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碧唯

格好つけたところで結果は変わんないよ

碧唯

お前は所詮

碧唯

自己の感情に左右され欲求を満たすためだけに他人を巻き込み、命を奪った

碧唯

変質者に殺された?

碧唯

何を言ってるんだ

碧唯

いい加減現実を見ろ

碧唯

お前はお前が陥れたやつの恨みで殺されたんだ!!

いち

何?

いち

違う、俺はそんなことしてない

いち

日常的にずっと優等生だったからな

碧唯

そこに嫌気が差したんだ

碧唯

誤魔化しても無駄だ

碧唯

お前自体、自分がやってないと思い込むようにしてるが、本当はどうだ

碧唯

お前の心の中の片隅にはあるだろ

碧唯

自分の罪の意識

いち

いち

…ハハハッ!

いち

アハハハハハハ!!

いち

お前、いいやつだな

碧唯

はっ?

いち

そんなに正義を夢見てんの?

いち

現実はそんなに甘くないんだわ

いち

賢いって不利だよな

いち

この世界の気づかなくていいところを知ってしまう

いち

俺はこんな世界なんてどうでもいい

いち

俺が動かせる世界だけでいんだ

波琉

自己中やん

いち

お前に言ってねえ!!

波琉

(理不尽…)

いち

現実は醜い

いち

だから死んで幽霊になった俺が変えてやるよ!!

碧唯

何言ってんのお前

碧唯

優等生なんてカタチだけじゃん

碧唯

お前実際そこそこだろ

いち

ああ!?

碧唯

お前の学年には

碧唯

お前以上に賢いやつがわらわらいた

碧唯

だから、お前は必死になって勉強した

碧唯

バカの悪あがきだとか秀才にもなれないレッテル貼られ

碧唯

ただの「真面目」「優等生」そんなイメージしかもってもらえず──

いち

うるさい!!

碧唯

お前の現実逃避はな

碧唯

メーワクなんだよ

いち

…あ……あ……そ…そんな……

碧唯

バイバーイ

いち

…っ!

…やっぱり、こういうときの碧唯くんは少し怖い

氷麗

…っ!

氷麗

戻っ…

波琉

気ィついたか?

氷麗

う、うん…

氷麗

どう、なったの?

波琉

お前が見たまんまだよ

波琉

なんかあの後領域自体が潰れて…気づいたらここ

氷麗

領域が…?

波琉

あの雨、終わりの合図だったのかもな

氷麗

なにそれ(笑)

波琉

氷麗

え、なに?

波琉

実はあの後

波琉

てんも…消えちゃって

氷麗

え?

波琉

その…気づいたら、いなくて

氷麗

嘘…

氷麗

ね、ねえ、またいつもみたいに来るよね?

波琉

波琉

わかんねえ…

氷麗

嘘でしょ?

氷麗

碧唯くんと会えないなんて…流石にそんなこと…

あたしは咄嗟に走り出そうとする

波琉

待て氷麗

氷麗

で、でも──!

途端に足がもつれて躓く

波琉

おいっ

波琉

あぶね──

波琉があたしを引っ張る

気がついてから初めて目があった波琉は、あたしを見てこう言った

波琉

お前…

波琉

正気か?

氷麗

えっ?

その瞬間力が抜けた

波琉

おい!!

次の日もその次の日も

学校に幽霊はいなかった

氷麗

(錯覚だったのかな…)

夢だとかそういう幻だとも思い始めていた。

波琉に聞いても

波琉

あーアイツら?知んね

波琉

いい加減現実に懸念すれば?

と言うし

雅は風邪引いてるし

氷麗

あああああああもおーー!

あげは

はは、どーしたの?

氷麗

あげはあ

あげは

てんくんのこと?

氷麗

うんー

氷麗

氷麗

え?

玲央

なんか、俺ら一応幽霊と関わったことあったらしくて

玲央

この前思い出した

あげは

そそ!

あげは

あたし、ふおに助けられて拉致られて、大変だったなあ

玲央

俺ふあに助けられたよ

氷麗

!?!?

あげは

記憶を戻されたの

氷麗

なにそれ、誰に?

玲央

それが──

波琉

氷麗!!

波琉

お前…見たか?

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