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鳥籠の中、彼女の日々〜職員ジョージアのL社での日常〜　※キャラ崩壊等注意

第19話 - いい人になりたい

2024年09月18日

#LobotomyCorporation

#1.5次創作

H-CHOCO

DAY21

ネビル

……？あれ、何を…

ジョージア

…どうしたの、ネビル？

ネビル

…少し酷い目に遭った。

ネビル

あの人には、僕なりの愛情を理解できないから…。

ジョージア

…？えっと…

ネビル

ううん、気にしないで。こっちの話。

ネビル

ふぅ…そうだ。朝ご飯食べる？

ジョージア

あれ、さっきのは…

ネビル

それも覚えてないのか…。

ネビル

時間を、巻き戻したんだよ。

ジョージア

あ…えっと…ごめんなさい…

ネビル

大丈夫。それで、どうする？

ジョージア

…おなか、すいてない。

ネビル

分かった。着替えて…さっさと行こう。

ジョージア

ん…わかった。

ネビル

……何故。

カルディア

あれ…昨日、彼に強い感情を抱いた気がするんだよね？

カルディア

あれは面白い感情だったな〜！

アシュリー

…何言ってるんだ？お前。

アシュリー

そうか…記憶は無いのか。それにこいつは…

ジョージア

なんの…はなし？

ネビル

…ううん、気にしないで。

カルディア

？カルメン？変わる？いや〜よくわかんないんだよね、気づいたら意識が飛んでて。

カルディア

あぁ、でも…なんだか、私の中に…昨日みたいな感情はある気がする！

ジョージア

……？

ティファレト

アンタ達！ぼーっと突っ立ってないで、業務の時間なんだから！

デスティニー

うぇ〜…なんだここ？物凄く広いな。

ミルフィ

もうそんな時間…

ミルフィ

（…エンケファリンを再び服用し始めてから…ぼーっとすることが多くなったな。）

ミルフィ

（まぁ、変なこと考えなくて済むから良いんだけど…）

シャーロット

今日は少しメンバーが違うんだね。

シャーロット

カルディアさんもいないし…

パメラ

…何か事情があるんでしょ。

端末

職員ミルフィ　O-01-04　へ　愛着作業　を行ってください

ミルフィ

んん…いってきます。

シャーロット

あら、新しい幻想体？気を付けてね〜？

ミルフィ

（人型って聞いてたし、一体どんな幻想体なのかと思ってたけど…）

ミルフィ

（…すごい！まさに魔法少女って感じで、服の装飾も可愛いし…）

ミルフィ

（…この子と、仲良くできたらいいなぁ…）

ミルフィ

（…幻想体と交流を深めるのは…とか聞かされたけど、関係ないよね？）

魔法少女

はじめまして！気がついたらここにいたんだけど…ここってどういう施設なの？

ミルフィ

はじめまして〜！ここは…えっと…

ミルフィ

…自己紹介から始めない？

魔法少女

うん、分かった！私は魔法少女、世界の平和を守る為にやってきたの！

ミルフィ

平和…すごい！頼りになるなぁ。

ミルフィ

私はミルフィ。ここの…ここで、貴方とお話する人だよ！

魔法少女

ミルフィ！よろしくね。

魔法少女

ねぇねぇ、ここには悪いやつらとかいるの？

ミルフィ

悪いやつ…というより、面倒な子たちはいるかな…

魔法少女

そうなの？任せて！何でも解決してあげるから！

ミルフィ

（鎮圧の手間が省けるなら…良いことなのかな？）

ミルフィ

うん！ありがとう、とっても助かる！

ミルフィ

（あれ…PE-BOXの生産量が増えてる？）

ミルフィ

頼られることが好きなのかな…

魔法少女

うん？どうしたの？

ミルフィ

