六年越しの愛してる

ーいむハウスで子供組会ー

急にそんなこと言われてびっくりする 僕がいふくんのこと好き？あり得ない！ あんな無愛想で意地悪ですぐ僕のことからかう社畜なんて…！

そう言ってから僕は気づいた 高校の卒アルって、いふくんもいるくね？ そう、僕たちは同じ高校だったの ……どうしよ …まぁ、もう仕方ないか！開き直ろう！うん！

アルバムを持ってきた

何を言い出すんだ君たちは…

僕は集合写真のページを開いた …僕と、そのはるか後ろにいるいふくん 気づくかなぁ？

そう言って初兎ちゃんがさしたのは、まさしく僕

あります。たぶん

屋上に呼び出されたほとけ

僕といふくんは中学からの同級生 僕は中学からずっと片思いしてきた 本当なら好きって言いたい だけど…いふくんはどうかわかんないから、 言いたくないけど憎まれ口をたたくしかないんだよなぁ

…もしかして…告白、とか…？ って、そんなわけないか どうせくだらないことなんだろうけど

え？ …どういう質問？

告白なんてできないよぉ…

…え、これ、どういう脈絡？ 急に名前呼ばれたんだけど…

え…え⁉ いふくんが…僕を…好き⁉ え…両想いってこと？ …いやまてほとけ いふくんのことだから、これもからかってるに違いない

…本当、みたい… 真剣な顔でいういふくんの言葉は、信じる他なかった

この質問が来ると思ったから、話したくなかったんだよなぁ …たしかに僕らは付き合ってた でもそれは過去の話であって、僕はもう好きじゃないし、 いふくんも僕のことなんて大嫌いだろう …別れ方は、それほど酷いものだった 思い出したくもないし、無論、言いたくもない

耳を澄ますと、たしかに「ドンドンドンッ！」って音が聞こえる …だれか、僕の家のドアたたいてる？

バンッ！！ …ドアが開いたのかなぁ 壊れてないといいけど

そう言ったいふくんが、僕のことをチラッと見る バレてないよな、っていう確認かなぁ バレてるよ、って意味を込めて首を振る

青組推しの皆さんでした