もう、絶対に

無言等⭕ アンチコメ❌

ここはすとぷり学園

東京都の中心にある名門校だ

その中に

ある6人がいた

千葉出身 何でも出来る運動も勉強も完璧 優等生ななもり

大阪出身 クラスの中心でみんなを笑わす エンターテイナージェル

東京都渋谷区出身 イケメンイケボ 学園アイドルさとみ

埼玉出身 ヤギボで歌うと天然水 喧嘩強いヤンキーころん

東京都原宿出身 異例 1年生から生徒会長 腹黒プリンスるぅと

東京都新宿区出身 もはや犬 みんなの愛されキャラ莉犬

この6人は今年で3年生

生まれたところも

タイプも違う

そんな6人には

ずっと頭の中に

モヤがかかったような

そんな感覚があった

俺ってこんなんだったけ…

勉強も運動も

競えあえる大切な人たちがいた

もっと

学校も楽しかったはずなのに…

何かが違う

もっと楽しかった

乗ってくれたり

ツッコンでくれたり

いつも一緒にいた

そんな人たちがいた、気がする

いつからこんな生活になったんだろ

生きずらい

みんなが騒ぐから

俺は一人ぼっちだ

周りに優しく笑顔絶えない

そんな人たちがいたはず…

こんなはずじゃなかった

今更遅い

そんなの分かってる

でも

楽しかったはずなんだ

学校が

サボったり喧嘩したり

そんなこと、してたっけ…

生徒会室

ｶﾞﾗｶﾞﾗ ﾊﾞﾀﾝ

こんな僕でも

優しく接してくれてた人たちが

いたはずなんだ

誰か分からない

でも

いたはず……

可愛いねぇ

かっこいいって言ってくれた人たちが

いた気がするんだ

いつも笑わせてくれて

笑顔にしてくれた

そんな人たちが

俺(僕)は

何かを忘れている

とてもとても

大切なこと

それが何なのか

ずっと

探しているんだ