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5件


最高すぎます!!!!! 残滓とdnちゃんの間には何かあるんだろうな…… 祓う対象のはずの残滓が攻撃の意思なくdnちゃんに助けを求めるかのように手を伸ばすのはdnちゃんが今までの適合者とは何か違いがあるんだろうな……
黒いノイズが、 風雅の足元から滲む。
まるで。
空間そのものが、 壊れ始めてるみたいだった。
白狐 颯
息が詰まる。
寒気。
立っているだけなのに、膝が震えそうになる。
周囲の空気も変わっていた。
龍樹 琥珀《葬列》
赫鞘 樹《赫災》
灰渕 博《静界》
誰も止めない。
でも。
全員が、少しだけ緊張していた。
風雅は何も答えない。
静かに。
残滓を見ている。
その瞬間。
残滓が初めて後退った。
白狐 颯
恐れている。
あの怪物が。
風雅を。
いや。
違う。
颯には、そう見えなかった。
残滓は。
風雅の“後ろ”を見ている。
黒いノイズの奥。
そこに。
“何か”がいるみたいに。
白狐 颯
目を凝らす。
ノイズが揺れる。
巨大な影。
人型。
でも。
輪郭が定まらない。
次の瞬間。
ゾワッ____
白狐 颯
目が合った気がした。
瞬間。
頭痛。
視界が歪む。
愛水 怜《無刻》
白狐 颯
気づけば。
怜が、すぐ隣に立っていた。
水色の髪。
冷たい横顔。
でも。
声だけは、少し焦っていた。
愛水 怜《無刻》
白狐 颯
その時。
ドゴォッ!!!
轟音。
風雅が踏み込んでいた。
速い。
見えない。
残滓の身体が、 一瞬で吹き飛ぶ。
建物の壁を突き破り、 瓦礫が崩れ落ちる。
赤橙 唯《蒼祈》
碧泉 海翔《黒雨》
でも。
終わっていなかった。
瓦礫の奥。
黒い腕が、ゆっくり伸びる。
白狐 颯
普通じゃない。
これまで見た残滓より、 明らかにしぶとい。
風雅が、静かに刀を構え直す。
その瞬間。
黒いノイズがさらに広がった。
空気が軋む。
地面に黒い亀裂みたいなものが走る。
白狐 颯
また見える。
ノイズの奥。
“何か”が。
巨大な影。
白い目。
人じゃない。
でも。
どこか風雅と似ている…気がした。
白狐 颯
愛水 怜《無刻》
小さな声。
颯が振り向く。
怜の顔は、 少し青ざめていた。
白狐 颯
その瞬間。
残滓が、絶叫した。
耳障りなノイズ。
周囲のガラスが砕け散る。
女子高生
颯は反射的に、 女子高生を庇う。
そして。
気付いてしまった。
残滓は。
風雅じゃない。
真っ直ぐ。
颯を見ていた。
白狐 颯
寒気。
背筋が凍る。
逃げたい。
なのに。
身体が動かない。
残滓の身体が、ゆっくり揺れる。
崩れかけている。
風雅の斬撃で、 もう限界の筈だった。
なのに。
消えない。
赫鞘 樹《赫災》
龍樹 琥珀《葬列》
その時。
残滓が、 ゆっくり腕を上げる。
白狐 颯
黒い腕。
ボロボロに崩れている。
なのに。
まるで。
“助けを求める”ように見えた。
白狐 颯
その瞬間。
ドクンッ____
強く、心臓が脈打つ。
視界が揺れる。
ノイズ。
頭痛。
白狐 颯
まただ。
頭の奥に、 何かが流れ込んでくる。
悲鳴。
黒い海。
大量の影。
崩れていく街。
そして。
“白い光”。
白狐 颯
頭を押さえる。
灰渕 博《静界》
桃園 天音《灯火》
違う。
聞こえるんじゃない。
“感じる”。
残滓の感情が。
怖い。
苦しい。
寒い。
そして。
寂しい。
白狐 颯
化け物の筈なのに。
どうして。
そんな感情がある?
その時。
残滓が。
初めて。
ゆっくり、 颯へ手を伸ばした。
白狐 颯
攻撃じゃない。
なぜか、そう思った。
緑龍 風雅《白夜》
静かな声。
白狐 颯
振り向く。
風雅の目。
いつもの優しい目じゃない。
冷たい。
そして。
少しだけ。
焦っていた。
緑龍 風雅《白夜》
その瞬間。
残滓が、急に苦しみ始める。
黒い身体が、 ノイズ混じりに崩壊していく。
白狐 颯
絶叫。
でも。
颯には。
それが。
“悲鳴”じゃなく。
“泣き声”に聞こえた。
愛水 怜《無刻》
小さな呟き。
白狐 颯
怜は、残滓を見ていた。
その瞳が、 少し揺れている。
愛水 怜《無刻》
次の瞬間。
白い斬撃が走る。
ザンッ____
静寂。
残滓の身体が、ゆっくり崩れる。
黒い灰になって、 夜空に溶けていった。
避難警報だけが響く。
誰も喋らない。
白狐 颯
消える直前。
残滓は。
確かに。
颯を見ていた。