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さな

今回は、あやめ様のコンクールに参加させていただきます!

さな

つか普通にコンクール参加初です

さな

書き方もちょいと変えてみました

さな

まぁ、どうぞ!注意事項は飛ばさないでしっかり読んでくださいね

注意 ご本人様には一切関係ありません nmmnをご存知ない方、地雷だと思う方は閲覧をお控えください 青白、青ヤンデレ気味 視点いっぱい変えるので理解がんばってください 誤字脱字、矛盾点等はお許しください まrやあにk、いmなど、あだ名も色表記にしています

ふぁ...眠

また眠いって言ってる!

わっ!?

おはよ!

お、おはよう...

学校の喧騒の中、男にしては少し高い声が僕の耳に届く

ったくも〜...水くん声高いし、びっくりするやん...

え〜?声高くなかったらいいの?

んまぁそっちのがちょっとは...

おぁよ!!!

うるせぇっ!

ゴクン)おはよ〜

何食べてたの?

菓子パン

朝ご飯は?

?食べて来たけど...

桃は燃費悪いからなぁ

てか前桃くんダイエット中って言ってなかったっけ

...えへ♡

うまくいってないんやね

可愛くしてもダメだからね

あれとか食えばええんやない?ダイエットレシピ〜とかいうやつ

いつの間にか2年含め、いつものメンバーが揃っていた。

黒作って!!!

おー、次家行った時作ったる

まじで!?今日うち来ない!?

わーい

やたー

お前らじゃない。

自分達の教室へ向かうために歩きながら、気が早くも放課後のことを話す。

んぇ...だめ...?(キュルンッ✨️

桃お兄ちゃん...(キュルン✨️

まぁ、来ちゃだめとは...

よっしゃ

こいつら自分が可愛いと自覚しとるw

マジでタチ悪い

何する!?マ○カ!?

寝る。

桃ちゃんのベッドで。

おい

こらこら

最近授業中も寝てるよね?

いやー、最近なんか凄い眠いんよなぁ

...つかなんで知っとるん

なんでだろね

チクったな水くん!

え?僕じゃないよ

じゃあ赤!

赤も違いまーす

え、じゃあなんで知っとるん?

先生から話きたんだよね

ただでさえ成績ド底辺な白が授業中でさえも寝てる、って

あ〜〜〜...(汗)

そんなんで、1ヶ月後の定期テスト、

大丈夫なのかな???^ ^

あと逃げ出そうとしてるそこのおばかさんもね

げ、

あー、!教室すぐそこやから...

ばいばいっ

逃げたし...

てか、白ちゃんまじでどーしたんだろうね

最近ほんとに眠そうにしてるし

どっかで倒れたりとか、なきゃええけどなぁ

倒れたり、はないと思うけど...

まぁ、説教は勘弁してやるか...

ふふっ

説教するつもりやったんかw

白ちゃんかわいそw

思ってないだろお前ら!

って、やばいやばい、予鈴鳴っちゃう

待って俺ら階段上がんないとやん!?

あー死んだ。諦めよーぜ!!!

諦めんな!行くぞ青!

うぇえ桃たぁん...

ヴヴ、

(ん?通知きとる)

(授業中なんに、後で桃に怒られんで...)

先生

桃、問2の答えは?

はい、──です

いつも通り流れる様に正解を答える。 流石優等生&2年の生徒会長サマ、としか言い様がない。

先生

正解だ。解き方は───

(は〜何言っとるかわからん...)

現実逃避も兼ねて、スマホのロックを解除する。

やばい白ちゃんガチ寝してるwww

画像

何してんねん

お前はいつの間に返信したんや

先生の目を掻い潜って☆

器用やなw

手振らんくてええからwww

お前ら全員暇なんか???

青もだよ

白以外全員いるしなw

ぽえ?

ぽえやない

みんな今何の教科やってるー!?

English

数学まじだるすにきま)る

どした赤!?!?

返信ないなぁ

流石に見つかった

は?

青くんも見つかった説

ありえる

なにー?

目の前

うわ目の前先生おるwww

なんだコイツ冷静だな

いや今こうやって連絡とってる2人も道ずれにしよっかなって

チクんなやお前!!!

残念でしたぁ僕は自習ですーーー!!!!!

監督の先生がいるだろうがばーーーか!!!!!!!

ぜんいんうるさい

お前は寝るな

マジで...散々な目にあった

桃ちゃんほんっとに酷い!めっちゃ怒られたんだからね!?

