わしがいたのは炎が燃え盛り、悲鳴が止まない程の地界じゃった。
うるさいくらいの悲鳴にいつも耳を塞いで、耳を塞がずに済んだのはことはとこともと話すくらい。
そんな毎日が嫌になってしまって2人とここを出ようと話をした。
地界の奴らは反対したが、もう決めたことじゃった。
ことに
わしは、もう耳を塞ぎたくないのじゃ
みんなを引っ張ったのはわしじゃ
みんなは助けてくれたと言ったが、これはわしのわがまま。
1度後悔もした。
そんなわしを元気づけてくれたのはみんなじゃ。
わしはみんなに救われたのじゃ
わしの気に入ったヤツらを悲しませてどうする。
絶対、生き返ってみせるぞ!
どこかからぶわりと音がした。
ことに
これが、ケツイの核かの?
目の前には台座に置かれた丸い球体。薄紫に淡く光っている。
ことに
ッ、、、腹を括らなくて仲間を守れるか
球体に触れた途端ピカーと光だして目を瞑った
ことに
ん、、
ことひ
あっ!ことに様!
ことに
おお!ことひ!昨日ぶりじゃな!
ことひ
ことにさまぁ、、
ことに
これこれ、泣くんじゃない。
ことひの涙を指で拭った。