ヤンキーな君と真面目な私。

私は、一之瀬　美緒

1ーA

生徒会役員です。

こっちは

友達の、村山　鈴

1ーA

バスケ部の期待の星と言われています

毎日問題を起こすって

一体どんな生徒なのよ···。

後ろを振り返ると

茶髪で

ピアスをしていて

制服を着崩している

一言で言えば

ヤンキーが

私達の後ろに立っていた。

私は鈴を引っ張り

慌てて道をつくった。

この人

普通に怖い···。

怖い···。

てか地獄耳···。

ええ···

喧嘩するの···。

ますます怖いじゃん···。

え。

やばい。

言っちゃった。

殺されるー！

怒ってる！

本当怖い！

嫌だ···。

視線がこっちにある！

私、今日死ぬの···？

なんで鈴は怖くないの？

ヤンキー怖い···。

連れてこられたのは

学校の校門近くにある

自販機の前。

ヤンキー、こと

和也さんは(名字で呼びたい！)

自販機でコーラと

カフェオレを買った。

カフェオレ？

意外だな。

和也さん(名字教えて！)は

私にカフェオレを差し出してくる。

奢りって

絶対なんかあるじゃん···。

村山って言うんだ。

村山···。

あれ。

鈴と同じ名字。

鈴は全然

和也さんに怯えてなかったし

もしかして。

···やっぱり。

鈴にお兄さんがいるのは知ってたけど

まさかヤンキーとは···。

なに聞いてるのこの人。

自分の好きな格好···。

言っちゃった。

そういうところが

ヤンキーなんですよ···。

この人

私が生徒会役員だってこと

知ってる···！

なっ···！

またヤンキー増えた···。

今度は赤髪だし···。

鈴がヤンキー？

鈴まで···。

私の周りはヤンキーだらけなのか···？

ば

ば

番長！？

嫌だよ。

怖い···。

男には出すんでしょ···。

尾崎さんは

わかってくれてる···。

尾崎さんって

本当に番長なのかな···。

盾になるのかな···。

そう言って尾崎さんは

私に紙を渡してくる。

なんて流されやすい性格なんだ私は。

急に呼び捨てって

ビビる···。

そう言って

村山さん···

なんかしっくり来ないな。

村山さん改め和也さんも

紙を渡してくる。

番長より盾になるって···。

ああ。

なんか、嵐が去った···。

家に帰り

二人に連絡したあと

すぐに鈴にメールを送った。

美緒＆鈴のLINEトーク

鈴も盾になるんだ···。

続きます。

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できれば、一人10以上で！