とかなんとか言っているが、授業中にスマホを弄っていた時点で十分に自業自得だ。

まぁまぁw

ところで、赤と青も結局バレたの?

バレた。

見つかった。

おもろw

まぁ?完璧な英語を?聞かせてやったら?黙ったんですけどねーーーwww

忘れそうになる普段のアホぶりだが、コイツ実はスペックが馬鹿ほど高い。優良物件すぎてめちゃくちゃモテる。爆ぜろ。

なんだコイツうぜーーー

赤普通に怒られた

可愛いねぇ...(◜ᴗ◝ )

きも

辛辣すぎてお兄ちゃん泣いちゃう()

つかみんな昼食べへんの?

食べる食べる〜♪

おっひるっ♪おっひるっ♪

白は?

僕もう食べたからいらなーい

え、いつ食べてた!?

普通に。僕眠いからちょっと寝させてもらいまーす

あ、予鈴鳴っても起きんかったら起こしてもらってええ?

いいけど...

ありがとな〜、じゃ、おやすみぃ

そう言葉を発した数分後には、 可愛らしい寝息が聞こえてきた。

最近、そいつめっちゃ寝てない?

...ね。隙あらば寝てるよ、ほんとに

今日の移動教室の時もさ、めっちゃ早く準備して、移動してから寝てたんだよ?

それ、どうなんだろうね...?

...毎日ちゃんと寝とるんかな...?

普通の時間に寝てはいるみたいだけど...

睡眠の質が悪いとかやないかなぁ

でも白ちゃんさぁ、見た目が弱々しいよね

あ、わかる。あと甘え上手だからつい助けたくもなってしまうんよなぁ

俺がどうにかしてあげなきゃって気持ちになるねんな...

肌とかも白いし、それも弱く見えるよね〜

あとちっちゃいし

喧嘩売ってる???

良い値で買ったるで???

ちっちゃい組こわ

はー!?

俺らがちっちゃいんやなくて周りがでかいんや!縮め!特に青!!!

そーだそーだ!

君らがちっちゃいんだよ♡

ありがと♡♡

そーゆーんじゃないっ!(怒)

赤ちゃん可愛い〜!!!💖

うざ!!!

酷い!

なんか違和感

何なのかはわからないけれど、今の会話に漠然とした違和感だけが残る。

いつも通りの楽しげで賑やかな、と言うかうるさい会話なのに。 いつもと違うのは、白ちゃんが混ざってないことだけだ。

(どこ?誰に?なんで違和感を?)

桃ー?

キーンコーンカーンコーン...

......ぅん、わかった!

あ、そうだ、白ちゃんも起こさないとね...って、起きてたんだ、

...?

おはよ!

おはよぉ

さ、早く行かないと遅れるよ〜

じゃあお前ら、また放課後な〜

俺に恐怖と困惑を、畏怖を植え付けて、その日の昼休みは終わった。

白ちゃん!大人しくおぶられてないで、自分で歩きなさい!

んぇぅ...

歩く。そんな簡単なことが、今の僕には出来ない。

本当に眠いのだ。 自分でも訳がわからない。 ちゃんと毎日寝てる、というか、最近は小学生並の時間に寝ている。

まるで、自分以上の、眠気を押し付けられているような感覚。

桃ちゃんお母さんやん

桃くんママ

俺にあんた達みたいな愚息はいません!

愚息呼ばわり!!!w

まぁまぁ、ええやん?

ままとかけてらっしゃる?w

うっせぇ

も〜、あんまり運動しないと太るよ?

白は桃みたいに燃費悪くないから大丈夫やない?

ぅゎ傷付いた

桃は傷付きました。もぅゃだ桃だんごむしになる...

すまん。何品か作るから許して

許した。

はやw

でも青、ええんか?

...なにが

いや、いくら短距離とはいえ、同じくらいの年齢の男子背負うの、キツない?

あぁ、そんなことか、

そんなことて

別大丈夫やでこれくらい

青だって男なのだ!(ぽえ

まぁ、本人がいいって言ってんならいいか

よーぉし!んじゃ桃ハウスまで行きますか!

welcome to the 〜

桃house!

俺の家〜

遊び場ハウス!

はうすぅ...

桃はーうす!

桃くんちー!

見事な程に全員違う。青と黒が若干惜しいが。

だーれも合わせねぇ

協調性どこや

つか誰や遊び場っつった奴!

えへへ...//

褒めてねぇよ照れるな

桃ちゃんちのベッドってでかいやつやったよな?

めっちゃふかふかで気持ちぃよぉ

ん、じゃあ行く!

