テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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兄弟なんかじゃいられない

第10話 - 亀裂

1,423

2021年08月17日

#すとぷり

#さところ

#るうりーぬ

#ななジェル

あーや

こんにちは主のあーやです！

あーや

いよいよこの物語も終わりが近づいてきました､､､

あーや

そして今回は暴力・暴言表現がありますので

あーや

苦手な方は見ないでください！

あーや

それでは、どうぞ！

学校

青

（今日は、待ち合わせの日だ､､､）

青

（紫兄と赤兄はダメって言ったけど）

青

（ちょっとくらい、いいよね､､､？）

石川

青くんおっはよ〜！

青

澪、おはよ

青

朝から元気だね

石川

そういう青くんは憂鬱そうだね

石川

桃さんとはラブラブしてる？

青

別に〜

石川

うわっ話逸らした！

石川

なになについにヤっちゃった？

青

ばっお前っ､､､//

青

もうちょっと慎めよ（小声）

石川

え、まさかまだなの！？

石川

おっそ！！

青

うるせー！

青

てか遅いの､､､か？

石川

よっぽど大事にされてるんだ〜ﾆﾔﾆﾔ

青

もうやめろよ//

石川

なんだ、元気じゃん

石川

ボーっとしてるから心配しちゃった

青

（わざわざ変な話題を持ちかけたのは、僕を心配してたからなのか）

青

あ、ありがと

青

全然平気だよ

石川

えー青くん隠すくせあるからな〜

石川

一回言ってみ？ﾄﾞﾔ

青

なんもねーよw

青

ただ１２時くらいから待ち合わせがあるんだよね

石川

え、１２時？

石川

まって学校じゃない？

青

え、？

青

まってよく考えればそうじゃんwww

青

気づかなかったwww

あいつはバカなのか？学校だって思わなかったのか？

青

（でも、これはチャンスなんじゃないか？）

青

（これなら兄弟の誰にもバレずに会えるんじゃ？）

青

､､､

僕は考え込む。

青

（僕は、あいつに会いたい）

青

（急に手紙をよこしたあいつの目的が知りたい）

青

（そのためには､､､）

石川

､､､青くん？

石川

だいじょぶ？

青

､､､澪

青

ちょっと手を貸して欲しいんだけど

石川

､､､え？

４時間目時刻　１１：００

青

（もうそろそろ､､､）

青

（澪、よろしく！）

石川

（ほんとにうまく行くのか〜？）

青

（お願い！）

石川

（しょーがないなぁ〜）

青

（じゃあ行くよ！）

青

う、うぅコホコホ

センセー

ん？

センセー

どうした？

石川

あ、青くんちょっと調子が悪いみたいです！

石川

私、保健室連れていきます！

センセー

あ、あぁそうか

センセー

よろしく

石川

（よし！）

青

（うまいぞ澪！）

廊下

青

よしっ第一関門突破！

石川

いや〜ドキドキしたよ

青

澪の勢い強すぎてセンセー引いてたよw

石川

えっほんと！？

石川

うわーやっちゃったぁ

青

まぁ助かったからいいけどw

石川

もうこんなヤンキーの手助けみたいなことしないからね！

青

うん、ありがとう！

青

この後は僕がやるから

石川

気をつけてね

青

後始末よろしく

石川

変な言い方するなw

石川

でも任せて！

澪は教室に戻っていく。僕の計画はこうだ。僕が仮病のふりをし、澪が僕を教室から出す ↓ 澪は教室に戻り、僕は早退したと伝える ↓ その間僕は学校を抜け出しあいつに会うと、いう感じだ。

