ばったりと出くわしたのは
賢二郎
伊達工……
??
へぇー、王者様も合宿参加するんだ〜。
??
二口、やめろ!!
すみません……
すみません……
大平さん
いえ、大丈夫ですよ。
賢二郎
(こいつらも参加するとは聞いてたけど…)
賢二郎
デケぇ……
??
皆様、ようこそいらっしゃいました。
その場にいた全員
?!!!!!
??
い、いつの間に……
伊織さん
わたくし、伊織と申します。
??
もしかして、召使いさん?!
伊織さん
召使い、というより使用人ですね。
賢二郎
(この人、全く気配がしなかった……
何者?)
何者?)
牛島さん
久しぶりだな、伊織。
伊織さん
ええ、若利様、お久しぶりです
大平さん
若利、知り合いなのか?
牛島さん
ああ。
賢二郎
(牛島さんと知り合い?)
伊織さん
とりあえず、中に入りましょう。
お嬢様が待って居られます。
お嬢様が待って居られます。
賢二郎
(お嬢様……?)
広大な敷地内にある俺ら用に用意されていた部屋に荷物を置き、体育館に行くことになった。
ガチャ
ドアを開け、中に入った
そこにいたのは烏野、青葉城西、そして
立花璃珠だった。
賢二郎
?!!
他のメンバーも伊達工の奴らも驚いていた
それはそうだろう。
彼女は最年少で日本代表入りした天才。
通称『コート上の天使』
全てのプレーが綺麗で繊細。
そのプレーと容姿に魅了される者が多くいる。
俺もその一人。
賢二郎
(こんなとこで会えるなんて……)
牛島さん
久しぶりだな、璃珠。
立花璃珠
久しぶり、若利くん。
賢二郎
牛島さんと、あの立花璃珠が、
知り合い……?
知り合い……?
二度目の困惑だった。
この後、伊達工の胡散臭い奴の提案で自己紹介することになった。