う〜ん

なんだろう。凄いふわふわしてる。 いや、雰囲気が。

なんでお前が説明してんの

なんかこの2人ふわふわしとるなぁw

ほら言われた。 白ちゃんは眠いからかもだけど、青もうとうとし始めた...気がする。

んじゃちょっと運んでくるな

場所わかる?大丈夫?

大丈夫やってw

んじゃ黒はキッチンに...

場所はわかるで!材料使って作らしてもらうな!

黒〜〜〜!流石みんなのママ!

漢前!ステキ!

ママなのに漢なの...?

という素のツッコミは あえなく全員にスルーされた。

...白ちゃん達戻ってこなくね...?

かれこれ数十分ほど、白ちゃんだけでなく青くんすら戻ってこない。

いや白ちゃんはともかく、なんで青が戻ってこないんだ...?

どしたんやろなぁ

お、できた?

おん、色々調べて作ってみたで!

わぁ〜〜〜...✨️

過去一子供っぽい顔してね?

食べていいっ?✨️

えーよ

わ〜いっ!✨️

そんなに?

え、食べていいのに太らないって控えめに言って最高じゃね?

ソーダネ

カロリーが無いわけじゃないからな

...

正直今はなにかを食べようという気持ちになれない。

最近の白ちゃんは少しおかしい。 常に寝ているといっても過言ではないくらい。

いつか白ちゃんが起きてくれなくなったらどうしよう。 原因もわからなくて二度と喋れなくなったら?

ループのようにぐるぐると考えていたら、ポム、と、優しくてそれでいて、安心できる手が僕の頭に乗っていた。

!...黒...

心配なんやろ。白のこと

うん...

見に行くか?

うん...っ!

ん、ちょっと洗い物してくるから、待っとってな

黒はほんとに優しいなぁ。 僕が1人で行きたくないって思ってたのを汲み取って、気をまわして。

2人ともー、ちょっと白と青見てくるわ!

いっへらっひゃい!(モゴモゴ

飲み込んでから喋って。行儀悪い。行ってらっしゃい!

えっごめ...

ガチャ...

...

...

寝とる...なぁ

寝てる、ねぇ

見事なまでにぐっすりだ。 お互い、抱きしめあって寝ている。

人の家でこんなにぐっすり...

いつも暴れまわってる水が言えることやないと思うけど?

てへぺろ

...

...どうしたん

暗い顔になった水に問いかける。

...あのね、

という言葉から始まった、水から発せられる、心の内に留めてあった感情。

怖い。

...誰が?いや、なにが?

ぜんぶ。

信じられる人のこと、信じらんなくなっちゃって、その人が本当のことを言っているのかもわからなくなっちゃって、

なにを信じればいいのか、誰を信じればいいのかっ、まず信じていいのか、ってさ!?

白ちゃんとも話せなくなっちゃうかも、って

なんもわかんないの!僕は、ぼくはどうしたらいいの!?

いつか!どうせ裏切られて!離れていかれるって!そう思ったら──!!!

つまり疑心暗鬼になっている、と。

いつも馬鹿みたいに元気で明るい水からは、考えられないほど暗い顔をして、声を荒らげている。

話してくれてありがとうな。

でもな、信じなくてええんやで?

え...?

だって──

水は、俺のこともこわい?

ッ!?

起こしてしまった。

これほど近くで、大声を出していたら、流石に青が身を起こした。

ま、まろ...

ねぇ

怖い。

今までに見たことのない、少し虚ろな目をしている青が、怖い。

ねぇ、どう思ってんの?

おしえてよ

ひ...ッ!(ポロ、

水の喉から押し殺しきれなかった、悲鳴のようなものが漏れ出る。

い、や...、!

なに...

白まで起きた。 しかし、寝起きで頭がまわらず、状況の把握ができていないようだ。

ふわふわぽわぽわと、この突き刺さってきそうな空気からは完全に浮いている。

...なんで泣いとんの、?

水くん泣かないで...、大丈夫やよ、なにがあったん...?(ギュウ

う...っ、?

青ちゃんも、なんでそんなに怖い顔しとるん...?

ん...

水を落ち着かせて、青を宥めて、と、 ものの数分で、さっきの息の詰まるような空気を無くしてしまった。

で...、なにがあったん?