青

（単純だけど、我ながらいいと思うな）

青

（さて、僕はここから抜け出さないといけないのか）

青

（監視カメラとかうつったらダルイな）

青

（まぁ適当にどこかの窓から降りるか）

ここは3階僕は廊下の最奥の窓から降りることにした。

青

（えーっとえーっと､､､あった！）

僕は壁にあるパイプを見つけた。これで下に降りる。僕は窓から出て、パイプに宙ぶらりんになる。

青

（下見たら終わり、下見たら終わり､､､）

僕はゆっくりパイプをつたって降りていく。

青

（きっつ､､､握力がもたない！）

青

（やば、手汗が､､､）

ｽﾞﾙｯ手汗で手が滑り、パイプを掴み損ねる。

青

おあっ！？

青

ﾄﾞｻｯ

青

いったぁ､､､！

僕は地面に着地した。足がジーンとする。

青

（でもよかった一階近くで､､､）

青

（これ以上高かったらケガだったな）

青

（よし、立ち止まってないで行くぞ！）

そうして僕は学校を出た。

青

（カフェって確かここら辺だよな､､､）

青

（後１０分､､､）

青

（とりあえずカフェに入るか）

青

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

店員

いらっしゃいませ

店員

お一人ですか？

青

あ、はい

店員

こちらの席へどうぞ

僕は案内された席へ座った。

青

､､､ﾌｩ

青

疲れた､､､

店員

ご注文はお決まりでしょうか？ｼｭﾊﾟｯ

青

えっあ、あのカフェラテ１つ！

店員

かしこまりました！

青

､､､

店員

お待たせしました！ｼｭﾊﾟｯ

青

！？ありがとうございます､､､

青

（あの人、はっや､､､）

前父

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

青

､､､！！

青

（あいつだ、あいつだ､､､！）

心臓がドクンドクンなる。　久しぶりに見たあいつは、前とあまり変わっていない。

店員

いらっしゃいませ、お一人ですか？

前父

いや、待ち合わせで､､､

青

（僕に気づくか？）

店員

今店に1人で来ているのは、あの方だけですが､､､

青

（店員さぁぁぁん！！）

前父

､､､！

前父

あぁ、あの子です

店員

ではあちらの席にどうぞ

前父

ｶﾞﾀｯ

あいつが真正面の席に座る。

前父

､､､久しぶりだな、青

青

､､､

青

（声が、出ない､､､）

前父

紫と赤は来ていないのか､､､

青

､､､今ちょうど学校だ、来るわけないだろ

やっと出たのは悪態だけ。もう怖くないと分かっていても、体が拒否反応を示している。

前父

､､､そうか、残念だな

青

（僕が来ている理由は聞かないのか？）

青

（ダメだ、これ以上話していると体がおかしくなる）

青

（目的だけ聞いて早く逃げよう）

青

､､､なんのために僕たちを呼んだんだよ

前父

あぁ、お前たちに言おうと思ってたのは

前父

､､､悪かった

青

､､､は？

前父

母さんとお前たちに暴力を振るったこと、離婚して反省したんだ

前父

もう一回家族でやり直したいんだ

前父

お前たちだって、母さんだけじゃ経済的にも困るだろう？

都合の良すぎる言葉にクラクラする。何より､､､

青

､､､母さんは、母さんはもう死んだ！

前父

えっ、

青

交通事故で死んだよ、なんで知らないんだ！

前父

知らなかった､､､

前父

で、でもそしたらお前たち３人だけだろ？

前父

父親がいた方がいいと思うぞ？

母さんが死んだことも知らず、しかもそのことよりも自分の用件を先にするコイツに目眩がする。

青

（なんでこんなのが生きていて母さんが死んだんだ？）

青

（会うのが間違いだった、もう無理だ）

青

､､､残念だけど、母さんは死ぬ前に再婚したよ

青

今は2人とも死んじゃったけど、僕には新しく兄弟ができた！

青

お前が入る隙間なんかないんだ！！

僕の大声に、店内がざわめく。肝心の父親は僕を見て呆然としていた。

前父

は、どういうことだよ､､､

青

もう二度と僕の、僕らの元に現れるな

店員

､､､すみません、店内での大声はちょっと､､､

青

､､､すみません、もう出ます

僕はカフェラテを一口も飲まず店を出た。怒りで体が燃えそうだ。

青

（許せない、許せない、許せない､､､！！）

ガチャバタバタバタ家

青

ﾊｧ､ﾊｧ､､､､

青

あ''〜、くそっ

青

死んでくれ、頼むから死んでくれ､､､

青

あいつが生きていて母さんたちが死んだなんて許せない､､､！

青

くそっくそっくそくそ！！

もう立ち上がる気力も歩く気力もない。この世界の何もかもが憎く思えた。

あれからどれくらいの時間が経ったんだろう。僕はソファから動けずにいた。

紫

ｶﾞﾁｬ

赤

青ちゃん！

2人が帰ってきた。

青

あ、､､､2人ともおかえり

青

（うまく、笑えてるかな､､､？）

紫

､､､嫌な予感がしたんだ

赤

俺も、当たっちゃったよ

青

えー、なんのことよﾊﾊｯ

紫

会いに行ったでしょ

青

誰に

赤

あいつだよ！

赤

なんで俺たちに何も言わずに会いに行ったの！

青

､､､行ってないって

紫

うそ、青ちゃんうそつかないで

青

､､､2人とも鋭すぎでしょ〜

青

（なんでバレちゃうんだろう）

赤

なんでこんなことしたの！

紫

さすがにこれは許せないよ

青

落ち着いてよ

僕たちはだんだんヒートアップしていく。

紫

青ちゃんはそういうところがある！

赤

青ちゃんはまだ子供なんだから！

青

は！？なんだよそれ！

黄

ｶﾞﾁｬ

橙

ただいま、なんかうるさない〜？

桃

外まで声響いてるぞ

紫

あ、えっとお帰り

橙

えーなになに紫赤VS青ちゃん？

橙

めずらしー

黄

ちょっと、なんか深刻そうですよ

赤

３人には関係ないことだから、悪いけど2階行ってくれない？

橙

またぁ！？

橙

最近そーゆうこと多ない？

黄

兄弟の中で隠し事はしない約束ですよ！

桃

なんか揉めてんのか？

３人は優しい言い方だけど、僕たちの苛立ちはおさまらない。

青

もう僕いいわ、部屋戻る

紫

は？まだ話は終わってないよ

赤

青ちゃん逃げんの？

青

は？そんなんじゃないけど

橙

めっちゃトゲトゲしとるやん、マジでどした？

黄

ケンカはやめましょ、話し合いで解決しましょうよ

青

こんな奴らと喋っても無駄だから

青

いい加減しつこい

言いすぎた、と思った頃にはもう時遅しだった。

青

あ、､､､

紫

いい加減にするのは青ちゃんでしょ

紫

頭冷やせよ

紫

ﾊﾞﾁﾝｯ

青

っ､､､

めちゃくちゃ怒っている。叩かれたほっぺが痛い。

橙

紫くん！

黄

暴力はダメです！

桃

青、大丈夫､､､

青

､､､触んないで

僕は桃兄の手を拒んだ。桃兄は傷ついたような顔をしている。良心が痛んだ。

赤

青ちゃん、一回落ち着こう

赤

紫くんも、ね

紫

､､､

青

､､､だるいだるい

青

あーめんどくさ

青

どいつもこいつも子供扱いしやがって

軽口のつもりが、チクチクと本音が混じる。

青

もういいわ

青

､､､部屋戻ろ

紫

青ちゃん！

紫

ｷﾞｭﾂ

腕を掴まれるが、勢いよく紫兄を突き放す。

青

触んな

僕は部屋に戻った。

兄弟なんかじゃいられない

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フォロー失礼します！続きが楽しみです！

天才ですか？！

続きが見たいです！！

あーや

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