大丈夫、こっちの話だから！

ミルフィ

そうだ、ずっと思ってたんだけど…服、すっごく可愛いね！

ミルフィ

私も、そういう服…着てみたいな。

魔法少女

えへへ…そう言ってもらえて嬉しいな。

ミルフィ

あっ、もうそろそろ時間みたい！またね！

魔法少女

うん！また何かあったら呼んでね！私が助けるから！

魔法少女

あっ！ちょっと待って！

ミルフィ

…？

魔法少女

（投げキッスをする）

ミルフィ

わ、わぁ！えへへ…結構楽になったきがする…

ミルフィ

またね！

魔法少女

うん！

ミルフィ

（なにかに執着してるみたいだったけど…）

ミルフィ

（可愛かったし…普通の女の子みたいだったし…）

ミルフィ

（えへへ…良い気分。）

シャーロット

あっ！お疲れさま！ミルフィちゃん〜

ミルフィ

わっ！お疲れさまです〜！

シャーロット

今のは…新しい幻想体だったの？

ミルフィ

うん！すっごく可愛くて〜、えへへ、頼りになりそうだったな…

シャーロット

珍しいね、怪我もそんなにしてないなんて…

ミルフィ

うん！とっても良い子だったんだよね〜！

パメラ

…嘘。今日の幻想体、結構強い子だったけど。

シャーロット

おかえりなさい、パメラちゃん。

ミルフィ

んー…同じ日だけど、危険度は別に一緒じゃないんじゃない？

ミルフィ

何故か、エネルギー生産量は多かったけど…いい子だったよ！

パメラ

んん…そうかな、そうかも。

シャーロット

まぁ…ここにはアンブルもあるからさ、ちょっとゆっくりしたら？

パメラ

うん、そうする。

ミルフィ

（アンブル…）

ミルフィ

（…ううん、思い出さなくて…いいんだ。）

ミルフィ

報告書、提出しなきゃ…

パメラ

私も、そうだね。

ミルフィ

うう…でもさっきあんなこと言っちゃったしなぁ…

シャーロット

でも、私に仕事の内容を伝える時は…そんなに怒ってもなかったよ。ちょっとツンツンしてたけどね。

シャーロット

あ…もうひとり、いた気がする。

シャーロット

ね？デスティニーちゃん？

デスティニー

え…そこで私に話振る？

デスティニー

折角微睡んでたのに…

シャーロット

仕事中に寝ようとしないの。

シャーロット

でも…いたよね？

デスティニー

あぁ…男？で、見た目はそんな変わらなかったけど。

ミルフィ

えっ！？あんな可愛い子がふたりも！？

パメラ

そういうところ。

パメラ

ん…十分休めた。傷もなんとか…

ミルフィ

それじゃ、報告書提出しにいこっか。

パメラ

うん、そうだね。

ミルフィ

あっ！ティファレトさん！！！！

ティファレト

あぁもう、うるさいわね！そんな大声で呼ばなくても分かってるから！

ティファレト

職員が元気なのは良いことじゃない？ティファレト。

ティファレト

ティファレトは職員に甘すぎなの！

パメラ

報告書、みて。

ミルフィ

ごめんなさい…私も！見てください！

ティファレト

はいはい…どれどれ？…うん、良いんじゃない？

ティファレト

あぁ、そうだ、貴方達にはまだ仕事を教えてなかったわね…

ティファレト

私は上層に用があるから…そこの二人！教えてあげてくれる？

シャーロット

わ、私…？勿論。

デスティニー

え〜…めんどくさ…

シャーロット

……。（何かを考えているようにデスティニーを見つめている）

管理人（放送）

あ〜試練…次は赤か。中央本部は廊下に移動して。その他は…まあ、いっか…。

パメラ

…行こっか。

シャーロット

うん…。

ミルフィ

うん！

いつもの日常、いつもの平和…

それが、続けば良いなって思ってた。

