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私は花園 優 (はなぞの ゆう)。16歳です

訳あって男子しか居ない魔法士養成学校 ナイトレイブンカレッジに在学していて、私はそこの監督生を務めています。

ナイトレイブンカレッジはとても治安が悪い学校なので、生徒達の様子を見るのは大変ですが

男友達のエースとデュース。二人で一つの存在としている猛獣…の〜‥グリムが居ることで、何とか青春を謳歌できています。

そんな私にも、ナイトレイブンカレッジの生徒に恋をしてしまいました! なんということでしょう!!!

あれは、ゴールデンウィーク初めにエースとデュースとグリムと一緒に魔法師養成学校特別イベント『マジカルキャンプ』で過ごした時のお話です。

一週間前

デュース・スペード

あ、掲示板に何か張り紙が張ってあるぞ!

エース・トラッポラ

そりゃ掲示板なんだから張り紙くらい
張ってるでしょーが⁠(⁠ ⁠⁰͡⁠ ⁠Ĺ̯⁠ ⁠⁰͡⁠ ⁠)⁠ ⁠

グリム

でも端っこのはえらいデカい文字で
何か書いてるあるんだゾ!

花園 優

せっかくだし、ちょっと見に行ってみようよ!

デュース・スペード

『マジカルキャンプ』?

エース・トラッポラ

だっせ〜名前、そのまんまじゃん。

花園 優

しかも二泊三日!?

デュース・スペード

ゴールデンウィーク初めに行くらしいけど…楽しそうだな、行くか?

エース・トラッポラ

俺パス、『バルガスキャンプ』でヘロヘロになったし

デュース・スペード

それは僕も一緒だ!

エース・トラッポラ

もうキャンプはコリゴリ…あんなんなるくらいなら行かん方がマシだと思うわ~

デュース・スペード

……ハァ グリムと監督生は?

グリム

オレ様も『バルガスキャンプ』でもうコリゴリなんだゾ〜

花園 優

私も…遠慮しとこうかな~

花園 優

(そもそもテント寝心地悪いし、サバイバル的な事するの無理だし…虫多くてヤダもん…)

デュース・スペード

えぇ!?皆そんなに行きたくないのか?!

エース・トラッポラ

逆によう行きたいって思えたな!?お前!💧

花園 優

そうよ!この前の『バルガスキャンプ』でめっちゃ苦労したじゃん!私たち!💧

グリム

あんな狭いところで寝てられるかってんだ!!

デュース・スペード

…あれ?何か文字に小さく書かれてある。

エースと監督生とグリムは掲示板を読むデュースを目を細めながら眺める

デュース・スペード

『魔法師養成学校の生徒はグランピングの体験をする』

デュース・スペード

どうやらグランピングをするみたいだ

花園 優

!!!

エース・トラッポラ

!!!

グリム

???

エース・トラッポラ

えええ〜!!!嘘だろ!?グランピング!??

花園 優

なら話は別ね!私も行く!

エース・トラッポラ

俺も!俺も!!

デュース・スペード

切り替えが早すぎるだろ!お前たち!

花園 優

だって最高にいいじゃない!
グランピングなんて!!

エース・トラッポラ

俺ら魔法師養成学校に入れて良かったー!!!

グリム

あのー…ちょっと聞いて良いんだゾ?

グリムはハイテンションな二人の間の話について行けず、二人に問いかける

エース・トラッポラ

何ぃ!?今俺ら盛り上がってんのに!!

エースは怒り気味に「空気読めよ」という思いで、グリムに返事をする

グリム

そもそも『グランピング』って何なんだゾ?

花園 優

(まずそこからか…💧)

花園 優

…えっと、グランピングっていうのはね。

私はグリムに『グランピング』 というものがどんなのか教えた

そしたら案の定…

グリム

うおおおおおおおぉぉぉぉ!!!

グリム

オレ様もグランピング行きたいんだゾオオオオオ!!!

花園 優

じゃあ来週の金曜日!
校庭で集合しよう!

エース・トラッポラ

オッケ~!!

デュース・スペード

ああ、そうしよう。

グリム

楽しみなんだゾ〜♪

マジカルキャンプ当日

エース・トラッポラ

うわ〜すっげぇ、人が沢山集まってる。

デュース・スペード

それはそうだろ。
魔法師養成学校の生徒達が集うグランピングなんだから。

エース・トラッポラ

え!?じゃあRSAも来てるってこと!?

