ノート : 日記

可愛いなんてさ そりゃあ誰でも照れるでしょ。

でも話してると気が楽な慎ちゃん。

ほんとに感謝しかないよ。

ひとつここで紹介。

ここは 特別棟の2F。

1年 ) 花川部長！この花を生けたいんですけど、どうしたらいいですか、？

1年 ) アドバイスありがとうございます！ やってみます！

生け花部の部長をやらせてもらってます。

私が先生に直談判したところ、その先生もその部が欲しかったと言ってくださり、

生け花部ができた。 最初は先生と私の2人だけだったけど、少しずつ部員も増えていき、

今では部員数 全20前半のそこそこの部。

何故、私が生け花をしているのかと言うとそれは親の影響。

親が趣味で始めた 生け花。 私も見よう見まねでやってみたが、

その当時、小学校2年と幼かったため、 生けた花をすぐはさみで切ったり、

茎を折ったりとまあまあ 怒られた。

成長していくうちに段々 上達。

週末は母と生け花教室にも通うほど。

1年 ) 花川先輩！！ちょっといいですか？

1年 ) この花の角度って斜めかまっすぐのどっちがいいですか？

1年 ) 先輩 意地悪です！笑

1年 ) 了解です、ありがとうございます！

私は 一番最初に入部したので 部長。

先生の代わりみたいなものだ。

今日もいつも通りに部活をしていたが、

？？？ ) 失礼しまーすっ

聞きなれたような声。 振り返れば……

と言って 風のように消えていった。

なんだろう。

そう疑問に思っていたら、きづいたら 時計の針が6時55分を指していた。

後輩たちが片付けを終え どんどん下校。

私は 部長なので最後に退出。

鍵を職員室に返して靴を履き替えていると

樹くんの後ろ姿が見えた。

隣には2人、見たことあるような影が。

ここからでは見えづらいが、空気的にはよろしくなさそう。

すると 後ろを向いていた樹くんが振り返った

立ち尽くしている私に近づいてきて。

口角を上げて言った後、 いつもの樹くんに戻って