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女帝

おぉ。自立型の神器が来るとは…

⁇?

…あんた…誰だ?

女帝

私の名前は…私は「女帝」。周りからはそう呼ばれている

⁇?

なぜ名前を言わない?

女帝

私が君をまだ信用しきれていないから。

⁇?

ほう…

⁇?

それで?俺を神器にするのか?

女帝

…あぁ。ちょっと反抗的なぐらいが、この先きっと楽しくなると思ってな

女帝

どんな結末かは分からないが…

⁇?

…?

女帝

あ、お前を神器にするんだったら、真名をつけなくてはならないな

女帝

さて、どうしたものか…

女帝

……よし。決めた!

女帝

これから私が所持する神器。お前の名前は「アカツムギ」だ!

女帝

ツムギ、“お前が神と悪魔を結ぶ者の右手になることを願っている“

パァァァ

ツムギ

…!!

ツムギ

承知いたしました

神器

(…懐かしい。)

琳寧

…………

琳寧

…決めた

凛音

お!

神器

琳寧

神器、あなたの真名はー

「暁月(あかつき)」

凛音

すげぇ。ルイよりもネーミングセンスあるじゃねぇか

神器

おい。ルイ様も素晴らしいセンスをお持ちだったぞ

凛音

多分…そう思ってるのはお前だけだぞ…

神器

はぁ?

凛音

それよりも、なんで暁月って真名にしたんだ?

琳寧

それは…ちょっと恥ずかしいんだけど…

琳寧

私自身の願いが、「みんなが笑顔になれるような世の中を作る“救い主“になりたい」って願いなんだ

琳寧

だからこそ、私の中でルイさんは憧れの神様。だから、いつかそうなれますようにって言うことで「アカツムギ」に寄せたのと…

琳寧

ほら、暁月って「夜明け」って意味もあるじゃん?

琳寧

だけど、夜は寂しいし、暗い。

琳寧

暗いお陰で輝ける存在もあるけれど、それでも少し寂しく思える

琳寧

そんな夜が明ける時に、みんなで笑っていたらいいな〜と思って…

琳寧

なんか…ちょっと恥ずかしいね…

神器

!!

凛音

すご。めちゃくちゃいい理由じゃねぇか

凛音

なぁ神器、どう思ー…え?

ポロポロ

凛音

なんで泣いてんだよw

琳寧

え?!嫌だった?そうだよね!慕っていた人からの真名の方がー

神器

いえ。そう言うことではありませんよ

神器

ただ…すごく嬉しくて

神器

まるで昔のルイ様との会話のように感じましたし、琳寧様が立派になられたことにも感動しましたし…

神器

何よりも、儂に期待をしてくださっていることを嬉しく思いました

神器

こんな儂で良いのならば、これから一生、どこまでもご一緒させてください

琳寧

もちろん!!

神器

そこでですが琳寧様…痛いのはお嫌いですよね?

琳寧

え?

神器

「名付けの儀」を行いたいのですが…それには多少の血液が必要でして…

凛音

…俺もできればやらせたくないが…やらないと暁月を正式に「琳寧の神器」として認めて貰えないんだよな…

琳寧

そうなんだ…

神器

もし嫌でしたrー

琳寧

やるよ。大丈夫

琳寧

何をどうしたらいいのか、教えてくれる?

神器

(躊躇しないんだ…)

凛音

(まぁそう言うよなぁ)

神器

わかりました。では、説明だけさせてもらいます。まず、儂の刀でご自身の手の平に、切り傷を加えてください。

神器

血が出ればいいだけなので、深くしないでくださいね?!

琳寧

わかってるよ…w

神器

それから、出血した血をインクとして、儂の刀に「暁月」を書いてください

神器

すると、何かしら変化が起きると思います。それで儀式は終了です

琳寧

なるほど…それじゃ、やってみるね!

神器

(…普通って、もう少し躊躇するもんじゃ無いのか?)

琳寧

なら暁月、刀になってくれる?

神器

ハイ…

パッ

琳寧

まずは…

シュッ

神器

(えと…入りすぎでは?)

琳寧

?大丈夫だけど…

神器

(そうですか…)

琳寧

これで真名を書くんだね?

神器

(はい。お願いします)

スラスラッ

琳寧

書けたよ〜

神器

(了解です)

ピカッ

琳寧

...髪型変わったね

暁月

えぇ。琳寧様がこの「暁月」と言う真名にルイ様の要素を入れたのが理由でしょうね

暁月

そして、これから僕は暁月ー

暁月

琳寧様の正式な神器となりました。これからよろしくお願いします

琳寧

うん!

琳寧

というか...一人称も変わるものなんだね

暁月

まぁ、性格などにも多少の変化はあるでしょうからね

暁月

それから、僕の能力も変わりましたよ

琳寧

どうなったの!?

暁月

属性が「火炎」というのは変わりませんが、性質が、「鋭く早い炎」になりました

凛音

どうゆうことだ?

暁月

口で言うのも難しそうですし、やってみせましょうか

琳寧

ありがとう!

凛音

なら...確か修行用の人形があったよな?

凛音

それで試してみるか

神器

わかりました

凛音

...よし、設置は完了したぞ〜

琳寧

はーい!

琳寧

それじゃぁ暁月、お願いね

暁月

はい

スッ(手と手を合わせてー)

ポゥ(着火)

暁月

行きますね〜!

琳寧

うん!

フッ

琳寧

...あれ?炎が消えtー

ジュワッ

凛音

おぉ〜。今のやつ、音速を超えたってことか?

暁月

はい。なので微妙な時差は生まれてしまいますが、調節すれば治るでしょう

琳寧

すごい!速かったのもそうだけど、人形が燃えるんじゃなくて溶けてたね!

琳寧

超高温ってことだよね?

暁月

そうなりますね...琳寧様に褒めて貰うとは、これ以上嬉しいことはないですね

琳寧

それだけ暁月は凄いってことだよ!

暁月

ありがとうございます

暁月

あ、それから...新しい技も使えるようになりましたが、今試してみますか?

琳寧

そんなことも出来るの!?

琳寧

やってみたい!!

暁月

承知致しました

救い主〜神様編2〜

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