エース・トラッポラ

やだなぁ〜何か、、、

デュース・スペード

文句を言うな!

花園 優

まぁまぁ2人とも…💧!

花園 優

それにしてもすごい人気だね〜!マジカルキャンプ

グリム

来た会があったんだゾ!

花園 優

ね〜!

バスガイド

マジカルキャンプに行く人はこのバスに乗ってください!!

バスガイドさんがバスの入り口越しに 手招きをしている

でも、バスの中は…

花園 優

えっ…え、え、え、え…

デュース・スペード

な、な、な、な、な…

エース・トラッポラ

何じゃコラああああー!????

グリム

バスなのにバスの中じゃねーんだゾ!

私達は昭和ギャグ並みに驚いた。

だって、中は広々とした豪華なレストランだったんだもん。

花園 優

これがまっ‥魔法!?凄すぎる…

デュース・スペード

僕もこんなの見たことないぞ…

エース・トラッポラ

いやややややや、ヤバすぎだろ…!!
スゲェ〜🌟🌟

ウェイトレス

お客様、4名様ですね。

ウェイトレス

ご案内しま〜す

ウェイトレスさんも居るんだ。と このとき思った。

花園 優

は、はい!

私達はウェイトレスさんについていった。

デュース・スペード

(もうこれバスじゃ無いだろ…💧)

エース・トラッポラ

(あのウェイトレスさん美人だな〜///)

グリム

ツナ缶いっぱい食うんだゾ♪

エース・トラッポラ

そんなんあるわけねーだろ

ウェイトレス

こちらの席にどうぞ!

花園 優

ありがとうございます!

私達はニコニコとしているウェイトレスさんにお辞儀をした。

ウェイトレスさんはさっき私達が居た場所に戻っていった。

エース・トラッポラ

バスって…何だっけ

デュース・スペード

僕は窓際の席に座ろう!

グリム

オレ様も窓際に座るんだゾ〜

花園 優

じゃあ私とエースは内側の席ね!

エース・トラッポラ

あっ…オッケ~!

デュース・スペード

メニューも沢山あるぞ!

エース・トラッポラ

おっ!チェリーパイもあんじゃん!

花園 優

チェリーパイは昼食食べた後だよ。

エース・トラッポラ

わーってるって!

グリム

うーん…ツナ缶がとこにもねーんだゾ…

エース・トラッポラ

だ・か・ら そんなんねーかr

グリム

あったんだゾ!!

花園 優

いやあったの!?💧

デュース・スペード

何でもありだな…ここ💧

ナンパ男

おっ!女の子居るじゃ〜ん♪

花園 優

?!

花園 優

(何この人…ナンパ!?

花園 優

制服違うからうちの学校じゃ無さそう…)

ナンパ男は私を人差し指で嬉しそうに指した。

デュース・スペード

な、何ですか…?

ナンパ男

いや君たちに用は無いんだよねー!

ナンパ男

用があるのはこ・の・子!

花園 優

いっ…痛い!

私はナンパ男に腕を強く引っ張られた。

デュース・スペード

おい!お前…

花園 優

はっ、離してください!

エース・トラッポラ

あのさぁ〜…名前も出さずいきなり友達を連れて行くとか、どういう神経してんの?

グリム

おい!ソイツはオレ様の子分‥

???

やめろ!!

花園 優

!?

デュース・スペード

!?

エース・トラッポラ

!?

グリム

!?

ナンパ男

!?

後ろから聞こえる男の人の言葉に私達は振り返った

謎の男

その子が嫌がってるだろ!

顔のいい男の人がナンパ男の腕を掴んだ

ナンパ男

…ったく、彼氏かよ…

花園 優

…??

花園 優

(彼氏じゃないけど…💧)

ナンパ男は私の腕を離し、潔く帰っていった。

グリム

なっ…なんだったんだゾ?💧

謎の男

君!大丈夫かい?

花園 優

はっ‥はい…/// 私はなんとも…

花園 優

(わっ!格好良い人…///)

私は思わずその男の人に頬を赤らめてしまった…

花園 優

たっ‥助けてくれて、ありがとうございました!///

謎の男

大丈夫!それにしても一体何だったんだ…あの男。

エース・トラッポラ

さぁね?大して可愛くない監督生を狙うなんて、あのナンパ男も見る目無いですよね〜

花園 優

(一言余計だなアンタは…💧)

まぁエースがこんなこと言うのは慣れてるから、耐性はあるし自覚してるけど改めて言われると傷つく…

まぁブスと言われないだけマシか

デュース・スペード

すみません。ありがとうございました。

謎の男

気にしないで!それより、君たちはナイトレイブンカレッジ生だよね?