ん...ぼ、くが、っぐす、

おーおー、だいじょぶやで、

俺が説明せんと 水の相談に変なとこで乗って、良い奴気取りして、予想外のことが起こったら何もできんかったから。

それに......こいつには、隙を見せたらあかん気がする

すまんな。水と話してたらヒートアップしてもーて、2人とも起きてきて、ちょっとびびっただけなんや

うん、ッ、ごめんね...起こし、ちゃって

ならええけど...

...俺こそ、ごめん

青がさっきとは違う、しゅんとした子供の様な表情で謝ってきた。 まるで別人のようだ。

寝起きで...頭回らんくて、覚えてへんねんけど、なんか変なこともゆーた気ぃする...(ペショ

可愛いなぁ

黒の方が可愛いっ!(ぽえ

可愛いくはないやろw

それはほら身長が...

なんやと!?

黒可哀想...w

笑っとるのわかっとるからな!!!

あぁ、これだ。 いつものこの軽くて阿呆な会話しかしとらん俺らの空気。 やっといつも通りに戻った。

でも、なにかを忘れている、気がする

そーいえば、桃たんと赤は?

...あ"!赤組放置しっぱなしやった!!!

忘れちゃいけないことを忘れる癖ほんとどうにかしたい。

ぅ"...

ねむたい

最近はずっと考えていたことだけれど、今は比べ物にならないほど眠くて仕方ない。

〜...

ガンッ!

ぃ"ッ、たぁ〜、...!

まさかの強打。馬鹿みたいに痛い。

うん...起きよ、

痛みで目が覚めた気がする。 ありがとう目覚まし時計。 お前の起こし方はそうじゃないやろ。

...あれ、そういえば、今何時...

うわっ!やば!

遅刻してまう!朝ご飯はいいとして、服着替えて、あその前に顔洗わんと...!

白ちゃんおいてきて大丈夫だったかな...

まぁ、白ちゃんも子供じゃないんだし...

それにしても、既読すらつかないのは...

ほんまに、大丈夫なんかなぁ...

全員が白を本気で心配しているのがわかる

やっぱ白は周りに愛されるような魅力を持ってる

まぁ、あいつ寝坊はするけど遅刻はあんませんし、大丈夫やない?(笑)

裏道使えば学校まですぐ行けるくらいやし!

え、そうなの?

そーそー

あ、白は秘密にしたがってたから、これ内緒な〜

あ、そーゆーことね?

ほんなら大丈夫かw

あ!ねぇ見て見て!

じゃーん!アクキー!

お〜可愛いじゃん!

えぇかっこよくない?

?どっちかっていうと綺麗やない?

ぁえ?

んぉ?

へぁ?

???

みんなが頭にはてなマークを浮かべている。

えと...水っち、これどこで買ったの?

え?知らない!

誰にもらったん?

んーっとね、それもわかんない!

はぁ!?じゃあどこで手に入れたん!?

昨日家に帰ったら〜、通学カバンに付いてた!で、僕気に入っちゃったからそのまま付けてきたんだ〜♪

警戒心...

え〜なにニヤニヤしてんの!?キモ〜い!

んやとあほ水!嘲笑ってるだけや!!!

は〜?あざわらってるって何???

んなこともわかんねーのかよバーーーカ!!!

馬鹿じゃないし!!!

ほらほら馬鹿な言い合いしてないで!学校遅れるよ!

してないし!馬鹿じゃないし!

誰が馬鹿だ!

してたやん。んでお前だよ。

結局白、学校来んかったなぁ...

橙色になった空を背景に、影が長く長く伸びる。だけど、1人足りない。

体調でも悪かったのかな...

今から白ハウス凸るか~?

今日は、白は今寝とるだろうし...行くんなら明日にせん?

なんで白ちゃんが寝てるってわかるの?

えっ?いやさぁ、最近あいつずっと寝とるやん?から多分寝とるなぁ、って

まぁ確かに一理ある。また明日にしよっか!

明日部活ある人~!

え、まじで行くん?

青は普通に驚いているようだった。 提案したのは青のくせに

とーぜんっ!青くん明日ひまー?

あー...明日、はちょっと用事がなぁ

ふーん...?

赤は最悪部活なんてサボればいい

うわさいてーw顧問にチクっちゃお~w

ちょっとやめてよ!?

そんな会話をして、その日は各自帰路に着いた。

ピーンポーン...

白母

は〜い...あら、みんな!久しぶりねぇ~!

久しぶりで~す!

出てきたのは白ちゃん本人ではなく、お母さんだった。

お久しぶりです。突然来ちゃってすみません

白母

良いのよ~全然!それで、ここに来たのは白のことよね?

