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音夜ちゃん、、、それはkoiだ☆
今回のシーン結構書くの大変でした💦 白テキ大量使用しましたが音夜の心情が少しでも伝われば嬉しいです! この物語は三十話足らずで完結するかなーと思ってます。是非最後までお付き合いください🙇🏻♀️
今、自分が本当に ‘ 会いたい人 ’ の事なんて 考えたくも無かった。
会いたいと願うことすら無駄だと思ってしまった。
… 本当に会いたい人とは、もう二度と会えないし
会いたくても、会えない 自分を作ってしまったから。
… おかしなことだけど、偽りの自分を壊せたら ‘ 会いたい ’って思っても良いのかな。
今までは、偽りのままであなたといられて、 自分が苦しまない事を願っていた。
── でも、それは無理だった。
仕事をしている自分が、愛想笑いをしている自分が… どうしても「醜い」と感じてしまった。
‘ 見失った本当の自分 ’を 見つけることが出来たらと
我儘だけど、望んでしまう自分がいた。
そして、見つけることが出来たら__
其 れ を 、 貴 方 に 見 せ ら れ た ら 良 い の に な 。
想 定 外 だ っ た あ な た と の 出 会 い
文月 音夜
動揺を隠す事は出来ず 思わず名前を口にした。
すると、私の声に気づいてくれたのか 宇陽くんはこちらを見て目を見開いた。
宇陽 朝日
文月 音夜
宇陽 朝日
宇陽くんと会うまでに 新たな調査が始まるなど私の周りに変化はあったが
その笑顔が あたたかいことは変わり無かった。
… それに、今まで会いたかった あなたが目の前にいることが
凄く、幸せだと感じた。
文月 音夜
… 自然と、自分も笑みを零してしまう。
文月 音夜
電車の発車チャイムが鳴り 駅から乗ってきた人々は続々と席に座り始める。
宇陽 朝日
文月 音夜
仕事帰りの電車。
いつも退屈だったそれには 今日限りあたたかい彩りが与えられて
そして、私の数少ない 楽しいと思える時間が始まる。
文月 音夜
宇陽 朝日
文月 音夜
宇陽 朝日
文月 音夜
… バッグが縦長いなと思っていたけど ラケットを入れてたんだ、
カフェ巡りが趣味だと言う宇陽くんだから 少し意外に思えた。
宇陽 朝日
宇陽 朝日
宇陽 朝日
宇陽 朝日
文月 音夜
不器用とは分かっているが 宇陽くんの力になりたかった。
文月 音夜
文月 音夜
宇陽 朝日
少し戸惑ったあと くすっと笑いながら言った。
宇陽 朝日
宇陽 朝日
文月 音夜
その言葉を聞いた瞬間に 心がふわっと舞い上がったような気がした。
優しいと言われて、それが好きだと言われて… 予想にもしていなかった言葉の連続が嬉しすぎて、
宇陽くんにとっては何の変哲もない一言だとしても 私の頭の中ではその言葉の様々な解釈論がぐるぐる回っている。
こんな事…一度も味わった事がない。
宇陽 朝日
私が動揺しすぎていたのか すかさず宇陽くんが慌てて話す。
… 私にでも、照れているのは分かってしまった。
原 因 不 明 の こ れ は 何 と 言 う の で し ょ う か 。
第二十一話 𝑒𝑛𝑑