デュース・スペード

!? はい、そうですけど。

エース・トラッポラ

えっ!知ってるんすか!?

謎の男

知ってるよ(笑)
掲示板を見たとき3人とその猫ちゃんが一緒に居るのを見たから!

グリム

おい!オレ様は猫じゃねぇ!偉大な魔法使いグリム様だゾ!(●`ε´●)

謎の男

あははっ!そっか、ごめんね!グリムくん。

グリム

分かりゃいいんだゾ!

花園 優

ちょっ‥ちょっとグリム!💧

エース・トラッポラ

嘘!?全然気づかなかったわ!つーことはアンタ…

謎の男

そう!僕もナイトレイブンカレッジ生なんだ!!

その男の人は眩しい笑顔でこちらを見つめた。カッコ良すぎる…本当にナイトレイブンカレッジ生?

花園 優

わっ…!!私 花園 優です!あなたの‥名前は?///

私は恥ずかしながら男の人に名前を聞いてみた

謎の男

(花園 優?珍しい名前だな…)

エドワード・プリングス

僕の名前は エドワード・プリングス !

エドワード・プリングス

宜しくね!えっと…優ちゃんって呼べばいいのかな?

花園 優

はっはい…それで///

花園 優

よろしくお願いします///

エース・トラッポラ

(うっ、うわぁー…カリム先輩並みに光が強いわ。。💧)

デュース・スペード

(この人、ナイトレイブンカレッジ生なのか!良い人そうだな。仲良くなれそうだ!)

エドワード・プリングス

あっ、それで君たちの名前は?

デュース・スペード

デュース・スペード です!よろしくお願いします!

エドワード・プリングス

宜しくね!デュースくん!

エース・トラッポラ

俺ー エース・トラッポラ って言います!

エドワード・プリングス

宜しく!エースくん!

エドワード・プリングス

そうだ!席がもう空いてなくて、どこか相席を決めようと思ってたんだけど、ここで良いかな?

グリム

子分を助けてくれたお礼だ!いいんだゾ!!

エース・トラッポラ

大丈夫ですよ〜

デュース・スペード

どうぞ!

花園 優

はい!大丈夫です!///

花園 優

へ〜!!エドワードさんって3年生なんですね!先輩だぁ!(^_^)

エース・トラッポラ

つーことは、トレイ先輩とケイト先輩とは同い年っすね!(^_^)

エドワード・プリングス

トレイ先輩…?ケイト先輩…?

グリム

オメェ3年なのに知らねぇのか?

デュース・スペード

当たり前だ。ここはただでさえもクラスが多いんだ。全員の名前を把握出来るわけ無いだろ💧

エドワード・プリングス

あははっ!会ってみたいな〜!その人たちに

エース・トラッポラ

うーん…知ってると思ったんだけどな〜トレイ先輩は副寮長だから特に。

エドワード・プリングス

そうなんだね。僕昨日からナイトレイブンカレッジに転校してきたから分からないや(笑)

花園 優

えっ!じゃあ転校生なんですね…!!

花園 優

(やったぁ〜♡ いつでもお話できる!)

花園 優

それで!エドワードさんはどうしてここにいらしたんですか?

エドワード・プリングス

失恋した気晴らしにここに来たんだ。

花園 優

えっ!?

デュース・スペード

しっ…失恋!?

エース・トラッポラ

重っ…💧

エドワード・プリングス

彼女に酷い振られ方をしたんだ…

デュース・スペード

そんな!こんなに良い人なのに…!

グリム

もったいねー女なんだゾ…

エドワード・プリングス

意気消沈して、彼女と出会ったゴールデンウィークの日に暇つぶしでグランピングに来ていたら

エドワード・プリングス

君みたいな優しくて女神のような子を見つけたんだ!

花園 優

…めっ、女神////っ…そんな//

花園 優

(ひや〜/////恥ずかしい///)

エース・トラッポラ

(うわうわ何だコレ…監督生完全エドワードさんに惚れてんじゃん…💧)

グリム

(変な優なんだゾ…)

???

