ゆう
あの人達はどうしてそんなにいつも笑っていられるんだろう
ゆう
私が笑わないだけなのかもしれない、毎日の生活に笑顔はどこにもない
ゆう
ずっと思ってきた事は、いつまでこの世界にいるんだろうなって、どんな事があってもいいからさ早くこの世界からいなくならないかなって
ゆう
人が嫌い、でもそれよりも嫌いなのは自分自身
あの頃の私はどんな事に対してもいい印象を持っていなかった
はるき
彼女は友達と話していても、たまにとても悲しい顔をする
はるき
いつも放課後1人で教室に残っていることは知ってる
はるき
ずっと空を見上げて
はるき
いつもの悲しい顔をしている
はるき
彼女とは話したことは数えることしかないし、急に話しかけても変な目で見られるだけだとずっと思ってたけど
はるき
話しかけずには居られなかった
はるき
はるき
篠田さん(ゆう)
はるき
大丈夫?
はるき
何か悩んでるの?
はるき
軽々しくごめんなさい
はるき
忘れてください
ゆう
別に大丈夫
ゆう
石井くん(はるき)はさ
ゆう
自分が生きてる事に嫌にならないの?
ゆう
生きる価値って何かな?
はるき
生きてる価値
その時、彼女が俺に求めてた答えがなんなのかも分からない
ただ彼女の俺を見る視線がいつもよりもとても悲しい目だった