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コメント
15件
るなも感じてるぅ? うんうんやっぱそうだよね あいつ徹底して潰しに 来てるよね
なんか自分もこんな経験したことあるから辛さがわかる...
帰ってきて
スマホをいじる気力もなくって
ただベッドに吸い込まれた。
et
あれから何も来てない。
私に構う訳でもなくて、放置状態。
ぴこんっ…、
et
ya君からだった。
震える右手をなんとか抑えて
緊張しながらもトークを開いた。
もしかしたら心配してくれてるかもしれない
なんて
淡い期待を抱いてた。
et
「ちゃんと里夏に謝んなね。優しいからきっと許してくれるよ。etさんだって、このままずっと仲直りできなかったら」
「色々と気まずいでしょ?」
期待を抱いたのがバカだった。
そうだよね、里夏ちゃんだよね。
既読スルーはまずいと思って、
「わかった、ごめん。」
とだけ送った。
et
自分から突き放したくせに
et
なんて
et
rn side
がたんッ…がたん…
ya
rn
ちらっ、てya君のスマホを覗いたら
熱心にetちゃんへのメッセージを打ち込んでいた。
「謝ったほうがいい」
とか
「きっと許してくれる」
とか…。
rn
一度 etちゃんにメッセージを送ろうとしたけれど
これ以上関与しても、etちゃんを苦しめるだけかもしれないと思ってやめた。
dn
mf
no
ur
no
日比谷 里夏
里夏ちゃんの手を見ると、ya君にぎゅっと握られてた。
rn
ya
日比谷 里夏
ya
rn
na
遊園地について、みんな張り切ってた。
日比谷 里夏
sv
rn
さっきのことがなかったかのように。
jp
mf
rn
ur
tt
dn
hr
ur
rn
違うなぁ。
na
日比谷 里夏
rn
少し日が暮れてきたけど、夜のライトアップを見るために
それまで遊園地を満喫してた。
でも何かが足りなくて
あんまり楽しくなくて
すごく張り切ってたのに
思ってたのと違くて…
その足りない"何か"が分からなかった。
rn
遊園地に売られていたキーホルダーに目が止まった。
日比谷 里夏
rn
rn
na
rn
日比谷 里夏
rn
…
…
お手洗いに行くっていうのは嘘。
rn
本当の理由は、お土産屋さんにあった一つのキーホルダーが気になったから。
rn
"etちゃん"だ。
今日何しても楽しくなかったのは
etちゃんがいなかったから。
今日どうしても皆んなと距離を置いてしまったのは
etちゃんが心配だったから。
チョコレートのキーホルダーと、チョコチップクッキーのお土産を一つ持って
お会計に進んだ。
jp
ya
dn
日比谷 里夏
ya
ya
ur
sv
na
hr
tt
mf
no
rn
皆んなと別れた後、rnは自分の家とは反対方向に走った。
タタタッ…
ya
rnに投げかけられた言葉も脳に入ってこなくて
ya
ただ、ずっと走った。
rn
rn
rn
ぴんぽーん……
…
…
rn
rn
ガチャッ
rn
et
et
rn
et
「rnちゃん久しぶりね~.これお菓子。」
rn
「夕飯うちで食べてく?」
rn
「etと仲良くしてくれてるしね!私張り切っちゃう!」
rn
「は~い.できるまで待っててね!」
ばたんっ
……
……
et
rn
rn
rn
etさんはお母様から出された クッキーを黙々と食べるだけで
rnはミルクティーを一口飲み込んだ。
rn
et
etちゃんは食べる手を止めて
こっちを向いた。
rn
et
遊園地のロゴが入った紙袋を手渡すと
驚いた顔で静止してしまった。
rn
rn
et
etちゃんはrnから紙袋を受け取って
中身を覗いた。
et
rn
et
etちゃんは少し嬉しそうに
胸の前でぎゅっと握りしめた。
et
よかった。喜んでくれてる
…じゃあそろそろ、rnがここにきた理由を話さなくちゃ。
rn
et
rn
et
どうやって切り出そうか。
etちゃんは不思議そうにこっちを見てる
rn
rn
変な振り方だな。
etちゃんは少し驚いてる。
et
rn
rn
どうしよう。言葉が詰まる。
余計なお世話かもしれない。
…でも
rn
rnにとっての親友がetちゃんであるように
etちゃんにとっての親友がrnであってほしいから。
et
rn
rn
etちゃんが悩んでいることは、もうわかってる。
でも
rnが口に出すんじゃなくて
etちゃんの口から聞きたい。
「何に悩んでいるのか」
「rnにできることはなんなのか」
etちゃん。rnはずっと、etちゃんの味方なんだよ。
et
rn
『友達と喧嘩しちゃってさ』
『……一緒に謝りに行こう!』
rn
『ねぇ見て!雪だよ!』
『雪合戦しようッ』
rn
『私…rnの親友でいて良いかな?』
『…?もう親友でしょッ!』
rn
rn
et
あぁ、泣かないで。etちゃん。
rn
教えて。
rn
rnはetちゃんを
et
独りになんかしないから。
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「親友」