はい。そうなんです

白ちゃんのふわふわしてる感じ、絶対遺伝だ。笑顔とかも似てる。 遺伝子って凄い。

白母

最近はねぇ、あの子21時には寝てるわ。

え"、あの白ちゃんが!?

やばいつい本音が。 白ちゃんといえば、昼夜逆転生活もどきをしている不健康人間だ。 寝る時間は絶対に日付けを超えるし、朝もギリギリまで寝ている。

白母

そうなのよ、心配なんだけれど、眠いってだけで病院に連れて行くのもどうかと思って...

それは...そーっすね、

白母

えぇ、それに本人も、眠いだけ、大丈夫、としか言わなくて...

あいつの大丈夫は基本大丈夫じゃないよね

で...白ちゃんって今寝てたりしますか?

話が逸れていたのでしれっと軌道修正する。

先生

そうねぇ、あ、ちょっと叩き起してくるわね!

え?

驚いて声が出た。 それ本当に自分の息子に対する態度か???みんなもちょっとびっくりしてしまっている。

叩き...?

白母

あら...

白ちゃんのお母さんが何やら考えているようだった。

白母

あぁ、思い出した、

白母

今日は白、用事がある~って珍しく早く起きてたわ

用事...?

白母

なにかは教えてくれなかったんだけどねぇ...誰君だったかしら...遊んでくる、って...

昨日は...どうだったんですか?

白母

昨日はね、私、白と会えてないの。

え、行方不明ってことですか!?

白母

いいえ、部屋にいるのは確認できたんだけれど、

そっかぁ...白ちゃんいないなら今日はもう帰る?

そうだねぇ...えと、お話、ありがとうございました、

白母

えぇ、是非白がいる時にまた来てね

ありがとうございます

じゃー今日は解散にするかぁ

なんだろう。また違和感。いや、これが違和感なのかもわからない。 ただ、なんか引っかかる。

そういえば、青も用事があるとか──

...ま、偶然だな

後悔は、後からやってくる。 俺は後になってこの感覚を、意地でも解決しておくべきだったと後悔した

っふぁ~...

きょ~は...あ、白...

まだまだ覚醒しきっていない頭を無理矢理起こす。

あ、あそこ片付けとかんと...

楽しみやぁ...

外はもう明るい。太陽は真上まで昇っている。

最近はずぅっと頭使っとったしなぁ...ま、”ご褒美”のためやと思ったらキツくもないよなぁ...♪

今日はその”仕上げ”だ。 これに俺の1ヶ月間が詰まってる。

桃や黒、白や親...誰にも言ったことがない俺の計画。

まぁ親は今揃って出張中やけど

ピーンポーン

きたきた~♪

っとぉ...この部屋...よな?

その日僕は珍しく早起きして、友人の家に来ていた。

それにしても急に家来い、とか酷すぎ

うんぬんかんぬんと文句を垂れ流しながら、ドアを開けようと手を伸ばした。

うわ、暗っ!?

真っ暗闇で本当に何も見えない。

自分の手を見ようとしても、色も形も全くわからない。

なんでこんなとこに呼び付けたんや...部屋間違ったんかな...?

にしても、暗いと眠くなるなぁ...

前まではそんなことはなかった。

どうしよかなぁ...

などと、独り言をこぼしながら思考を続けていたからだ。

背後に忍び寄る長身の男に、気付けなかった。

来てくれたんだ

はっ...!?

自分しかいなかったはずの暗闇に、もう1人の人物の声が響く。

なん...ッ!誰や、お前っ!

ふふ、酷いなァ、声だけじゃわからないかな?

誰だ、誰だこの男は

パニックも相まって、なにもわからない。

いや、わからない訳じゃない。 本来、ここにいる人間は1人だけのはず

あーそっか、混乱してる?

当たり前やろ、誰だよお前...!

んんっとぉ...あ、姿が見えれば流石にわかるよね?

男が部屋を彷徨くような気配と足音。

ぺたぺたと、おそらく素足で歩く音がする。

シャッ

ぅ"...ッ!

眩しい。

一気に、先程に比べればとても明るい光が入り込んでくる。

さ、こっちむーいて

っ...!

意を決して、バッ!と風を切る音が聞こえて来そうな勢いで振り返った。

その部屋の窓辺にいたのは──

嗚呼、来てくれた、来てくれた!

最早強制的に来させたようなものだが、これで彼は己のものになるのだと考えると嬉しくて堪らない!

