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粗筋… バケモノに捕まってしまった武龍 砂倉（ぶりゅう さくら）はどうあがいてもバケモノに太刀打ちできないと、気づき百鬼夜行の一員になるための訓練を受けることになる。
気味悪い訓練士
おいッ！動けッ！まぬけッ！
そう言いながら訓練士はムチで砂倉を痛めつける。
気味悪い訓練士
こんなんじゃ…したっぱにもなれねえぞ！
武龍 砂倉
はい…
気味悪い訓練士
やる気のない返事！
武龍 砂倉
はいッ！
気味悪い訓練士
てめえなあ…明日の審査テストで受からなかったらどうなるか知ってんの？
武龍 砂倉
し、知りませんッ！
気味悪い訓練士
へへ…教えてやるよ…。審査テストに落ちたら…ドラゴンの餌になるんだ…！
気味悪い訓練士
相当びびってんなあ…！
武龍 砂倉
（ドラゴンって私の村の…？！）
気味悪い訓練士
今日はもう終了だ…！部屋帰ってテストに備えとけ！
武龍 砂倉
はいッ！
砂倉の牢屋にて
武龍 砂倉
（…もう希望の光はないのかあ…）
武龍 砂倉
（私の村のドラゴンに殺されるんなら本望かな…）
武龍 砂倉
（寝よ…）
それから３時間後の朝
気味悪い訓練士
オイ…起きろ！
武龍 砂倉
あ、おはようございます
気味悪い訓練士
おはようございます？のんきなこといってんじゃねえ！
武龍 砂倉
はいッ
気味悪い訓練士
審査の時間だ…行くぞ…
武龍 砂倉
はいッ！
審査の会場
アナウンサー
ではお次の方は…武龍 砂倉さんです！どうぞお願いします！
気味悪い訓練士
ほら！行け！あの巨体の男、ぶっ倒したらテスト合格だ。
アナウンサー
さあ…どうぞ…？びびってるんですかねえ？
武龍 砂倉
はい！２６番！武龍 砂倉！
砂倉は数十分闘ったが体力の尽きは砂倉のほうがはやかった。
気味悪い訓練士
ドラゴンの餌だ…！
武龍 砂倉
ハアハア…降参します…
アナウンサー
おーっとここで降参宣言！ドラゴンの餌行きだああああっ！
気味悪い訓練士
よく頑張ったな…！さよなら～
謎の男
ちょっとまて…
アナウンサー
！？
気味悪い訓練士
！？
武龍 砂倉
ふぇ…！？
謎の男
その女…私が引き取ろう…いや…買い取ろう…
謎の男
さあ…来い…こっちは安全だ…
武龍 砂倉
はい…
気味悪い訓練士
オイ！てめえッ！よくも俺の…
謎の男
私に向かって『てめえ』呼ばわりですか…。諸君…このバカ訓練士をドラゴンの餌行きにしてやれ！
気味悪い訓練士
えっ…いやだッ…やめろっ離せっ…
そして訓練士は巨体の男に連れて行かれた。
謎の男
では行こう！砂倉…！
武龍 砂倉
はい…
つづく
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