているから何も見えなくて、
夜だって、月が厚い雲で覆われてしまうと光が無いから真っ暗で、何も見えなくなってしまう。
そんな恐怖にまたかられてしまうと思うと、震えが治まらなかった。
四宮 貴之
神代 七織
神代 七織
真っ暗な中、震えていた身体を、別の大きな身体が優しく包み込んだ。
「どう、大丈夫そう?」と、彼の声が耳元で聞こえて、頭をポンポンされて、余計にドキドキした。
……こんなにドキドキしたの、初めてかも。
心臓の音、聞こえてないよね……?
今までに感じた事の無いドキドキ感と、彼に抱き締められている安心感で、いつの間にか意識を手放していた。
神代 七織
神代 七織
目を覚ますと、会議室に朝日の光が差し込んでいた。
どうやら、朝までぐっすり眠っていたらしい。
そして、
四宮 貴之
神代 七織
……横には、一晩中寄り添い続けてくれていたらしい、彼の姿があった。
……ん?横??
神代 七織
神代 七織
神代 七織
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
きょとんとしている私のおでこに、そっとキスをして、意地悪そうに笑いながらぎゅっと抱き寄せられて、
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
四宮 貴之
神代 七織
神代 七織
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
神代 七織
四宮 貴之
四宮 貴之
神代 七織
四宮 貴之
神代 七織
神代 七織
それから、仕事場に戻ってパソコンを立ち上げた結果、
……保存したフォルダは消えていた。
せっかく誘ってくれた朝御飯は、喫茶店のモーニングを希望したものの、
また今度ね、と渡されたのは、
コンビニのメロンパンとカフェオレ。
そして、渡されたときの意地悪な笑顔が脳裏に焼き付いて中々仕事に集中出来なかったのは、
……本人には内緒ってことで。
Fin.