TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

最後の花火

一覧ページ

「最後の花火」のメインビジュアル

最後の花火

1 - 最後の花火

♥

136

2022年08月22日

シェアするシェアする
報告する

橙紫です

地雷× 通報×

ご本人様とは関係ございません

橙くんっ!、いちご飴あるよ~、!

キラキラとした瞳で俺の名前を呼ぶ

そして、走り出す君

待ってや~、!紫くん~!!

俺は急いで君を追いかける

君は少しいじわるそうに

息切れしている俺を見て笑う

も~、体力ないんだから...w

仕方ないやろ~、最近作業しかしてなかったんやから...

ふふっ...そっか... (ニコッ

...?

橙くんっ、金魚すくい対決しようよっ!

ええよっ!、絶対負けへんっ!!

ふふっ... (ニコッ

せめて、金魚すくいでは

かっこいい所を見せたくて

頑張ったけど

あわわ...ッッ、敗れてしもうた...

下手だな~、w

また笑われてしまった

紫くんが上手すぎるだけやし... (むすっ

ほら、俺の分けてあげるっ! (ニコッ

え...ッッ (どきっ

でも、その笑顔にふいにドキッとしてしまった。

 あ、焼きそばある~、!買いに行こ、?

え、あぁ...うんっ!

もうすぐ花火が上がる

人がどんどん増えてくる

俺達もそれを楽しみに待っていた

楽しみやな... (ニコッ

うん...そうだね... (ニコッ

紫くん...俺...言わないといけないことがあって...

...ん?

そう、俺はこの夏祭りで

君に告白することを決めていた

今日こそは勇気を振り絞るんだ

俺...ッッ

ドオンッッ...ッッ!

あ...ッッ

花火が上がった

とても綺麗で大きい花火が

.....✨

その音で俺の告白はかき消された

でも、その横顔がとても愛おしくて...

ただそっと...そっと声にした

愛してる...(ボソッ

...橙くん、何か言った、?

あ、あぁ...なんでもないで~、!

そう...?

そうそう、!

また

好きだって事が言えなかった

来年、また来ような...! (ニコッ

.....そうだね (ニコッ

そう約束した

でも、来年なんて__

来なかった

紫くん...ッッ、紫くん...ッッ!!

........

医者

大変残念ですが...もう...

うわぁぁ...ッッ (ポロポロ

君はその3ヶ月後

この世界からいなくなった

紫くんは病気を持っていたらしく

夏祭りの前日余命宣告されたらしい...

なんで、言ってくれなかったんや...ッッ (ポロポロ

医者

橙様、実は紫様からお手紙を預かっておりまして...

え...ッッ? (ポロポロ

医者

こちらです

渡されたのは白い封筒

その中には手紙が入っていた

手紙には紫くんの丁寧な文字で

こう書かれていた

橙くんへ

この手紙を読んでいる頃には 俺は死んでるかな... 突然なんだけど 俺には言えなかったことがあります。 それは、俺が死ぬということ 夏祭りの約束守れなくてごめんね 多分死ぬまで言えないと思う。 ごめんなさい でも怒らないで欲しい 橙くんには余計な心配をかけたくなかったんだ 本当にごめんね

なにそれ...ッッ (ポロポロ

あ... (ポロポロ

よく見るとまだ続きがあった

もうひとつ橙くんには言えなかったことがあります これは生きてるうちに伝えたかったこと 大好きです この一言が言いたかったんだ 橙くんのことが世界で一番大好き もしよかったら、来世でお嫁さんにして欲しいな...なんて だからと言って死なないでよ、? 追っかけて死んだら、許さない 俺のことは忘れて新しい道を進んでください でも、大好きだよ 愛してる 俺の分まで生きてください

.....ッッ (ポロポロ

俺の方が大好きだよ、紫くん...ッッ (ポロポロ

あのとき、伝えられたら...ッ (ポロポロ

紫くん...

どうしたの...?

あのとき、伝えられたら...

なんでもない...ッッ//

.....そっか (ニコッ

変わってたのかな

紫くん...ッッ、愛してる...ッッ (ポロポロ

だから、もう一度笑ってや...ッッ (ポロポロ

そう言いながら俺はずっと

冷たくなった君の身体を抱きしめていた

.......

医者

.....ッッ

結婚しよう...ッッ (ポロポロ

毎日笑わせるで...ッッ (ポロポロ

なぁ...ッッ、紫くん...ッッ (ポロポロ

いつまで待っても笑ってくれない君の身体を抱きしめながら__

俺はずっと話しかけた

end

この作品はいかがでしたか?

136

コメント

1

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