SNSにハマった小学3年生の末路

小学3年の俺、豊崎 遼河 (とよさき りょうが)は最近Talk TokというSNSにハマっている。

本当は、13歳からじゃないと使っちゃいけないらしいんだけど、バレなそうだからやってもよさそう。

このアプリは、知らない人と話ができたり、自分の思ったことが気軽に投稿できたりするんだ。

周りは全員、中学生とか高校生だけどね。

今日も何か投稿するか。

ピコン！通知が届いた。

仲良くなった。

それから数ヶ月は何もなかったのだが…

1月の寒い日のこと。

ピコン！通知だ。

翌日。

その翌日。

それにしても、最近やけに多く連絡が来る。なんでだろう…

それから10日間、毎日連絡は来た。それもどうでもいい内容ばっかりだ。

俺は言うことにした。

素直に謝ってくれた。ちょっと言い方が強かったかも…まあいいや、所詮会ったこともない人だから。

それからこの人から連絡は来なくなった。

しかし…ある日、事件は起こった。

ピーンポーン

今は親がいないから俺が出ないと。

誰…？声は低いし、友達にこんな声の人いたっけ…？

インターホンに人は写っていないが、声だけは聞こえる。わざとカメラに入らないようにしているのかな。

行ってしまった。

数分後、親が帰ってきたので出来事を話した。

そう、実はTalk Tokを使っていることは親には内緒なのだ。

バスに乗った。

俺はTalk Tokを見てみた。

すると…

今日の朝に送られたメッセージだったから、不審なインターホンはこいつに間違いない。