1話目必読 書き溜めしてたやつです。 テスト被っちゃったんでリクエストくれた方 あと1週間お待ちください😭😭
青
上がった口角。 奴隷商売が違法だと言うことは分かっている。 当たり前だろう。
青
青
当たり前に奴隷に関する法を犯す貴族がほとんどのこの時代。 上位貴族は愚か、王家の人間でさえ 数十人の奴隷を抱えている。
…権力があれば、黙認されてしまうのだ。
青
まあ、よくある闇だ。 生き残るためにはそれを飲まないといけない。
青
なんて、 嫌なことを思い出して気分が沈んだ時。
ノック音が響いた。
青
ガチャリ、と扉を開く。 …開けた瞬間、衝撃が走った。
青
反射的に身を屈める。
…腹を殴られたんだ。 そう認識した時には、 更に拳を掲げる影が見えた。
青
水
ーー
怒声が響き、 何かを叩く様な音が響く。
水
俺の横に、 何かが倒れる音がした。
ーー
青
腹いてぇなあ…… 奴隷なのにこいつ力あるんやなぁ… なんて少々現実逃避をする。
ーー
青
ーー
水
土下座せん勢いで謝罪をする売人。 それに無理矢理引き起こされた… まぁ、“俺”の商品。
…ボロボロな身体に反し、 その目はずっとこちらを睨んでいる。
綺麗な瞳だ。 そう思った。
ーー
ーー
青
俺のコイツを見つめる目が否定だと捉えたのか、 慌てて交換を申し出る売人。
…こいつを手放すつもりは無くなったので、 丁重に売人を追い返させてもらおう。
それに、
青
奴隷だからと言って 人間を物として扱う奴は反吐が出る。
…腐った俺なりの光論だ。
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青
ーー
青
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やけに不満げな顔をした男が 部屋から姿を消す。
2人きりの空間になる。
青
水
青
俺の言葉に被せる様に、悲痛な声が響き渡る。
水
水
水
水
青
水
水
奪われて、奪われて。 やっと得た物も失って。
前も見えなくて。 誰にも理解されない。
俺だって勿論、
青
青
水
拳が目の前に振りかざされる。 それをただ見つめ、言葉を続ける。
青
なあ、父さん。
青
水
青
青
水
青
ガンッ、と腹部に2度目の衝撃が走る。
あー、流石に無防備で2発はキツかったかぁ… なんてぼんやり考えながら、意識を一つ手放した。
なぁ、父さん。 ずっと燃え続けてるこの怒りを 俺はどこに捨てたらいいのかな?
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スウーッ 神ですか?