私が元々いた場所には、そんなものがなかったから。

ルノン

試練…まだ私達は行かなくて良いんですか？

ヴィル

ああ、もうじき管理人が指示を下すだろうから。

…ずっと、ここ最近、気がかりだったことがある。私といつも話してくれる、あの子達のこと。

ルノン

（ミルフィちゃんは、最近…少し元気みたいだけど…。）

ルノン

（…エンケファリンの影響って、ヴィルさんが言ってたっけ。）

ルノン

（それなら、結構心配だし…）

ルノン

（ジョージアちゃんは…片目…どうしたんだろう？）

ルノン

（幻想体の影響？それなら、今まで治ってないのは…何か理由があるのかな。）

こんなことをうだうだ考えても仕方ない、って…リビィに、昔…言われた気がするな。

ここには沢山職員がいるけど…事務員達とは関わりがない。だからなのか、皆…彼らが死んでも悲しむことすらしない。

管理人はいつもあんな感じだ。私達は勿論、事務員のことをゴミみたいに扱っている。

私は…人の役に立ちたかった。誰も苦しまなくて良いようにしたかったけど…

…いつしか、「全員を」救うことは諦めてしまった気がする。

リビィと、ヴィルさんと、私の同期と… 私に近い人たちさえ、救えれば、なんて…

管理人（放送）

……教育部門は、上の廊下にいるから。そこへ。

メイ

さぁ…行きましょう、皆さん。

ルネス

（ひどく震えている）

ルノン

…はい！行きましょう、皆さん！

ルネス

…ち、鎮圧ですよね！？

ルノン

今回は、そんな危険じゃないと…

リビィ

……足手まとい。こんなやつ見捨てて、行こう。

ホド

えっと…できれば、協力して鎮圧に向かってね。皆の安全のためにも…

ルノン

あっ…は、はいっ！

ヴィル

…ルノンに言った訳じゃないと思うんだけどな。

リビィ

…鎮圧完了。ルノン、下がって。

ルノン

あっ、え…あっ！

ルネス

！？！？わっ…

メイ

…初めてじゃないでしょうに。それに…

リビィ

何か言った？

メイ

あっ…いえ、その…申し訳ございません。

管理人（放送）

教育は大丈夫そうかな？情報へ支援をお願い。えっと…魔弾の射手のほうへ。

ヴィル

もう一度か…。

リビィ

ノルマの為ならば。

ルノン

…は、はいっ！

ルノン

あれ…もう鎮圧終わってましたか？

ヴェネス

ああ、でも支援はありがたい。足りないかと思ったから…

ヒガン

チッ…この程度、準備運動にもなりゃしない。

アモン

指揮に戻ろうか。

ハナ

はい！

ヴィル

…にしても、そんなに手こずったのか？そういうメンバーには見えないけれど…

グレイス

僕達は安全部門の支援を先に任されていたのと…武器も、火力が他の部門に集中していたのが原因でしょうね。

ハリー

俺達に期待して無いってことだろうな…。

ルノン

いえ、寧ろ実力を買われて火力の弱い武器を…

ルノン

いえ、ひとまず解決して良かったです！

リビィ

私達も戻ろう、ルノン。

リビィ

…それと、ルネス……後で話があるから。

ルネス

えっ…？！俺、今回は何も…

リビィ

…うるさい。斬るよ。

ルネス

うう…

ルノン

（…やっぱり心配。少し、見にいっても…）

管理人（放送）

立て続けにごめんね〜、紫の白昼が来るから…皆廊下で待機してて！

管理人（放送）

憎しみの女王が少し心配だけれど…

ルノン

あ…指揮の方、行ってしまいましたよ？

メイ

大丈夫でしょう、有能な方が多いですから。

ヴィル

俺達は待つしかないな…。

端末

職員グレイス　魔弾の射手　へ　抑圧作業　を行ってください

ヴェネス

あ…行っちゃうんですか？

グレイス

おそらく、次のクリフォト暴走を起こすための指示でしょう。心配しなくても大丈夫です。

