こさめ
こさめ
と、俺はベッドから立ち上がった。
大体床の上は綺麗になって、 茶色の色の床の木目が はっきり見えるまでになった。
問題は机の上。
幾枚かの紙やペン。 そしてかたまった血痕。
こさめ
みこと君はよく、大丈夫と言った。
その大丈夫にはいつも影があった。
疲れた、なんて言わない。
いつも笑っていた。
こさめ
トクン、心臓が動く。
…周りのみんなが大好きで、 優しくて、よく抱え込んで、 1人になった時、陰で泣く君を
俺は知っていた。
こさめ
怒りと後悔がせり上がる。
やっぱり、許すのは難しいと思った。
大好きだからこそ、
…許したくない。
…なんか、いるまくんみたいだなと 思いながら、
俺は彼の机に手を置いた。
カサリ、手に紙が触れて、 紙の面が見える。
…それは
何度も何度も書き直されて、 涙でぐちゃぐちゃになった
こさめ宛の手紙だった。
“遺書”(下書き)
“こさめちゃんへ
えーと、こんばんは、かな?
こさめちゃんがこれを読んでるってことは俺はもう死んだってことでいいのかな?
んーまぁいいや、。
あんま長く書いてもこさめちゃんの時間勿体無いし短く書くけど…
こさめちゃんは初めて今の6人と遊んだ時のこと、覚えてる?
そうそう、あの公園。 意外に広くてたくさん遊具がある公園
そこでみんなで鬼ごっこしたよね。
その時、こさめちゃんが6歳?俺が7歳かな。そんくらい。
すごい恥ずかしいけどさ、俺がなんか…間違えて変なとこ行っちゃって、
それをこさめちゃんは泣きながら探しに来てくれたじゃん?
俺も泣いてたけど…w
その時 俺すごい嬉しか た。
このま 、みんなと会えなくなって1人で寂しい思いする かなって思ってた き、こさ ちゃんが、迎 に来てくれたことが
すっ い嬉 かった。 ありが う。(←何泣いてんだよ自分
…ですごい飛ぶけど…高校かな?
それくらいの時、俺のお兄ちゃん、湊が自殺した、よね
俺、その時こさめちゃんが湊のことが好きなの知 てた。
本 は、そんとき、俺 好き ったんだ。こさめ ゃんの と。
でも、 さめちゃ の好きな とが、湊 てこと、知ってたから…
俺なんか ゃって ってて…
あの 、こさめちゃんに なないで ていわれて…そのとき、こ めちゃんが好き て言って れたけど…
心の底 は、湊 弟だから、って 由なんだろうなって っと思ってた。
あ、そ だ。 じさつした…理由?ね
俺の部屋に、夜こさめちゃんが来るまで
いや、湊が 殺したとき ら、そのときまでかな
気が付 なかっただ ろうけど、 俺、精神科かよ てて、薬だ てもらったり、リスカしたり、
して んだ。
あの夜、が ってから こし気は変わった ど
やっぱり きるの 辛か た。
くるし った。
こさ ちゃ と過ごすと、 を傷つけ のが怖 て、もっ と死にたく った。
おれ 消えれば、 さめちゃん ず と笑え かなっ 思って、自殺 ることを 決め た。
…ご んね。
こんな で めん さい。
ほ とう ご んなさい。
い まで りが う。
おれ、みこと あめ こさめ 大好 です。
お はも いないけ 、
君は、がん っ 生き ね。
い まで、 り とう。
さ なら。
みこと
みこと
みこと、より”
ガンッ!!!!!!
部屋の外から鈍い音が聞こえる。
頰をつたる何かが
涙と気がつく。
…行かなくては、いけない。
……
その音はー…
こさめ
コメント
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いやどこがセンシティブなんよ。
えせんしてぃぶ?
みことくん死なないでぇぇぇ!!! たすかってくれぇぇぇぇ!