やっとだ。

漸く手に入る。

周りにいる人間全員に笑顔を振り撒く。甘えに行く。好きだと伝える。

自分はそれに腹が立ったのだ。

あの日かけてくれた言葉。真っ直ぐに自分だけを映すアメジストのような美しい瞳。

だが、それが再び”自分だけ”を映すことはなかった。

彼は興味をころころと移す。

だからこそ実行した。計画を。

やはりやったことは間違っていなかったんだ。

兎のような彼を、眠らせる。

ネットでたまたま見かけたものだったが、本当に成功するなんて。

彼を眠らせて、他の奴らとの関わりを減らしていく。

昨日でほとんど完成した。 だが今はとても眠い。 まぁ、これも必要なことだから仕方ないのだが...。 そして、あとは...

さいごのしあげだ

来てくれたんだ

怖がっているような、驚いているような顔をしたアメジストの瞳と目が合った。

は...?

彼にとっては予想外だったのだろう。目を見開いて驚いている

なんで...、?

昨日...いや、お前にとっちゃ一昨日ぶり?やな

青ちゃ...、

ねーぇ、白

な、なに...ってかっ!顔!怖いで~、どしたん、?

強がりだ。 言葉の節々が震えている。

だがそんな白に気付かぬふりをして言葉をかける。

原因不明の眠気の理由。知りたい?

えっ...

白の顔が再び驚きに染められる。

なに...知っとんの...?

知ってる、ってゆーかぁ...あれ、俺なんだよね

は、ぁ...?

ネットで見つけたんだけどね~、原理は催眠術とかとおんなじ感じなんだって!

あっ、あとあと、昨日のこと、思い出せる?

へっ、昨日...

白にとって俺は警戒する相手なのに、真剣な顔をして思考を巡らせていた。

警戒心うっす...

んぁ?なんか言った?

いや~?

白につられて気が緩んだのだろうか。完全に心の中で呟いたはずの言葉が漏れ出てしまった。

...記憶が、ない、?

いやっ、おかしいやろ、!?昨日、つい昨日のこと...!

前日寝てからの、記憶がない、

んふ...

いま白のからだ...ってゆーか脳は、その日に眠ったかじゃなくて、一定の時間眠ったかを判断してんの。

一定の時間...?

例えば~、1日に10時間眠りました、次、2日に6時間眠りました。でも睡眠時間は足りてないことになっています。

そして3日、この日の14時間寝れば、プラマイゼロ、って脳が判断してんだよね

たとえ丸1日寝なくても、別の日に丸1日寝ればおっけー!ってこと~!

でぇ、俺は白の睡眠時間を調整できるから、昨日24時間眠らせて、今日早起きして来てもらったんだ~!

あ、そうそう!眠気を連動させることもできるんやで?凄ない!?

白はおそらく求めていない情報をぺらぺらと話す。

なんで...っ

なんでそんなことするん!?何が目的なんや!

2人しかいない狭い部屋に怒ったような焦ったような声が響く。

何が目的...かぁ、

...

子兎がじっと睨みつけてくる。

俺はねぇ

いつでも逃げられるように、動き出しやすい体制をとっている。

白とずっと一緒にいたい

は...

大好き。愛してる、

そのちっちゃな身体も、優しい声も、白色と紫も全部全部だいすきっ!♡

ぇ、な、ぁ

でも抵抗されるのはわかってる。

殺しちゃうのもいいかな~って思ったんだけど、別に冷た~い身体を愛でる趣味はないからぁ...

ひ、

殺す、という言葉にまた目の前の彼の顔が引きつる。

じゃあ眠らせちゃえばいいじゃん!って!♡

だからぁ、

君が眠るまで、ずっと傍にいてあげる

っ...、!?(フラ

おっと、危ない

ずっと、なんて言ったけど、案外すぐ眠ってくれたなぁ、

白も嫌じゃなかったんや!♡

1人になった部屋に、変に明るい声だけが反響している。

...さーてと、俺も寝よっかなぁ

案外体は疲れていたらしい。 兎を抱きしめたまま、すぐに眠りにつけた。

あとは白が安心して眠ってくれるのを待つだけ。

君が眠るまで

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コメント

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さなさん。コンテスト参加ありがとうございます! ♡1135まで押させていただきます♪ 【感想】 まずは青白ありがとうございます♪この𝖢𝖯が1番です😊🫶 最初の日常会話が可愛らしいし本当にありそうで微笑ましいですね♪🤭 白ちゃん授業中に寝るとか…私かな?(ガチで寝てる時ある人)水くんに晒されちゃってるしw全員しっかり見つかってるのもすっごいリアルw

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