グレイス

ヴェネス、僕は貴方を頼りにしていますから。

ヴェネス

頼りに…ありがとうございます。全力を尽くします！

管理人（放送）

紫の白昼が起こったから…指揮のみんなは安全に支援を。いま情報にいる職員は中央本部へ、終わったら自分の部門へ。なるべく急いで。

ヴェネス

行こう。

ルノン

はいっ！行きましょう！

ルノン

あっ、あれですかね？

ヴィル

…やるぞ。

ミルフィ

あっ、皆来てくれたんだ！中々削れなくて…

シャーロット

うん、助かるね…それじゃあ、やろっか。

ルノン

（あれ…ミルフィちゃんは安定してる…のかな？）

リビィ

…ルネス。前出て。

ルネス

ひゃっ！？無理ですっ、そん…

パメラ

今。ルネスに攻撃が向かったから。

ヴェネス

…よし。これで終わり！

ルノン

…お疲れさまです。戻って、また制圧…

管理人（放送）

中央本部は片付いたね？適当に散らばって各部門の制圧をお願い。指揮は…もう終わってる。

管理人（放送）

ううん…火力…集中させないほうが良かったかな…指揮は情報へ。中央本部は教育についていっても良いかな。

ルノン

あ…心強いですね！

ハリー

（機嫌が悪そうな様子で）

管理人（放送）

安全は…いいや。業務を続けて…

ヴィル

…妙に、含みがある…。

ルノン

えっ、新しくて危険な幻想体がいるから…じゃないんですか？

ヴィル

さぁな…俺達は俺達の仕事をしよう。さっさと今の研究も済ませたいからな…

ルノン

ふむ…。

ミルフィ

あんまり被害はでてないみたい！よかった〜

ルノン

さっ、『愛をください』…おねんねの時間ですよ〜！

パメラ

うん、ルネス、また囮ね。

ルネス

えっ！？い、嫌ですよ…人権！！人権は…A社に訴えますよ…！？！？

デスティニー

この企業に、人権があると思ってるやつがまだいたんだな…。意外だ。

ルネス

そ、そんな……

ミルフィ

……まぁ、翼だしね。

ルノン

ミルフィちゃん？

ミルフィ

ううん、なんでもない。やろっか。

パメラ

…まあ、頭も、ルネスが思ってるほどじゃないからね。

ルネス

うぅ……

ヴィル

…残体力は残り半分ほどだろうが…特殊攻撃、来るぞ。

ミルフィ

避けたほうが良いの…かな？

ヴィル

いや、管理人から指示は無いし。大丈夫な筈だ。

ルノン

それじゃあ、このまま体力を削っていけば良いんですね〜！

ミルフィ

ルノンちゃん…たまに、脳筋なところが…

ルノン

？

ミルフィ

なんでもない…

シャーロット

うんうん、ルネス君…そのまま避けてね。

ルネス

えっ…まだ続くんですか！？これ！？

ヴィル

…推定体力20％…そろそろ終わるな。

ルノン

よし！これでトドメです！

管理人（放送）

あ、お疲れ様〜そっちも終わったね？それじゃあ、業務に戻ってね。

ミルフィ

あ…ルノンちゃん、またね！

ルノン

はい！また会いましょ…

ホド

えっと…試練は終わったみたいだね…お疲れ様。

ホド

その、出来れば攻撃は分散させたほうが、皆の安全の為にも良かったと思うんだけど…

パメラ

こっちのほうが効率的だった。

シャーロット

まあ…ルネス君の回避能力は特に高いしね。

ホド

…何で私の言うことを聞いてくれないの…。

ミルフィ

ほ、ホドさん…

ホド

あ…ミルフィ……最近、調子はどう？部門、離れちゃったけど…。

ミルフィ

あ…私は大丈夫なんですけど、それより…

ルノン

（たしかに、ルネス君に全部押し付けちゃったのは悪かったけど…。）

ルノン

（…リビィも、パメラちゃんも、シャーロットちゃんも言ってたように…効率的…だったし…）

