一覧ページ

学校の怪物 Ⅱ期

第17話 - 学校の怪物

150

2021年02月11日

#怪物

名無し

莱夜

なんで織田家の血が狙われやすいと言うのかはね

莱夜

私の御先祖様が嘘を流したのが始まりなんだよ♪

織田麗綺

お前の先祖…？

織田紗茄兎

嗚呼…貴女…確か…清少納言の末裔でしたね？

城覇満月

清少納言が織田信長の血の噂を流したと言うのか？

莱夜

そうだよ。

太陽音喪

…それが今も…伝わっていると言うのですか…？

月夜咲人

今もだぞ？

月夜咲人

麗綺お嬢様の御先祖様と莱夜の御先祖様は何年前の人だよ？

莱夜

まぁ…何年だっけな…

莱夜

結構立っているとは思うよ？

織田麗綺

怪物は…歳なんか喰わんからな…

月夜咲人

それはそうだけど…

織田麗綺

私達の御先祖様が死ぬ前に…

織田麗綺

怪物とか言う変な人の身を被った悪魔が産まれたからな…

莱夜

麗綺お嬢様、それは自分の事も悪魔と言っている様な物ですよ？

織田麗綺

ふん…どうせ悪魔だ。

織田紗茄兎

どうして、織田家が狙われる様な発言を貴女の先祖は言ったんですか？

莱夜

清少納言様は只単に

莱夜

詩を書いただけだ

莱夜

その頃町で崇められていた織田信長の事を詩で表したのだ。

莱夜

その詩は織田信長を崇めていた人々が信じてしまってな

莱夜

だから、みんな血を欲しさに狙っていたのさ

織田麗綺

貴様の先祖が書いた詩如きで私の命を危険に晒したという訳だな？

織田麗綺

それ相当の罰を与えられたはずだ。

莱夜

勿論清少納言様が書いたとバレましたよ。

莱夜

でも。

織田麗綺

なんだ？

莱夜

その詩は本当の事だったんです。

織田麗綺

は？

莱夜

ただのデタラメで遊び半分の気持ちで書いたと思ったら

莱夜

織田家の血は本当に病やら怪我やら治せる力のある血だったんです。

織田紗茄兎

でも…僕らそんな事何も聞いてませんよ？

月夜咲人

そうなのか？

織田紗茄兎

嗚呼、父上も母上も兄上も…誰もそんな事言っていませんでした。

城覇満月

ん〜…

織田麗綺

確かに…言っていなかったな…

織田麗綺

だが…その話を聞いたら…あの言葉の意味が分かったよ

織田紗茄兎

あの言葉？

織田紗茄兎

どう言う意味ですか？姉上…？

織田麗綺

父上母上兄上は戦闘前良くこう言っていたんだ

良いか？麗綺

敵の前では決して血を流しては行けないよ？

織田麗綺

てな。

莱夜

多分清少納言様が書いた詩がその時も流れていたんですね。

莱夜

まっ…本当の事ですから罰せられませんでしたけど。

織田麗綺

まぁ…本当の事なんだな…

織田麗綺

織田家の血が…狙われる事は…

莱夜

今も居るよ…

莱夜

ほら…

周りを見ると…

織田麗綺

…っ…

目をギラギラさせたこの島の怪物達が麗綺と紗茄兎を狙っている

莱夜

まぁ…この島の怪物にとっては嬉しい事だもんね〜

莱夜

血を飲めば…元の怪物に戻れるんだもん…

莱夜

意識は無くなってもそう言う事は知ってるんだね〜、流石怪物

織田麗綺

狙っているのは、私と紗茄兎だけか…

織田麗綺

他の奴は狙っていないな…

織田麗綺

…よし…

織田麗綺

満月…

城覇満月

何？麗…

織田麗綺

紗茄兎の事…頼んだぞ…？

城覇満月

何をする気？

織田麗綺

狙っているのは私と紗茄兎だけ…他の奴は狙っていない…

織田麗綺

怪物は私が相手をする…

織田麗綺

その間に中央部に言って怪物の動きを操作している機会がある…

織田麗綺

そこに行けば…怪物は動けないし…莱夜も能力を使えない…

城覇満月

確かに…怪物使いのあいつは…怪物を操れなくなる…

城覇満月

でも…

織田麗綺

なんだよ…

城覇満月

お前を…1人に出来ない…

織田麗綺

この状況で何言ってるんだよ…

城覇満月

紗茄兎と戦うのは嫌なのか？

織田麗綺

あいつを庇いながら戦うのは無理だ…

織田麗綺

それに…装置の場所は紗茄兎も知っている…

織田麗綺

紗茄兎も居た方が…

城覇満月

でも…

織田麗綺

満月…

織田麗綺

良いか…？人はいつかは死ぬだろ？

織田麗綺

病で死んだり…寿命で死んだり…戦争で死んだり…色々な死があるだろ…？

織田麗綺

怪物だってそうだ。

織田麗綺

病や寿命では死ぬ事は滅多にないけど…

織田麗綺

戦争では死ぬ事が多いだろ…？

織田麗綺

怪物なんか戦争の玩具だ…

織田麗綺

でもな…

麗綺は満月の手を掴みこう言った…

織田麗綺

人間怪物…一度でも輝くからかっこいいんだ…

織田麗綺

