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ウミ

くま?パンくま?どっちだ?

ベポ

どう見てもシロクマだろ!?

ウミ

うひゃぁー!喋った!アヒャヒャ!
名前は!?名前は!?

ベポ

ベポだ!

ウミ

ベポか!

ウミとベポで盛り上がっている。

それに対して、 サンジ、ゾロ、ナミ、ウソップがローに向かって口を開く。

『乙w』

ウミ

あ〜!悪ぃ!悪ぃ!お前は?

爆笑したまま、ローに尋ねる。

ロー

トラファルガー・ロー

ウミ

うっし!トラ男だな!

ロー

…はぁ〜、兄妹…

ルフィ

さぁ〜て!買いもんすっか!

ウミ

あ、待ってルフィ。

ルフィ

ん?どうした?

ウミ

私、お金持ってねぇ。

ルフィ

それならナミに任せろ!金いっぱい持ってっから!

ナミ

は!?ちょっと!ルフィ!

ルフィ

まぁいいじゃねぇか!アヒャヒャ!

ナミ

まぁ、いいか。
ウミ、欲しいものある?

ウミ

え?欲しいもの?

ナミ

……(『昔のアイツは我儘とか、自分の意見とかあんまり言わなかった。ずっと俺達の後ろを着いて来てたな。欲とか言ったことなかった。』)
ウミ、欲張ってもいいのよ?

ウミ

え?

ロビン

あなた昔から欲が無いんでしょ?

ウミ

そんなことッ…!

ロビン

今、我儘に見せてるのも演技。
違う?

ウミ

…なんで分かったんだ?普通なら分かるわけねぇ。隠すのだって上手い方だ。

ナミ

ん〜、そうね。
女の勘ってやつ?

ウミ

女の勘…?

ロビン

欲しい物を遠慮なく言いなさい。
あなたはもう私達の家族なんだから。

ウミ

!!!家族…?

ロビン

ええ。

ロビンは優しく微笑む。

ウミ

あり、がと…
ありがとう…!

ウミは嬉しくて涙を流した。

そんなウミをナミとロビンは優しく撫でる。

そして、ナミとロビンは優しく見つめ合った

ルフィ

どうしたんだ〜!早く来いよ!

ナミ

分かったわよ、全くもう!
うるさいヤツしか居ないの!?うちの船は!

ウミ

我が兄ながら、我が兄の仲間ながら変わってるな。

ロビン

私もそう思うわ。
今まで出会ってきた人達が悪い奴らばかりだった。
でもね、ルフィ達に出会えて良かったと思ってるわ。もちろんウミにもね。

ウミ

シシシッ!照れるなぁ〜。

ロビン

フフっ

ローは静かにウミを見ている。

ベポ

キャプテン、キャプテン!
キャプテン!

ロー

!!、なんだ…

ベポ

キャプテンこそどうしたの?
急に反応しなくなっちゃって

ロー

あぁ、いや別になんでもない。

ゾロ

てかおい、お前ら何時まで着いてくるんだよ。

サンジ

そうだ!とっとと帰りやがれ!

ロー

潜水艦が壊れてな。

『は?なんで?』

ベポ

敵襲だよ

『敵襲?』

ロー

一々、全てに反応するな。

ウミ

船に乗せてやろうぜ?
潜水艦が治るまでの間だけさぁ

ロー

は?

ウミ

だから着いてきてんだろ?

ロー

…まぁそうだな。
(なんで俺はコイツらに着いて来てたんだ?)
意味分かんねぇ、

ベポ

キャプテン!言葉変だよ!

変な会話ではあったがウミ達は買い物をした。

服屋を見たり、屋台を回ったり、宝石店や武器の店。

色んなところへ行った。

こんな楽しいのは初めてかもしれない。

赤髪海賊団に居た時もそこそこ楽しかったが、今くらい楽しいのは初めてだ。

そうしてウミ達は今、サニー号に向かって歩いている。

「「南の島はぁ〜温けぇ〜」」

ルフィとウミは歌を歌いながらサニー号に戻って居たが

音痴&雑音でナミに怒られていた。

そんなこんなしているとサニー号に辿り着いた。

そこでウミはあるものを目にした。

ウミ

あれ?私の船がこんなとこに。

???

ん?お前の船だったのか?

ウミ

誰だ、お前。

???

覚えてねぇのか?

ルフィ

あ!サッ!

ルフィが何かを言いかけるがロビンがルフィの口をふさぐ。

ウミ

お前なんか知るか!

???