ルノン

（でも…ほんとにそれで良かったのかな…？効率のためなら個人を無視するなんて…「良い人」、失格だよね…？）

ルノン

る…ルネス君…ごめんね。

リビィ

……ルノンが謝る必要はない。

リビィ

…貴方が、間違ってる。この会社の目的は、効率良くエネルギーを集めること…ただそれだけ。

リビィ

……そうでしょう？

ルノン

り、リビィ……

ルノン

（…何が正しかったんだろ…どうしよう…）

ミルフィ

ほ…ホドさん…それで、あの…エンケファリンを…

ヴィル

…！

ヴィル

おい、エンケファリンはもう…

ヴィル

……やめるんじゃ…

ミルフィ

あ…えっと……

パメラ

…ううん、彼女は…

パメラ

もう、夢を見ることにしたから。

ルノン

み…ミルフィちゃん？

ミルフィ

……うん。

ミルフィ

もう…現実…疲れちゃった。

ミルフィ

…ごめんなさい。

ルノン

ミルフィちゃん……

ルノン

（…既に、壊れてたのかな…？）

ルノン

（…私、駄目だなぁ。）

ホド

…あ、少し話しすぎちゃったね…

ホド

ごめん……中央本部の子達は、そろそろ戻ろっか。

ルノン

……あれ。

ルノン

（…なんで私、泣いてるんだろ…）

ルノン

（裏路地でも、こんなこと…沢山あったのに。救えなかったことも、気付けなかったことも…。）

ホド

…ルノン……どうしたの？

ホド

えっと…つらいことがあるなら、私が聞くから…

ヴィル

…ルノン、気持ちは…わかる。

ヴィル

でも、お前のせいじゃない…仕方ないことだったんだ。

ヴィル

俺も、お前も…彼女を、救えなかったんだから。

ルノン

はいっ…でも…私…

ルノン

……もう少しちゃんと、向き合えてたら…

ルノン

もっと早く、気づけてたら……！

ルノン

…私が、救えたのかも…しれないのに…

ホド

えっと…ミルフィのこと？それなら…

ホド

彼女は、私の相談プログラムで救われたって…

ルノン

…でも、あんなの…ミルフィちゃんじゃない…

ルノン

ううっ…わかってたのに…無理してたって…

ルノン

（涙が止まらない…思考もぐちゃぐちゃ…）

ルノン

（だって…わかってるけど…こんな会社で…）

ルノン

（でも…ミルフィちゃんは…ミルフィちゃんは…！）

ルノン

（…いや……）

リビィ

ルノン…大丈夫。

リビィ

…あの子、多分…ルノンが思っているような子じゃないよ。

ルノン

…どういうこと…？

リビィ

…もともと、壊れてたと思うよ。

リビィ

…仕草を見てれば、わかる。

ルノン

…そんなっ…じゃあ、今までの…ミルフィちゃんは…？

ヴィル

…リビィ……それを、今言うのは…

リビィ

…仕方ないでしょ、ルノンが…悲しんでるんだから。

ヴィル

……。

ヴィル

…そうだな。無理は…してただろうな。

ヴィル

でも…

リビィ

…もう良い、ルノンが落ち着けるなら何だっていいから。

リビィ

ルノンのせいじゃ…ないってこと。

ルノン

（私のせいじゃ…ない…？）

ルノン

（そんな筈ない…私が…私のせい…）

ルノン

（こんな私…）

メイ

…ホド様、このままでは収拾がつきません。精神汚染中和ガスを吸入させるべきでは？

ヴィル

…そうだな。このまま慰めても暫く落ち着かないだろうし…

ホド

う、うん…わかった。

ホド

…やっぱり、定期的に全職員への相談プログラムを実施すればいいのかな……

メイ

…エンケファリンを採取させなければ、私は効果はあると思いますが。

ヴィル

……。

ルノン

（精神汚染中和ガスを吸入する）

ルノン

う…私……。

ルノン

