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あんなに

辛くて

苦しかった日々も

俺らの大切な思い出で

離れると

少し寂しい

なんて

vu

寂しいなー……

tr

ばぁうくん

tr

…………そろそろ

tr

目、覚ましなよ

vu

……なにが

tr

もうみんな気付いたよ

tr

あれは普通じゃないんだよ

vu

わかってるよ

vu

だから逃げて来たんだろ

tr

……ぼくは

tr

死んでも戻りたくないよ

21時

みんなが寝始めて

人が少なくなったリビングで

盗み聞きをしていた

kt

明日の朝ごはんなににしようかなー

rn

あ!

rn

フレンチトースト!リクエストされてたよ

at

フレンチトーストかあ

at

初日ぶりだ

kt

ほんとだあ!

kt

準備して寝よう

rn

俺も手伝うーー!

cl

学校始まったら

cl

部活どこはいるの?

rs

サッカー部強いって聞いたっすよ

cl

サッカーかあ

cl

キツそうだしやめとこうかな

rs

部活全部入れないでしょそれWWWWWWWWWWW

sy

明日も雨らしいよ

jl

えぇー

jl

最近雨ばっかやなあー

sy

暖かい日にお散歩とかしたいんだけどな

jl

俺お花見したい!

sy

…………まあ

sy

春は晴れと雨が順番にやってくるから

sy

そのうち晴れるよ

jl

そうなんや!

jl

しゆちゃすご!

vu

てるちゃんさあ

tr

ばぁうくん

tr

もういいよ

tr

聞きたくないよぼく

st

……

ハッキリと言い放つ

部屋の雰囲気が一気に重くなる

sy

…………てるちゃん

tr

ばぁうくん、

tr

洗脳されてるよ

tr

お母さんに

vu

幸せか幸せじゃないかなんて

vu

それこそそれぞれの価値観じゃん

tr

………………

sy

それ言い合っててもキリないでしょ

ふと思い出した

???

お前はそんなこともできないのか!

???

………………………………

???

お前は父さんの会社を継ぐんだ

???

…………わかってるよ

俺は見てきた

みんなが3人に

視線を送る中

rn

…………?

俺は

さとちゃんが興味を示していることに気が付いた

???

お前は

???

兄ちゃんと違って

???

勉強も運動もそこそこできるな

rn

なんでそんなこというの?

rn

兄ちゃんの方が優しいよ

いちばん辛かったのは、

???

なんでお前はできないんだ!

???

りいぬもさとみもできたんだぞ!!

???

知らないよそんなの…………

いつもいつも、

rn

できてごめん……

???

りいぬくんは悪くないよ

どこまでも

俺の兄ちゃんで

vu

洗脳されてるなんてさ

vu

そんな言い方ないじゃん

ぼくは………………

ぼくも

ぼくがなにを言いたいのかわかんない

ばぁうくんがあの日々を美化しているのが

嫌で嫌で仕方なくて

これって

ぼくの考えの押しつけかな

st

てると…………

st

俺も

st

分かるよ

st

…………見てきたから

ぼくはさとみくんの過去を知らない

でも

辛かったであろう日々を

耐えてきたことを

ただ褒めてあげたかった

tr

よく頑張ったね

tr

ぼく

tr

嫌なんだよ……

tr

しゆちゃが殴られたことも

「「なんであんな点数とったのよ!!」」

tr

ばぁうくんが

tr

ばぁうくんも辛いはずなのに

tr

僕たちを慰めてくれたことも

「「全部言いなりになんなくてもいいじゃんね」」

tr

そまちゃが

tr

……1人で逃げたことも

「「みんなで乗り越えようって言ったじゃん」」

「「うそつき…………」」

tr

まひちゃんが

tr

まひちゃんが倒れたことも

「「色々な病気を患っていて危険な状態です」」

tr

ぼくが……

tr

刺されたことも…………

???

あいつが倒れたのは自分のせいよ

???

はじめからできてれば

???

勉強なんて必要ないんだから

tr

はじめからなんでもできるひとなんていないよ

tr

完璧にならなくてもいいじゃん

???

あたしのせいだっていうの!??!!

???

あんたも完璧にできるようになれば分かるわよ!!??!

???

こっちはあんたたちのために何万も使ってるのよ!!!!!

tr

そんなの頼んでねーよ!!!!

???

お母さんに向かってなんてこと言うの!!!!

お母さんが

包丁を持つ

ソレをぶんぶん振り回して

こちらにやってくる

とうとう

壁まで追い詰められる

???

刺されたくなかったら

???

謝んなさい

tr

…………やだ

tr

ぜっったい謝んない

そこで

どこかから

パトカーのサイレンが聞こえてくる

うちの前で止まってくれたら

なんて期待する

tr

…………ぇ

パトカーのサイレンが

いちばん近くで止まる

sy

こっちです!!!

tr

しゆちゃ……

sy

てるちゃん!!警察呼んだよ!!!

