家庭内は裕福で、 とても幸せな方だと思う。 それなのに家出した。
きっと心配をかけていると思う。 いや、わかんないか。
小さく暗い路地裏 そこで雨の中まるまって座る私。
トキ
トキ
もう勝手に着けた名前で 呼び捨てしてる... 変な人、 最初の印象はこうだった。
トキ
トキ
トキ
だって私の方が、 変な名前だらけだから。
気づくと黒川さんに このくらい場所から引っ張りだされた。 走るにつれ、どんどん 六本木の明るさが近ずいてきた
トキ
振り返って私にみせたあの笑顔は、 ずっと私の脳にこびり付くことになった。
やっぱりここら辺は 周りがすごく派手で、 キラキラしていた。
イザナ
トキ
六本木の明るい方面に来てからは、 2人手を繋いだままゆっくり歩いた。 本当にここは現実かと疑いすらあった。
イザナ
蘭、?女の人だろうか。 綺麗な名前だな... 聞こえてくるのは 黒川さんの声ばかりで、 相手の方の声は何一つ聞こえなかった。
イザナ
私は返事もせず無言で頷き、 黒川さんの少し黒めで 珍しさがある綺麗な肌を見つめた。
「おっいらっしゃ〜い」 と、ドアを開けたのは 髪の毛を三つ編みにして 2つに結んでいる顔の整った人。
この人が、電話で聞いた蘭さんなのだろうか。 そんな疑問を抱えたまま、 部屋にお邪魔した。
蘭
蘭
イザナ
これは多分私の話だろう。 にしても、大将、、?
蘭
急に向けられた敵意。 その目付きは、笑っているようで 全く笑っていなかった。
きっと黒川さんの彼女さんか 何かだと思う。 2人とも言葉じゃ 言い表せない様な、 綺麗な顔をしているから。
トキ
段々と声が小さく萎んでいくのを、 自分で話しながら感じる。 そして、蘭さんの敵意が、 急に柔らかい顔になった。
蘭
蘭
イザナ
イザナ
蘭
急に楽しげな雰囲気になった。 私の頭の中はとにかく 疑問でいっぱいだった
イザナ
トキ
蘭
イザナ
トキ
蘭
蘭
イザナ
蘭
イザナ
蘭
イザナ
蘭
きっとこの2人は、 すんごい仲良しなんだな そうだけ思った。 私には、 なれなかった関係だ。
イザナ
蘭
もう1人人がいるみたいだ。
イザナ
トキ
蘭
イザナ
蘭
蘭
蘭
イザナ
蘭
ちょっと高くあまーい声で 自己紹介したと思えば、 どっかの誰かさんの 怒りのパワーのお陰で、 普通に自己紹介してくれた。
蘭
トキ
トキ
イザナ
トキ
蘭
蘭
イザナ
蘭
イザナ
トキ
蘭
トキ
蘭
イザナ
蘭
人の呼び名もっとバカにしてんのは、 そっちだろうって 言いたかったが、 この人たちに言うのは辞めておこう。 このことは心に留めておくことにした。
蘭
トキ
蘭
トキ
蘭
イザナ
蘭
イザナ
蘭
蘭
あ、いいんだ... こんな簡単に人にお金貸す人初めて 見たかも。 改めて世界は広いんだと思った
イザナ
トキ
急な答えにびっくりした。 まさかの自分が 泊まる様とかじゃなくて、 私?
蘭
イザナ
蘭
イザナ
蘭
蘭
蘭
確かにこの条件は、 節約して暮らさなきゃ行けない 私には好都合だった。
黒川さんはめっちゃくちゃ 顔を顰めていたが、 今日1日だけ、蘭さんの家に 泊まらせてもらう事にした。
コメント
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久しぶりに見たら、面白いストーリーが出てて嬉しい しのさんってLemonさんのオプチャ入ってます
いつもの倍すきだから2000以上