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あの後逃げるように家に帰って 何度も別のことを考えようとしたのに ご飯を食べている時も お風呂に入っている時も 宿題をしている時も ベッドに入ってからも 西畑さんのことが頭から離れない
早く寝なくちゃと布団の中で ギュッと目を瞑ると またあの瞳を思い出してしまった 長い睫毛の下から覗く黒目がちな瞳、 一度目が合うと簡単には逸らせない 僕の心を捉えて離さないあの瞳...
あぁっ、となんだかよく分からない感情に 振り回されて手で顔を覆う いつもより顔が熱い気がする こんなこと今までなかったのに... 僕、一体どうしたんやろ?
結局その日、眠りについたのは 明け方になってからだった
恭平
机の上に頭を乗せたまま放心状態の 僕の顔を覗き込んで 恭平が呑気な声を出す
流星
恭平
流星
恭平
大吾くん、その名前を聞いただけで 心臓が跳ねた感じがした もそもそと机から頭を上げながら 恭平に悟られないように平常心を装って話す
流星
恭平
流星
恭平
指をピースにして見せてくる
流星
恭平
と目の前でスマホを操作し始める恭平 ちょっ、ちょっ、ちょっと急展開すぎる! 家庭教師とかお金もかかるし、 まだ親にも相談してないし、 何よりこ、心の準備がっ
恭平
流星
恭平
500円なら自分で払えるし 親には後から言っても大丈夫やん、な?
そして何より西畑さんにもう一度会える これはもう、
流星