…ちょっと、変なところを見せてしまいましたね。すみません。

ヴィル

ルノン……。

管理人（放送）

…教育部門も大丈夫そうかな？準備が出来たみたいだし、中央本部の廊下に向かって…

管理人（放送）

あ、全員、ね。試練鎮圧するから。

ルノン

…あれ、また試練…？

ルネス

えっ……白昼までじゃないんですか！？

ヴィル

いや…俺とカルディアが分析した感じ、深夜まで存在する。

ヴィル

今はまだ現れていないが…

メイ

大分大変そうですね…。

ルネス

い、今よりもっと酷くなるんですかね…？

ルノン

でも…皆で力を合わせれば、きっとできますよ！

リビィ

……うん。エネルギー生産のためにも、鎮圧しないと。

メイ

…管理人が指示を出すくらいですので、私達でも鎮圧は可能ということでしょう。

ヴィル

ああ…行こうか。

ホド

み、みんな…気をつけてね。

ホド

それと…今回の試練についての情報…教育マニュアルの作成の為に、集めてきてね。

メイ

はい…分かりました。

リビィ

……（軽く頷く）。

ルノン

いつ見ても、広いですね…。

ミルフィ

あっ…ルノンちゃん。

ルノン

ミルフィちゃん…大丈夫でしたか？

ミルフィ

ううん、ごめんね…。

ルノン

いえ、私が気付けなかったのが…

ヴェネス

ストップ。…大丈夫か？

ミルフィ

あ、ヴェネス…私は大丈夫だけど…

ルノン

私も、ミルフィちゃんを心配してただけで、大丈夫です！けど…

ミルフィ

はは…中央本部、ほんとに広いけど…20人もいると、やっぱり少し窮屈かな？

ヴェネス

ああ、良かった…ごめん。話してる途中だったろ？

ルノン

いえ…大丈夫です。少し落ち着きましたから。

メイ

ルノンさん、あっち行ってしまいましたが…大丈夫ですか？

ヴィル

心配だが…ここで刺激するのもな。

ミルフィ

あはは……うん、そうだね。

ルノン

あっ、ジョージアちゃんのことも気になってたんですけど…どうしたんですかね？

ヴェネス

あそこにいるけど…聞いてみるか？

ミルフィ

まぁ、翼だし…無い話では無いと思うけど…

ルノン

いえ…今度こそ、何かしら助けになるかもしれません。

ミルフィ

ううん……

ヴェネス

あ、ジョージア…片目、どうしたんだ？幻想体にやられたのか？

ジョージア

わ…わたし？

ネビル

あぁ…大丈夫。ちょっと色々あっただけで。

ジョージア

うん…

ルノン

…？

ルノン

ジョージアちゃん…なんか朦朧としてますね？

ルノン

（ミルフィちゃんとは…ちょっと違うけど。）

ジョージア

もう…ろう？

ジョージア

……？

ネビル

（気まずそうに目を逸らす）

ヴェネス

…お前が…何かしたのか？

ネビル

まあ…ちょっと。

ヴェネス

……。

ルノン

（…何この雰囲気…息が詰まる。）

ルノン

（裏路地でも、こんな…信じてたものが、段々崩れていくことはあったけど…）

ルノン

（リビィ…こんなとき、どうすればよかったんだっけ。）

ジョージア

…ううん、だいじょうぶ。

ジョージア

わたしは…

ヴェネス

……はぁ。

ネビル

…こんな筈じゃなかったんだけど。それは…申し訳ない。

ヴェネス

俺に責める義理は無いし…元いた所でも、変な行動ばっかするやつはいたから…

ヴェネス

…俺は、何も言わない。

ミルフィ

あ…えっと、何か楽しい話でもしよう！そうだ、今日担当した幻想体がものすごく可愛くて…

ルノン

わ、私…ちょっと教育部門の人達のところに戻ります！

ルノン

……。

ヴィル

…ルノン、大丈夫か？

ヴィル

相当…深刻そうだな。

ルノン

いえ、私は大丈夫ですが…

