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今までは、まだ!、まだ!、ギャグなんです。

問題は今回からなんです...

またシリアス&似たような内容のダブルコンボです!!

許してくださぁい...

さて、本編行きましょ☆

七悪

あれ、もう戻ったの、兄ちゃん。

四怨

けっ、面白くねぇなぁー。

六美

いやぁ、案外、ココからの方が...

むふふと笑う六美。

凶一郎

なんの話だ?おい、ダメ婿。説明しろ、ゴミが。

太陽

うぅ、ぐすっ(泣)

凶一郎

は??

凶一郎

(なんで泣いてんだ??)

四怨

今ぁ、太陽はー、素直になっちゃう薬を飲んでまぁす☆

凶一郎

は??

六美

お兄ちゃん、太陽の本音、聞きたくないの??

凶一郎

おい、なんで泣いてるんだ、カス?

太陽

ぐすっ、ぐすっ(泣)

四怨

うわあー、兄貴太陽泣かせたー(棒)

嫌五

泣っかせた♬泣っかせた♬

凶一郎

ぐっ...

凶一郎

何で泣いているのか教えてくれ、太陽。

太陽

ぐすっ、...もらいたいのに...

凶一郎

聞こえない...

太陽

俺だって認めてもらいたいのに...

太陽がそういった瞬間、幼いころの自分と重なった。

夜桜家長男として認めてもらえるように。

その名門の名を背負う身として恥じぬように。

凶一郎

(僕だって...本当は...甘えたいのに...)

自分の気持ちを押し殺して努力し続けた幼少期。

父さんと母さんがいなくなって。

凶一郎

(俺が、家族を、六美を守る)

いつの間にか一人称は「俺」になった。

鋼蜘蛛で手はボロボロになった。

兄弟たちに「独りよがり」と言われて。

誰にも甘えられなくて。

凶一郎

俺はもう、大人だから。

凶一郎

俺は、夜桜家長男だから。

辛さや痛みを笑顔の下に必死に隠して。

太陽

ぐすっ、ぐすっ、

凶一郎

(今、コイツはその状況なんだ。)

兄弟たちへのコンプレックス。

六美を守ることができるかどうかの不安。

家族を亡くした苦しみ。

太陽

もっと...頑張らなきゃ...!

そのすべてを、今太陽は背負っている。

たった一人で。

本当は泣きたかったはず。

甘えたかったはず。

でも彼はそうしない。

太陽もまた、笑顔の仮面を貼り付けて。

太陽

大丈夫です!

そう言い続けて、無理し続けるのだ。

凶一郎

太陽。

太陽

ぐすっ、はっ、はいっ...

俺は太陽の頭に優しく手を置いた。

凶一郎

お前はよくやっている。

凶一郎

もっと俺たちに、甘えろ。

凶一郎

「家族」なんだから。

ハッとした顔をする太陽。

それからパッと笑顔を見せた。

今までの、少しわざとらしい、偽りの笑みじゃない。

少しはにかんだ、素直な笑みだった。

凶一郎

もっと甘えてくれ、兄ちゃんに。

太陽

はっ、はいっ...!

少し恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうにうなずく太陽。

凶一郎

(かわいい...)

やはり俺は、家族がいないと何もできないらしい。

俺がコイツを支えてるんじゃない。

コイツ...いや、太陽が、俺を支えてるんだ。

凶一郎

(愛おしい愛おしい愛おしい愛おしい愛おしい)

太陽

コイツは俺だけのモノ。

決して離しはしない。

もう失敗しない。

あの日、誓ったから。

俺が、大切なモノを、守る。

なぁ、太陽。

分かるだろう、この気持ち。

俺の、俺だけのお日様。

真っ黒な俺を照らしてくれる、一筋の光。

あぁ、太陽。

愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい太陽。

凶一郎

(愛してる。)

言葉では表せないくらいに。

愛してる。~fin~

なんか最終話にするつもりはなかったんですけど、終わりました。

凶一郎兄さんもメンヘラ化!!

えへっ

長くてすみません!!!

次出す小説は、太陽ブチギレですね。

怒った太陽怖い、的な話にするつもりが、またシリアスちゃんに...

明日...?くらいに投稿するので、見てくださるとうれしいです!!

フォロワーさんも59人!あと少しで60人です!!

いつも見てくださって嬉しいです!!

不束者ですが、これからもよろしくお願いします。

じゃ、ばいちゃ☆

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