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暖(ダン)
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暖(ダン)
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暖(ダン)
小学生の頃である。 満点以外取ったことのなかった僕は ある日90点を取ったのだ。
原因はクソ教師の八つ当たりと 僕の傲慢さだった。
暖(ダン)
周りにちやほやされ調子に乗った僕は、 今回100点を取ったら宿題を無くしてくれるよう先生に交渉したのだ。
クソ教師はフンと言って鼻の上にシワを作って席に戻るように言った。
テストにはまだ習っていない問題が出ていたが、僕は得意げに予習してきた内容を書いた。
テスト返却日、いつもより平均点が高かった。どの子供も褒められて嬉しそうに席に戻っていく。
そんな中僕は自分の点数を見て唖然としていた。バツがついていた。10点も減点されたのだ。
教師曰く、テストとは習ったことを理解できているか確かめるためのものであり今回の問題はわからないというのが正解なのだそうだ。
授業も聞かない不真面目で傲慢な生徒であるとそいつは教室で僕を吊し上げた。
心底腹が立った僕は生まれて初めて 言葉にならない奇声を発してメダカの水槽を倒し、めちゃくちゃに駅に走って、どこに行くかもわからない電車に乗った。
電車に揺られ、うつらうつらし始めた頃 電車のドアが開き金木犀の匂いがした。 僕はやけくそでその駅で降り気の向くまま歩いた。