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ーチュンチュン...チチチ...ー
そんな軽快な鳥の声で目が覚める
こんな絵に描いたような爽やかな朝は、森に住む美形にしか訪れないものと思っていた
第1話 【6月の転校生】
まだ覚醒しきれていない目を擦り、スマホをタップして時間を確かめる
遠野 晴矢
爽やかでスマートな朝は俺にはまだ早かったみたいだ
寝起きで怠いと嫌がる身体を動かして、なるべく急いで支度する
遠野 晴矢
晴矢ママ
晴矢ママ
何やらリビングがドタバタと騒がしいなと思ったら、母さんまで寝坊をしたらしい
まだ新しくぶかっとした制服に身を包み、母さんの後に続いて家を出る
俺の通う学校はごく普通の公立高校
入った理由なんて自分のレベルにあっていたから、とかそんなもん
父さんは既に他界していて、今は母さんと俺の二人暮し
母さんはバリッバリのキャリアウーマンで、母子家庭になってもそれは変わらなかった
そんな母さんを俺はもちろん尊敬しているし、とても大切に思っている
そんな俺は至って普通の高校一年生だ
これと言って目立った特技がある訳でも特徴がある訳でも無く、平和でのんびりとした日常を送っている
俺の日常とは全く異なる母さんの運転のおかげで、何とか遅刻は免れた
すれ違う先生や友達に気の無い挨拶を告げながら教室へと向かう
教室に入ると、いつもの様に俺の机の周りには何人か人が集まっていた
遠野 晴矢
小林 竜太
前田 昇太
遠野 晴矢
前田 昇太
中原 舞
遠野 晴矢
中原 舞
中原 舞
小林 竜太
小林 竜太
小林 竜太
遠野 晴矢
小林 竜太
小林 竜太
前田 昇太
中原 舞
伊与田 千香子
小林 竜太
前田 昇太
小林 竜太
遠野 晴矢
今日も朝から皆元気で何よりだ
何人か中学から一緒の奴がいて、高校始まってまだ2ヶ月だけど友達は割と多い
とゆうのも、ノートを借りていった竜太がいつも人の中心に居る奴で、竜太と仲良いから必然的に皆俺にも話しかけてくるって感じ
ーキーンコーンカーンコーンー
朝礼の始まりを告げる鐘が鳴ると、皆慌てて席に着く
クラスの担任が変な教師で、入学式早々に席替えをした
そのおかげで、俺は窓際の一番後ろとゆう特等席を手に入れたのだ
窓際は良い
いつでも横を見れば、視界いっぱいに空が映る
今日の空はとても青くて、雲が真っ白だった
ーガララッー
三好 貴文(担任)
気の抜けた声がしたかと思ったら、担任の三好先生がこれまたダルそうに教室へ入ってくる
その両手には何故か、授業で使う教科書や資料集が1式抱えられていた
日直の号令で朝の挨拶を終え、三好先生はすぐに黒板へと何かを書き始める
三好 貴文(担任)
三好 貴文(担任)
小林 竜太
中原 舞
前田 昇太
小林 竜太
三好先生は黒板に"田所 姫乃"と書いた
小林 竜太
坂本 幹久
三好 貴文(担任)
三好 貴文(担任)
クラスがしんと静まり返る
???
ゆったりとしたその声に、緊張の色は感じられなかった
田所 姫乃
田所 姫乃
田所 姫乃
田所 姫乃
第一印象は"綺麗な子"
小林 竜太
前田 昇太
伊与田 千香子
中原 舞
中原 舞
田所 姫乃
田所 姫乃
第二印象は"上品な子"
三好 貴文(担任)
三好 貴文(担任)
三好 貴文(担任)
三好 貴文(担任)
遠野 晴矢
三好先生に言われるままに右手を挙げる
この教室で空いてるスペースは俺の隣しかない
そうだよな、何で隣に机と椅子があるの気付かなかったんだろう
三好 貴文(担任)
田所 姫乃
小林 竜太
前田 昇太
三好 貴文(担任)
小林 竜太
中原 舞
小林 竜太
クラスの皆が竜太に注目して笑っている中、俺の視線は真っ直ぐに向かってくる人物に注がれていた
歩く度にハラハラと揺れる髪が一瞬一瞬で絵になる
第三印象は" "
田所 姫乃
遠野 晴矢
三好 貴文(担任)
ポケッと田所さんを見詰めていると、三好先生からお呼び出しが掛かった
田所さんが椅子に座ってから立ち上がり、彼女が歩いた通路を通って三好先生の元へと向かう
遠野 晴矢
三好 貴文(担任)
遠野 晴矢
田所 姫乃
三好 貴文(担任)
三好 貴文(担任)
伊与田 千香子
小林 竜太
遠野 晴矢
遠野 晴矢
中原 舞
田所 姫乃
田所 姫乃
三好 貴文(担任)
三好 貴文(担任)
田所 姫乃
遠野 晴矢
遠野 晴矢
小林 竜太
前田 昇太
伊与田 千香子
前田 昇太
三好先生から渡された田所さんの授業必須アイテムを抱えて、来た道を戻って行く
まだ俺が席に戻ってないのに、三好先生は朝の会を進めていった
田所さんの席まで辿り着き、そっと机の上に乗せる
田所 姫乃
遠野 晴矢
遠野 晴矢
きちんとバランス良く机の上に乗ったのを確認し、俺は自分の席に座る
田所 姫乃
田所 姫乃
田所さんが言葉を詰まらせる
あぁ、そういえば自己紹介まだだっけ
遠野 晴矢
遠野 晴矢
少し緊張しながらも、田所さんから目は逸らさずに挨拶をする
彼女はニコッと笑って、その小さくてキレイに色付いた唇を開いた
田所 姫乃
田所 姫乃
漫画でよくあるドキッてこの事か
いきなり下の名前で呼ばれるなんて想像もしてなかった
それに、笑顔がこんなに可愛いなんて反則だ
遠野 晴矢
田所 姫乃
遠野 晴矢
田所 姫乃
田所 姫乃
遠野 晴矢
ドキドキとうるさい心臓の音がバレていないか心配になる
けれど、俺はこの感情が初めてで抑え方なんて知らなかった
田所 姫乃
第三印象は
"好き"
【所により晴れ】 第1話 〜fin〜
コメント
5件
>杏璃 ふふふ!これから俺の垢は健全になるから!www ちゃんとエロいのも準備してますから、待っててねw