純
(どうしたのかしら…あの日から全く成山君部活来ない…)
純
(心配だ…)
数日後
音矢
…純先輩
純
成山君!心配したんだよ!
音矢
すみません。
純
今まで何して…
純
…!(どうしてこんなボロボロなの…)
音矢
純先輩今から時間ありますか?
純
え、えぇ…あるわ。
音矢
…弓道部行かせてください。
純
分かった。
弓道部
純
それで弓道部来た理由は?
音矢
純先輩。勝手なお願いなんですが俺と勝負してください。
純
し、勝負?
音矢
一本勝負で真ん中に当てた方が勝ち。で
音矢
勝った方の言うことを一つ聞くということ。ということでどうですか?
純
どうして勝負なんか…
純
…!(成山君の目真剣…)
純
分かったわ。受けます。
音矢
じゃあ先に純先輩から。
純
(いざ勝負となると緊張するわね…)
純
…。
スッ
純
…よし!真ん中!
音矢
…やっぱり凄いです。次は俺ですね。
音矢
…。
スッ
音矢
…外れたか。
音矢
純先輩一つ言うこと聞きますよ。
純
…言うことか。
純
…どうして部活来なかったの?弓道面白くなかった?
音矢
…。
音矢
俺上手くなりたかったんです。それで勝負挑んで先輩と付き合いたい。って…
純
…!
音矢
でも俺は負けたんです。
音矢
あんなに練習したんですけどね…
純
(このボロボロの体は練習の跡か…)
ぎゅっ
音矢
先輩…?
純
よく頑張ったね…
音矢
先輩…!ううっ…俺…
純
…付き合うのは無理だけど友達ならなろうよ。…音矢
音矢
…純先輩!はい!
純
音矢は私のこと純って呼んでくれないんだ…
音矢
えっ、えっ…
音矢
じ、純…
純
ふふっ…これからよろしくね!音矢!
また数日後
純
お疲れ様、音矢
音矢
純、お疲れ
純
日に日に上手くなってるね。このままいったら私なんてすぐ超えそう。
音矢
超えてやるよ。超えて純と付き合う。
純
(…とっくに音矢のこと友達以上で見てたけどね)
純
(でも今は必死に頑張ってる音矢を見守っていきたいな…)
最後まで読んで下さりありがとうございました!最終話なので長くなってしまいましたが楽しく読んで下さると幸いです。