1つのキャンディに

黒文字だぜ

ホワイトデーネタを書けよ

草

注意

青組BL

赤組BLちょびっと出てくる

学パロ

だんだん雑になっていく

どうぞ！

登校中、通学路を上機嫌で歩く

本日2月14日、

バレンタインデー！

謎の自信を持って早足で学校へと向かった

ガタンｯ

ドサドサっ

学校に着くや否や大きな音が聞こえる

続けざまに靴箱のほうでないこの声がした

そこには靴箱を開けた時に出てきたであろう床にぶちまけられた沢山のチョコと

チョコの入っている箱の角に足をぶつけたないこがいた

痛がっているないこを横目に自分の靴箱を開ける

ドザッ

自分の靴箱からも大量のチョコレートが出てくる

落ちたチョコを拾いながらほとけの物を探してみる

どうやら靴箱に入っていたチョコの中にはほとけのものは無いようだった

チョコを靴箱にギュッと強引に入れる

なんとか入ったチョコをないこに出され、手に抱えさせられる

歩き出すないこ

あいつ…！

ガラガラ

…ちょっとまて

とっても飛ばしてお昼休みだよ☆

チラッと女子の方に目をやるアニキ

…なるほど？

正直女子とかどうでもいいけど…

教室を覗きながら言ういふまろ

いち早く反応したのはりうらだった

俺を見つけてぱあっと顔を明るくしてくれるりうら

こっちに来たかと思うと何かを持っている

頬を少し赤くしながら渡された箱

中には美味しそうなカップケーキが見える

ふわっと微笑むりうら

嬉しさのあまりりうらに抱きつくとよろけてしまうりうら

うっわ、嬉し〜…

貰ったカップケーキを大事に持つ

みんなが楽しく話している中、俺はずっと考え事をしていた

…ほとけ、ほんとにチョコくれるんかな…

行きはあんなに自信いっぱいだったのに、まだ渡されないことで今は脳内が不安でいっぱいになる

野原に大雑把に寝転がるほとけ

ムスッと、あからさまに拗ねる彼

あぁ、可愛いなぁ…

視線がこっちに向いて、キラキラの笑顔を向けられる

…もう

そんな顔されたら、

ぼすっ

…またそんなことして

初兎の一言にボッと顔が赤くなるほとけ

凄い勢いでそう言いながら立つ

ほとけがいきなり立つもんだからビックリしてしまう

アニキに差し出された手を握りよっこいせと自分も立ち上がる

時間進むのが早い？気のせいです（By.黒文字）

…結局

え？！なんで？！？！

チョコが貰えなかったことにより勝手に気まずさを覚えてしまう

一言も会話がないまま、家に着いてしまった

寂しさを殺し笑顔をつくる

家に入ろうとしたその時

大きな声で引き止められる

バッと差し出された手の中には小さな飴玉が1つ入っていた

憎まれ口を叩きながらも顔は真っ赤なままでぺらぺら喋るほとけ

結局それだけ言ってほとけは逃げるように走っていってしまった

…飴玉か

余裕ぶっていたけれど、自分も真っ赤になっていたのは内緒