家庭科部部長と私

三ツ谷は何とか授業に出れたらしい

今日は鳥のソテーにサラダ

ぶっちゃけ、三ツ谷の料理は世界一だと思う

5分後

結果、大人気ない上にお説教をくらった

何やら真剣なトーンだ

何があったのだろうか

それは、先輩に押し付けられた薬

どう言えばいいんだろう

これは先輩の物？

そもそも、信じて貰えるのだろうか

未成年のくせにお酒を飲まされたとはいえ

口に含んだ私なのだから

彼の眼差しは真剣で、本音だった

生まれた環境を憎むな

この言葉は、彼だからこそ心の中に生まれたんだ

小さい頃から妹二人の面倒を見ないといけない

それがどんなに大変だったか

正直に話した

大変だった彼なら、私たちの環境を理解してくれる

そう、自然と感じたから

まだ言えない、私は彼に隠している事がある

……あれは、私が小学6年生の時

ガシャン！

私の家庭は、いわば虐待･育児放棄

とにかく、家ではいつだって身動きが取れなかったら

親は１年生の時に亡くなった

事故だった

そのあとは、たった一人の身内の叔父に預けられた

叔父のしてくることは3つ

殴る

蹴る

犯す……

優しい物言いの時は何時でも後者だ

そんな時、私は直ぐに物陰に隠れた

諦めたか……？

捕まれば最後

こいつが満足いくまで続けられる

終われば直ぐに出ていった

ある日

ドカｯ！ガシャン！！！

今日はいつにも増して動きが激しい

私はいつも護身用に包丁を握っていた

その日も、手はカタカタと震えながらも

懸命に包丁を握りしめていた

隠れていたものを叔父は持ち上げた

殴られる

振り上げられた拳を見て、咄嗟に手が出る

包丁を持っていたことも忘れて

ドサ

包丁は、喉を切り裂いていた

吹き出る血、苦しむ顔

クソジジイの歪む顔全てに

気分の高鳴りを覚えた

続けて欲しい方が2人もいて下さったので、少しでも続けられるよう頑張ります お知らせを見て下さった方、コメントをくださった方 ありがとうございました これからも精一杯頑張らせて頂きますので よろしくお願いします🙇‍♀️🙇‍♀️ コメントも待ってます NEXT→50　👁5～