テラーノベル
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研究所中に警報が鳴り響いた。 赤いランプが点滅する。 脱出劇が始まろうとしていた。
ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!! 耳障りな警報音が廊下中に響く。
『脱走者発見』
『脱走者発見』
『警備員は至急ーー』
機械音声が流れる。
まろ
ifが叫んだ。 能力を叩き込む。 牢屋の電子ロックが火花を散らした。 りうらのところまでに何個もの ロックをしてあった。
バチッ!
ないこも鉄格子を蹴る。 ドォン!!と 何度も。 何度も。
そして―― ガコン!! 鍵が外れた。
ほとけ
ほとけが声を上げる。
悠佑
悠佑が先頭に飛び出した。 廊下を全力で走る。 警報が鳴り続けている。 どこから敵が来るか分からない。
でも。 全員の頭にあるのは一つだけ。 りうらを絶対に助け出す。 それだけだった。
まろ
白い壁。 冷たい照明。 その途中ほとけが足を止めた。
ほとけ
床を見ている。 みんなも視線を落とす。 そこには…赤黒い跡。 途切れ途切れに続いていた。 ないこの顔色が変わる。
ないこ
誰も答えられない。 答えたくない。
さらに奥へ進む。 その時。 ドン!! 目の前の扉が開いた。
警備員が数人が待ち構えていた。
警備員
警備員
悠佑
しょう
悠佑が飛び出した。 衝撃波。 研究員が吹き飛ぶ。 ないこも続く。
ないこ
ほとけが能力で援護する。 ifが叫ぶ。
ないこ
なんとか突破。 でも。 その間にも時間は過ぎていく。 りうらのところへ急がなければ。
数分後。 ようやく最奥区画へ辿り着いた。 巨大な鉄扉。 他とは明らかに違う。 厳重なロック。 そして扉の上には。
【特別実験区画】
その文字を見た瞬間。 全員息をのんだ。
ないこ
ないこが拳を握る。 ほとけは震えていた。
ほとけ
その時。 扉の向こうから。 かすかな声が聞こえた。 誰かが泣いているような声。 掠れて。 震えて。 必死に何かを拒絶している声。
りうら
りうら
全員固まる。 ほとけの顔が真っ白になった。 聞いたことがない。 あんな声。
りうら
りうらだった。 間違いない。 ないこの目が見開かれる。 ifも顔色を失う。 悠佑が奥歯を噛み締めた。 しょうは無言のまま拳を握る。
扉の向こうで。 りうらが泣いている。 助けを呼んでいる。
ないこ
ないこの声が震えていた。 怒りで。 焦りで。 悔しさで。
ないこ
そして全員で扉へ向かう。 だが―― その瞬間。 研究所全体の照明が真っ赤に染まった。 さらに大きな警報が鳴り響く。
ピーーーーーー
『最重要対象への接近を確認。』 『鎮圧部隊を投入します。』
ifの顔を青ざめた。
まろ
奥から。 大量の足音が聞こえ始めた。 りうらまで。 あと少し。 本当にあと少しなのに――。
いつか(作者)
♡10000越えありがとうございます🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉
いつか(作者)
いつか(作者)
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コメント
2件
う~.....♡2万...早くみたいからいっぱい押すんだ!!!!! 🐤くん無事でいてくれー!✨️✨️
おつかれさま!!第29話、めっちゃ緊張感あって一気に読んだわ…! りうらの“っゃだ……”の声、本当に胸えぐられる感じがしたし、扉の前で全員が一瞬固まる描写がリアルでぞわっとした。 特別実験区画の名前で息をのむところとか、最終決戦直前って感じですごく好き。 “絶対助ける”って気持ちが全員にあるのが熱い🔥 次、鎮圧部隊とか来ちゃったけど、無事にりうらを救出してほしい…!続き楽しみにしてます!