春花
春花
春花
辺りを見回すと、 ここは、どこかの教室のようだ。
春花
にゃ~ん
春花
春花
振り返るとそこには、
白猫がいた。
春花
にゃ~ん。
白猫をよく見ると、 首に水色のリボンが着いていた。
春花
春花
にゃ~ん。
春花
春花
春花
春花
春花
春花
春花
春花
春花
にゃ~ん。
いつの間にか、 白猫が近づいていた。
スリスリッ
そして、 春花の足元で身体をこする。
春花
春花
春花は、しゃがんで 白猫の頭を撫でた。
白猫は、暖かかった。
春花
春花
その時だった。
ポワッ
春花
白猫が一瞬光った。
そして、
その小さな身体が だんだんと消えていく。
春花
春花
あ…が…とう。
春花
春…花…ちゃんに、 最後に…あえてよか…た。
春花…ちゃん…。
私…春花ちゃんのおかげで 幸せ…だったよ。
春花
春花
だから…今度…は、
春花ちゃんが…幸せになってね。
春花
春花
春花
もう…自分を責めないで
私は…死んでしまった…けど、
春花ちゃんは…まだ…生きている。
だから… 春花ちゃんは、
私の分まで…
生きて…。
春花
春花
春花ちゃん…。
大切…に…してく…れて
あり…が…とう。
大輝
大輝
春花
春花
大輝
大輝
春花
春花
大輝
大輝
大輝
大輝
春花
春花
大輝
私は、大輝に全てを話した。
大輝
大輝
大輝
春花
大輝
大輝
大輝
大輝
春花
春花
春花
私は、泣いた。 ずっと泣き続けた。 大輝は、そばでずっと 私の背中をさすって落ち着くまで いてくれた。
あの日から かなりの月日が経ちました。
ソラちゃんが 私の手の中に残したもの。
あの空色のリボンは、
今までも お守りとして持っています。
私は、
ソラちゃんの分まで 強く生きようと思います。
どんなに辛くても、
悲しくても、
苦しくても、
もう死のうとしない。
私は、
生き続ける。
この青空に誓って…。
コメント
2件
ありがとうございます (。ᵕᴗᵕ。)ペコッ
(○´∀`)b イイネ