ルノン

…若干、気まずいですね…

ルノン

…リビィ、私は……

ルノン

私は、どうすればよかったのかな…

リビィ

ルノンは…頑張ったと思う。

リビィ

ルノンが頑張ってるのに…

リビィ

…あんな奴ら、切り捨てちゃえば良いんじゃない。

ルノン

き、切り捨て…？！

ルノン

でも、悪い子たちじゃなくて……多分、疲れちゃっただけなんです。

ルノン

私は…あの子達を信じたくて…

ルノン

…どうしたら、戻ってくれるんだろう。

リビィ

…ルノンがやりたいようにすれば良い。

リビィ

私は…いつまでも、ルノンの側にいるから。

ヴィル

…ルノン……。

ヴィル

…切り捨てる、は言い過ぎだと思うけど…

ヴィル

…ルノンが抱え込み過ぎるのはいけない。

ルノン

でも…それでも…

リビィ

…ルノンがやりたいようにやれば良いの。

リビィ

貴方、少し静かにして。

ヴィル

それはルノンの為にもならな…

ルノン

…そうですね。

ルノン

私は…良い人の皮を被った…偽善者、ですよね。

ヴィル

そういうわけじゃ…

ヴィル

…確かに、夢見がちではあるが。

ルノン

あはは…

リビィ

違う…ルノンは…

リビィ

私を唯一助けてくれた、私の天使なのに…

リビィ

あなたに、何がわかるの。

ヴィル

お前の気持ちも分かるけど…このままっていうのは…

ルノン

（…どうしよう。）

ルノン

（私…どうすればよかったのかな。）

ルノン

（いっそ…全部、諦めるべきだったのかな。）

管理人（放送）

皆回復したね？それじゃあ、暴走ゲージ進めるから！

ルノン

（結局…私、救えなかったんだな。）

CHOCO

もうちょっと場面転換というか表現なんとかなんなかったん？

CHOCO

グダグダですみません。ちょこです。

CHOCO

三原色でプチバズして嬉しいけど同界隈に12万いいねとかついててビビっちゃった…

CHOCO

ヴァ夜のおかげでホドチャンの解像度がとても上がった。

CHOCO

まあそれもあってね、色々あって勿論のことなんですけど、

CHOCO

解像度が上がっていくせいで
「前はこんなんなかったじゃん！」とかあるかもだけど、

CHOCO

あと解釈違いがとにかく怖いしグダグダなので沢山こちらも供給欲しくて

CHOCO

まあとにかくグダグダなのと矛盾だらけですみませんということですわよ。

CHOCO

三原色、解釈までは出来てもマジで表現力がないので

CHOCO

批判とかこうしろとか沢山ください

CHOCO

ルノンちゃんがどういう風に壊れるかとかもマジで解像度足りなかったかもな…

CHOCO

ください解像度

CHOCO

修正するほどの気力は無いかもなので次以降次以降…って感じでちゃんと修正していきたい

CHOCO

まあ修正かけるなら１からかけないのがおかしいよね

CHOCO

そもそも修正かけるってちょっとその時々の解像度が下がるから無理

CHOCO

だからどんどん解像度高くしてくしかない…すまんな

CHOCO

批判も情報もください

CHOCO

ではありがとうございますた…

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ルノちゃの壊れ方かぁ…ルノちゃは多分明るいままだけど周りが肯定する人たちが多いから（？）自分のやってることがどんなに間違っててもあってるっていう認識になって行く気がする（語彙力なくてすまんな）今回めちゃくちゃ長くて面白かったです！

H-CHOCO

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