白き覇王ウミ、麦わらのルフィ

ウミ

!!!

???

火拳のエース、もう1人お前には兄が居たはず

ウミ

え、に、兄ちゃんは…あいつは、もう…あいつはッ!

???

俺だよ、ウミ。

ウミ

…なぁにが「俺だ」
いいか、その船は私のだった、元はな!
でも今はちげぇ!
返してくるなら敵だ!

ウソップ

いや、意味分かんねぇよ!

ウミ

それに私はウミじゃねぇ!
私は!…えっとぉ…ん〜…

ウミは考えるが嘘が思いつかなかった。

諦めたウミはフードを深く被る。

???

顔を隠したくらいで妹の顔が分からねぇわけねぇだろ。

ウミ

妹ぉ〜?
あのなぁ、私を妹と呼ぶのはここにいるルフィと死んだエースと、もっと昔に死んだッ、
し、死んだ…

その男の顔がよく見え、ウミは驚いたようにたじろぐ。

ウミ

…う、うわぁぁぁ!サボ〜ッ!?

昔に死んだはずのもう1人の兄、 "サボ"だと気づく。

驚きのあまりウミは後ずさったが、躓き尻もちを着く。

サボ

昔、ダダンの酒を盗んで盃を…

ウミ

うあぁぁぁぁ!サボ〜!😭
なんだよ〜!一体お前どこに居たんだよ〜!
私、てっきり死んだんだと…

ウミは子供のように泣いている。

サボ

ごめんな、ウミ。
そしてありがとう。
生きててくれて嬉しいッ!

ウミ

ッ…!
でも、サボ、私は…
目の前でエースが殺されてぇ…

サボ

あぁ、エースは死んだけどお前とルフィだけでも、よく生き延びてくれた。
俺は何も出来ず、3人の兄妹を失うところだった。
お前らまで死んでたら1人ぼっちになるところだった。

ウミ

うわぁぁぁ…!

サボ

ありがとう。

サボは泣きじゃくるウミに優しい笑みで言う。

ナミ

ちょっとウミ、大丈夫?

ウミは泣き続けている。

サボ

ははっ、ルフィと同じ反応だな。

サボは困ったように微笑む。

そしてサボと感動の再会を果たしたウミと麦わらの一味、ローとベポはサニー号へ乗っている。

ウミ

なぁなぁ!サボ!

サボ

ん?

ウミ

今日一緒に寝ようぜッ!

『!?』

ルフィとサボ以外のみんなが、その発言に驚いている。

ウミ

な?久しぶりに寝よ?

サボ

まぁ、久しぶりだしな。
一緒に寝ようか。

ルフィ

あ!2人だけなんてずりぃぞ!俺も!
サボとウミと3人で寝るの久しぶりだなぁ〜!

ルフィはウミの肉まで食べながら言う。

ウミ

あ!ルフィ!私のまで食うなッ!

ルフィ

なんだ、いらねぇのかと思って。

ウミ

要らねぇわけねぇだろ!?
エロコック!飯!

サンジ

はぁ〜いウミちゅわ〜ん♡
おまかせを〜。

サンジはメロリンとしながらウミに言う。

サンジ

おい!ルフィ!
ウミちゃんのまで食うんじゃねぇよ!
妹には逆に分けてやれッ

ウミ

そうだ!そうだ!

そのやり取りを見ていたサボが口を開く。

サボ

ウミ、お前変わったな。

ウミ

え?

サボ

なんて言うか、欲が出てきたというか。

ウミ

……になった…?

ウミが小声で何かを言っている。

サボ

え?

ウミ

私の事、嫌いになった…?

ウミは泣きそうな顔でサボに尋ねる。

サボ

なんでそうなるんだ!?

サボは焦りながら聞き返す。

ルフィ

どうした?ウミ。

ウミ

ルフィは私の事、好きか?

ルフィ

おう!大好きだぞ!

ウミ

サボは?

ウミはルフィの後にサボを見て聞く。

サボ

聞かれなくても俺も大好きだよ。
俺達の可愛い妹だ。

サボはニッと笑って言う。

ウミ

ルフィ、聞いたか?!
可愛いだって!

ルフィ

サボは恥ずかしい奴だなぁ!

2人は爆笑している。

サボ

…でも嬉しいよ。
ウミが自分の意見を言えるようになって、俺は嬉しい。

ウミ

なんだよぉ〜!照れるじゃねぇかよ!

ウミは嬉しそうに笑いながらサボの肩を叩く。

サボは苦笑いしている。

ルフィの妹のお話

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