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序章 等活(とうかつ)地獄
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橋本 三留(みつる)
俺は聞き覚えのある声で目を覚ました。
視界は真っ暗だが、自分がどういう状況で拘束されているかは身体の感覚でわかった。
木の椅子に、頑丈に固定されている俺の足はびくとも動かない。
両腕は背もたれの後ろで、両腕がちぎれそうな程キツく締め付けられている。
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
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どこかで聞き覚えのある声。 だが、思い出せない。
橋本 三留(みつる)
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橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
嫌な汗が、だんだんと身体から湧き出てきて、息ができなくなる、胸が苦しい、
橋本 三留(みつる)
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鼓動が早くなる。
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
奴が耳元で囁く。
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橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
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橋本 三留(みつる)
その言葉を奴から聞いた瞬間、俺の口の中に大量の粉のようなものが流し込まれた。
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
次第に、意識が遠のいていく。
俺、死ぬのか.......?
気づけば、辺りは誰もいない真っ赤な世界にいた。
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
次第に、俺の足に尋常じゃない痛みが走る。
下をみると、地面は無数の針で埋め尽くされてるじゃないか!!
橋本 三留(みつる)
俺の足が、血まみれになっていく。
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
橋本 三留(みつる)
第1話 地獄の案内人
熊本県立 ○○高校
今朝、緊急で職員会議が開かれた。
校長
校長
校長
龍希(たつき)先生
ザワザワ
他の先生たちはザワつく。
校長
校長
校長
校長
鳥鼠(とね)先生
龍希(たつき)先生
校長
校長
校長
校長
校長からの呼びかけに、皆が頷く。
校長
校長
校長
校長のその言葉を聞いて、 各々が授業準備に差し掛かる。
鳥鼠(とね)先生
そう考え、俺は職員室を後にした。
プリント室
俺は、今朝の職員会議を思い出していた。
鳥鼠(とね)先生
実は、先月も1人この学校の生徒が亡くなっている。
1人目は 神崎 めぐみ。 うちの学校の2-1の女の子。
つまり、僕が担当しているクラスの生徒である。
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
学校の監視カメラは壊れていて、記録されていたり、されていなかったりでまちまちだった。
そのため、事件性はないとし、 神崎 めぐみの死は " 事故死 " と判断された。
すぐに病院に連れていけば、 彼女は助かったかもしれない。
だが周りに誰もいなかった彼女は、 本当に運が悪い。
そんな事を思い出しながら、僕は今、 1時間目に使用する数学のプリントを大量に刷っていた。
龍希(たつき)先生
後ろで、声がした。
僕より1つ上の学年の先生。 国語科の教師である。
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
僕は東京の高校教師を諦め、 新卒でこの熊本県の高校に来た。
3ヶ月ほどたって、 もうすぐ楽しい体育祭な待っている。
そこで、この事件が起きた。
そのことを気にかけてくれるとは、 龍希先生は意外と優しいかもしれない。
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
龍希(たつき)先生
教師達が相談箱の中身を全く確認しないないことは、なんとなく分かっていた。
デジタル化が進んでいるこの時代に、 言いにくい相談をわざわざ紙に残す生徒なんていないと思っているのだろう。
なんとなく、その気持ちは分からなくもない。
ピーッ ピーッ
そんな事を考えていると、授業に使うプリントが全て刷り終わった。
きっと龍希先生もプリントを刷りたいだろうし、 時間も迫っていたので早々に話を切り上げ、
僕は印刷室を後にした。
2-1
ザワザワ
教室に着くと、案の定噂は回っているようで、 いつもの10倍は教室がうるさい。
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
クラスの生徒達
僕がそういうと、皆席に着く。 数分もかからない。
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
そう伝え、アンケートの紙を配り終わった後、 僕はホームルームを終わらせた。
クラスの生徒達
僕のクラスの子達は皆、真剣な顔をしていた。
きっと、皆なら素直に答えてくれるはずだ。
帰りの会
帰りの会になって、僕は、 皆が書いたいじめに関するアンケートを回収した。
鳥鼠(とね)先生
紙をざっと見たが、クラスのいじめに該当しそうなことを記述している生徒は見当たらなかった。
当然である。
僕のクラスに限って、いじめなんて起きていないことは分かっていた。
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
ガタンッ
狗巻(いぬまき)君
僕の言葉を聞いた瞬間、教室の1番前に座っている狗巻君が一目散に教室から出ていった。
クラスの生徒達
鳥鼠(とね)先生
それに続き、他の皆がぞろぞろと教室を出ていく。
狗巻君以外は、基本的に僕に挨拶してくれる。
「ばいばい」「また明日ね」 の言葉を生徒から聞くと、
なんだか僕を必要としてくれるようで嬉しかった。
心猫(ここね)
心猫(ここね)
心猫ちゃんと、隠れるように隣にいる隼兎(はやと)くんが、僕に話しかけてくれた。
鳥鼠(とね)先生
隼兎(はやと)
心猫(ここね)
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生