失礼する。

花園 優

エドワード・プリングス

私達が座っている席から聞いたことがある男の人の声が聞こえた。

デュース・スペード

押忍!シルバー先輩!!

エース・トラッポラ

あれ?シルバー先輩もここに来てたんですか?

グリム

オメェもグランピングか?

何と、よく眠ることで有名のディアソムニア寮の寮生 シルバー先輩 だった。

シルバー先輩は声をかけるエースとデュースとグリムにコクコクと頷いた後、睨んでエドワードさんに声を掛けた。

シルバー

…今、隣の席が空きましたけど、行かないんですか?

花園 優

??

何を言い出すかと思えば、いきなりエドワードさんに空いた席を勧めてきたのだ。

まぁ…エドワードさん、席に困っていたから、一応優しいけど。

エドワード・プリングス

え?あっ!本当だ!席、開いているね!でも大丈夫だよ!

シルバー

……

それでも困惑せず笑顔で返事をするエドワードさん優しすぎる…🌟🌟

シルバー

そうですか。いきなりすみません。

シルバー

もうすぐキャンプに着くので、今のうちに準備をしておいたほうが良いですよ。

シルバー

では

シルバー先輩はそう言って、席を去った。

花園 優

どっ…どうも。

デュース・スペード

エドワード・プリングス

うーん…ナンパといい、あの男といい、
一体何なんだ?

デュース・スペード

ナンパはともかく…あの人、同じナイトレイブンカレッジの先輩なんです。

エース・トラッポラ

でも…あんまりあの人のことは知らないかなぁ。

グリム

普段は無口ですぐ眠っちまうやつなんだゾ

花園 優

普通に良い人ではあるんですけど…
私もあの人のことは余り知らなくて…

花園 優

でもグリムの言ってることは正しいんです!

エドワード・プリングス

へー…そうなんだ。

まもなく『マジカルキャンプ』に到着します

花園 優

あっ!アナウンスだ!

デュース・スペード

着いたな!

グリム

グランピング楽しみなんだゾ〜♪

エース・トラッポラ

よしっ!降りよーぜ!

エース・トラッポラ

うわぁー!!!広すぎんだろ!ここ!

デュース・スペード

『マジカルキャンプ』に来れてよかったな!

花園 優

ハンモックもあるよ!気持ちよさそう!

グリム

あれ?エドワードのやつはどうしたんだゾ?

花園 優

エドワードさんは別の部屋に行ったの!

花園 優

でも近くらしいから早く会いたいな〜♡

エース・トラッポラ

ま!あの人、誰がどう見ても良い人だよな〜

エース・トラッポラ

俺が女だったら、絶対嫌だけど!

花園 優

え〜

デュース・スペード

まぁまぁ、取り敢えず

デュース・スペード

近くにある遊園地にでも行くか!!

デュースの言葉に私達は「おー!」と返した。

グリム

すげ〜乗り物がいっぱいなんだゾー!

花園 優

じゃんじゃん楽しまなくちゃね!

デュース・スペード

そうだな!

キャアアアアア!!!

花園 優

な、何!?

エース・トラッポラ

今の悲鳴?!

デュース・スペード

あっちに人が沢山集まってるぞ!

グリム

行って見るんだゾ!

そこには、警察官や救急車も集まっていて、何か事件があったみたいだ。

目撃者

はい…歩いてたら…黒髪の女性が…上から落ちてきて…

目撃した女性が警察官に事情を話していた。

グリム

こ、怖えんだゾ…

デュース・スペード

上からって…どこからなんだ…

エース・トラッポラ

遊園地行く気なくなって来たわ…

花園 優

……

震えるグリムとエース・デュースと一緒に私も震えが止まらなかった。

花園 優

(黒髪の女性…?私、私もあんなことになったらどうしよう…)

黒髪の女性だということが共通してるだけで、何一つ事件に無関係な私が、"黒髪の女性"という言葉を聞いただけで鳥肌が凄かった。

何故か私も同じ目に遭いそうだと思ったからだ。

リリア・ヴァンルージュ

シルバー…行くぞ。

シルバー

はい、親父殿。

花園 優

!!

遠い距離にいるシルバー先輩とリリア先輩が人混みから外れて遊園地から出ていった。

花園 優

(何?あの人達…)

『優のときめく恋心』 前編終了

中編へと続く↓

優のときめく恋心

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優ちゃん来たァァァァァ!!

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