だから…私のかっこいい所を得と見ろ…

織田紗茄兎

姉上…

織田紗茄兎

嫌…です…

織田麗綺

紗茄兎…

織田紗茄兎

嫌です！！

城覇満月

紗茄兎…

織田紗茄兎

だって…僕は姉上を…

織田紗茄兎

…姉上を…救いたかった…！！

織田紗茄兎

いつも辛い思いをしている貴女を…救いたかった…！！

織田紗茄兎

僕は…何も…

織田紗茄兎

姉上に…何も…お礼が出来ていないんです…！！

織田麗綺

何言っているんだ？

織田麗綺

もう救われたし…お礼もされたさ…

織田麗綺

だって…

麗綺は紗茄兎を抱き締めた

織田麗綺

お前が…生きていてくれた事が…救いだったから…

織田紗茄兎

…姉…上…

織田麗綺

…大好きだ…

織田麗綺

あの日から…人が変わった様に…復讐しか頭に無かった私を…救ってくれた…

織田麗綺

…色んな奴らから…織田家を継げる訳ないと言った奴らを…消す事までした…

織田麗綺

消す事は駄目だけど…

織田麗綺

お前は…私を救う為に…守る為に…傍に居てくれて…支えてくれた…

織田麗綺

私はもう…消えるかも知れない…

織田麗綺

織田家を復活させると言う願いはこの手では叶わぬが…

織田麗綺

お前が変わりに叶えてくれたら。私は救われる…

織田麗綺

今まで散々酷い事や冷たい言葉を発したけれども…

織田麗綺

それでも…

織田麗綺

お前へのこの気持ちは…本当だからな…

姉上の涙が…僕の顔に落ちる…

その涙はとても暖かった…

姉上の涙を今すぐにでも拭きたかった…

やだよ…姉上と此処でお別れなんて…

もっと…姉上と…沢山…

楽しい事…辛い事…嬉しい事…苦しい事…乗り越えたかったし…

思い出も作りたかった…

織田麗綺

もう…始めるか…

嫌です…

織田麗綺

紗茄兎…中央部の装置までみんなを案内してくれ…

どうしてです…？

織田麗綺

装置を壊してくれ…

姉上は…

織田麗綺

私が怪物達の気を引いている間に…

何故…死ななければならないのです…？

織田麗綺

…紗茄兎ッ…！！！

織田紗茄兎

！

織田麗綺

早く…行けぇ！！！

織田紗茄兎

…！

織田紗茄兎

姉上…

織田麗綺

大好きだ…紗茄兎…

織田紗茄兎

…！

織田紗茄兎

姉上…！

織田紗茄兎

必ず…早く戻ってきます！！

織田紗茄兎

装置を壊したらすぐに！！

織田麗綺

分かった…

織田紗茄兎

……ご武運を……！！

莱夜

なんだ？麗綺お嬢様…

莱夜

死ぬ為に残ったのですか？

織田麗綺

あいつらの為だ。

莱夜

今でも白い肌をもっと白くしてやろう。

織田麗綺

…やってみろ。

織田麗綺

出来るなら…

莱夜

さぁ、怪物達よ

意識のない怪物達が続々立ち上がる…

莱夜

織田麗綺の血を一滴残さず飲み干せ！！

怪物は麗綺の方へと向かう

織田麗綺

…能力…使うぞ…

麗綺は力を貯め…

織田麗綺

三千世界に屍を晒すが良い…

織田麗綺

天魔降臨！

いっせいに出て来た銃を怪物達へ

織田麗綺

これが魔王の三千世界（散弾撃ち）だ！！

莱夜

！？

続々と怪物は撃ち殺されていく

織田麗綺

…

莱夜

…まさか…能力を使って…怪物を減らすなんてね…

織田麗綺

体力はまだある…能力はたっぷり使えるぞ。

莱夜

これは厄介ね。

織田麗綺

だろ？

織田麗綺

能力はこれだけじゃないしな。

莱夜

どう言う事d…

バキュン！！

莱夜

（心の声）？！私に！？

莱夜

（心の声）いや…違う！？

次の瞬間

莱夜のバックに居た怪物が頭を撃ち抜かれ死んだ

莱夜

…！？

織田麗綺

その怪物の動きを読んだ

莱夜

動きを読んだだと…？

莱夜

（心の声）何故だ…？何故読めたのだ…？

織田麗綺

そんな感じで…

織田麗綺

お前を殺す…

学校の怪物 Ⅱ期

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

150

3件

ありがとうございます😊

神様ですか〜(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ

神さまぁぁ

名無し

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

学校の怪物 Ⅱ期

第17話 - 学校の怪物

作者の他の作品すべて見る

#怪物の新着小説
一覧

関連するタグ

学校の怪物 Ⅱ期

第17話 - 学校の怪物

作者の他の作品すべて見る

#怪物の新着小説一覧

関連するタグ

#怪物の新着小説
一覧