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主
主
主
主
主
七悪
四怨
六美
むふふと笑う六美。
凶一郎
太陽
凶一郎
凶一郎
四怨
凶一郎
六美
凶一郎
太陽
四怨
嫌五
凶一郎
凶一郎
太陽
凶一郎
太陽
太陽がそういった瞬間、幼いころの自分と重なった。
夜桜家長男として認めてもらえるように。
その名門の名を背負う身として恥じぬように。
凶一郎
自分の気持ちを押し殺して努力し続けた幼少期。
父さんと母さんがいなくなって。
凶一郎
いつの間にか一人称は「俺」になった。
鋼蜘蛛で手はボロボロになった。
兄弟たちに「独りよがり」と言われて。
誰にも甘えられなくて。
凶一郎
凶一郎
辛さや痛みを笑顔の下に必死に隠して。
太陽
凶一郎
兄弟たちへのコンプレックス。
六美を守ることができるかどうかの不安。
家族を亡くした苦しみ。
太陽
そのすべてを、今太陽は背負っている。
たった一人で。
本当は泣きたかったはず。
甘えたかったはず。
でも彼はそうしない。
太陽もまた、笑顔の仮面を貼り付けて。
太陽
そう言い続けて、無理し続けるのだ。
凶一郎
太陽
俺は太陽の頭に優しく手を置いた。
凶一郎
凶一郎
凶一郎
ハッとした顔をする太陽。
それからパッと笑顔を見せた。
今までの、少しわざとらしい、偽りの笑みじゃない。
少しはにかんだ、素直な笑みだった。
凶一郎
太陽
少し恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうにうなずく太陽。
凶一郎
やはり俺は、家族がいないと何もできないらしい。
俺がコイツを支えてるんじゃない。
コイツ...いや、太陽が、俺を支えてるんだ。
凶一郎
太陽
コイツは俺だけのモノ。
決して離しはしない。
もう失敗しない。
あの日、誓ったから。
俺が、大切なモノを、守る。
なぁ、太陽。
分かるだろう、この気持ち。
俺の、俺だけのお日様。
真っ黒な俺を照らしてくれる、一筋の光。
あぁ、太陽。
愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい太陽。
凶一郎
言葉では表せないくらいに。
愛してる。~fin~
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主