安心したのもつかの間

???

余計なことしてんじゃないわよ!!!!!!!!!!

包丁が

ぼくに向かって

振り下ろされる

sy

……………………は

そのからの記憶は無い

tr

ぜんぶぜんぶ

tr

最悪な記憶で

tr

……思い出したくもないんだよぼく

st

ばぁう……

vu

………………

vu

ごめん

vu

てるちゃん……

vu

もう、言わない

tr

…………ありがとう

vu

俺、もう寝るわ

rn

…………お、おやすみー……

ぼくの思いを

正直に言えた

はじめての日になった

mz

ばぁうっち……

vu

…………

vu

聞いてた?

mz

うん

mz

…………丸聞こえ

vu

そっかぁ…………

ガチャ……

sy

…………

sy

…………急に目覚ませって言われても

sy

ね…………?

vu

……ありがと

vu

…………気にしてないよ

vu

あまりにも

vu

てるちゃんが悲しそうだったから

vu

可哀想になっちゃって

sy

…………でも

sy

てるとの意見も

sy

少しは受け入れてあげてほしいな

vu

……うん

mz

俺は…………

mz

無理に忘れようとしなくても

mz

いいと思う

mz

…………覚えておいた方が

mz

いい時も

mz

…あると思うよ

彼だからこそ言えること

自分でもどうしていいか分からなくて

自分がどうしたいのかすらも分からなくて

涙がこぼれる

vu

…………おれ

vu

間違ってたのかな……

sy

……間違っててもいいでしょ?

mz

うん

mz

自分優先しちゃおうよ

5つも年下の彼に

慰められる

あー…………

みっともない

sy

てるちゃんが自分の気持ち

sy

全部ぶつけちゃったからさ

sy

……ばぁうも

sy

いいんじゃない

sy

我慢しなくて

がちゃ…………

st

………………

st

……俺さ

st

これだけは伝えなきゃなって

st

思うことがあるんだけど

部屋に入ってきた彼が言う

st

俺もさ

st

なんて言えばいいか分かんなくて

mz

……みんな一緒だね

たった11歳の彼

俺らよりも

全然おとなに見える

mz

年下にこんなこと言われたらうざい?

st

うざいけどいいよ

mz

うざいんかいw

st

st

見てきたんだ

st

父さんに嫌味いっぱい言われて

st

いっぱい殴られてきた兄ちゃんを

vu

りぬくん?

st

あー…………

st

俺ら

st

もう1人兄ちゃんいてさ

st

兄ちゃん働けるようになって

st

1人で出ていっちゃったんだけど

sy

ふはw

sy

一緒だな

st

え?w

vu

俺らには

vu

可愛い可愛い弟もいるんだけどね

mz

へぇ

mz

見てみたいな

st

何歳なの?

sy

さとちゃんと同い年

st

えぇー!

st

なに好きなんだろ

sy

一緒にゲームでもしてやったら喜ぶよ

vu

元気かなーー

sy

んね

俺ら3人

まひちゃんを置いて逃げてきてしまった

お母さんは

前科もあり

捕まっているのだが

vu

いつかまた会えるといいな

sy

会えるよ

sy

家族だもん

そういえば

vu

さとちゃんのお兄ちゃんはどんなひとなの?

st

兄ちゃん……

st

すごい優しいんだ

st

でも

st

笑顔の仮面をなかなか外してくれなくて

sy

ばぁうみたいだな

vu

……は?w

mz

唐突なばぁうっち草

なんとなく

何も考えずに

ぺらぺら喋って

なんでかわかんないけど

自分の気持ちがまとまった感じがする

vu

ありがとう

vu

…話し相手になってくれて

mz

意外と楽しかったな

st

俺も言いたいこと言えたし

sy

うん

sy

楽しかったね

vu

俺も

vu

明日言ってくるよ

vu

自分の気持ち

mz

がんばればぁうっちー

sy

じゃあ、

sy

おやすみ

rn

ふぅーー……

りいぬくんがカーテンを開ける

暖かい日差しが窓越しにやわらかく伝わる

リビングは

昨日のことがあって

少し静かだ

ばぁうくん傷つけちゃったかな

いつも通り話してくれるかな

ばぁうくんは我慢してたのに

僕だけ好きに喋って

vu

……てるちゃん

vu

おはよう

肩が揺れる

心臓の音が大きくなる

なにを言われるのか

vu

久しぶりに晴れたしさ

vu

お散歩いかない?

tr

え……?

tr

お散歩……?

vu

うん

vu

嫌……?

ばぁうくんが耳に話しかける

vu

特別に

vu

お菓子買ってあげるよ

いつもの

ばぁうくんだった

tr

……うんっ

tr

お散歩いく!

ばぁうくんの気持ちは

わかんなかったけど

なんとなく

また少し

心が近づいた気がした

sy

俺もつれてってよ

vu

えー……

sy

なんでだよ!w

幸せと思えるまで

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