橙紫です
地雷× 通報×
ご本人様とは関係ございません
紫
キラキラとした瞳で俺の名前を呼ぶ
そして、走り出す君
橙
俺は急いで君を追いかける
君は少しいじわるそうに
息切れしている俺を見て笑う
紫
橙
紫
橙
紫
橙
紫
せめて、金魚すくいでは
かっこいい所を見せたくて
頑張ったけど
橙
紫
また笑われてしまった
橙
紫
橙
でも、その笑顔にふいにドキッとしてしまった。
紫
橙
もうすぐ花火が上がる
人がどんどん増えてくる
俺達もそれを楽しみに待っていた
橙
紫
橙
紫
そう、俺はこの夏祭りで
君に告白することを決めていた
今日こそは勇気を振り絞るんだ
橙
ドオンッッ...ッッ!
紫
花火が上がった
とても綺麗で大きい花火が
紫
その音で俺の告白はかき消された
でも、その横顔がとても愛おしくて...
ただそっと...そっと声にした
橙
紫
橙
紫
橙
また
好きだって事が言えなかった
橙
紫
そう約束した
でも、来年なんて__
来なかった
橙
紫
医者
橙
君はその3ヶ月後
この世界からいなくなった
紫くんは病気を持っていたらしく
夏祭りの前日余命宣告されたらしい...
橙
医者
橙
医者
渡されたのは白い封筒
その中には手紙が入っていた
手紙には紫くんの丁寧な文字で
こう書かれていた
橙くんへ
この手紙を読んでいる頃には 俺は死んでるかな... 突然なんだけど 俺には言えなかったことがあります。 それは、俺が死ぬということ 夏祭りの約束守れなくてごめんね 多分死ぬまで言えないと思う。 ごめんなさい でも怒らないで欲しい 橙くんには余計な心配をかけたくなかったんだ 本当にごめんね
橙
橙
よく見るとまだ続きがあった
もうひとつ橙くんには言えなかったことがあります これは生きてるうちに伝えたかったこと 大好きです この一言が言いたかったんだ 橙くんのことが世界で一番大好き もしよかったら、来世でお嫁さんにして欲しいな...なんて だからと言って死なないでよ、? 追っかけて死んだら、許さない 俺のことは忘れて新しい道を進んでください でも、大好きだよ 愛してる 俺の分まで生きてください
橙
橙
橙
橙
紫
あのとき、伝えられたら...
橙
紫
変わってたのかな
橙
橙
そう言いながら俺はずっと
冷たくなった君の身体を抱きしめていた
紫
医者
橙
橙
橙
いつまで待っても笑ってくれない君の身体を抱きしめながら__
俺はずっと話しかけた
end
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