ヴィクトル
っ、お前、
ヴィクトル(?)
とりあえず、僕の話を聞いて.
ヴィクトル(?)
俺はAI搭載ロボットアンドロイドType-Cだ.
ヴィクトル(?)
君は、いつまでの記憶がない?
ヴィクトル
それは…
ヴィクトル
去年のグランプリファイナル優勝したところからさっぱり______,
ヴィクトル(?)
____そ、
ヴィクトルは悲しそうに微笑んだ.
ヴィクトル(?)
君はそこから随分人柄が変わったんだ.
ヴィクトル(?)
"ユーリ・カツキ"との出会いでね、
ヴィクトル
ユーリ…
ユーリ・カツキ、お前は何者なんだ??
ヴィクトル(?)
そこでだ、
ヴィクトル(?)
つまり僕はユーリとの記憶を全て引き継いだAIのヴィクトルってこと!
ヴィクトル
イラ、
ヴィクトル
……、
____イラ??
ヤコフ
全く、何AIで遊んでるのかって思ったらこんなことに…
ヴィクトル
俺は__!
ヴィクトル(?)
僕の自動起動条件は[ヴィクトル・ニキフォロフの命の危機]
ヴィクトル(?)
遂行任務は[ユーリ・カツキの安心と安全]だ.
ヴィクトル
ッ___!
ヴィクトル(?)
これは君が設定したんだ.
ヴィクトル(?)
君がユーリとどれだけ親しく、どんな存在に思ってたか分かるよね?
段々、ヴィクトルの声が早口になり睨みつける.
ヴィクトル(?)
んで、多分君がユーリを泣かしたん
だよね.
だよね.
ヴィクトル
俺はただ、
ヤコフ
帰ってくれ、ヴィクトル.
ヴィクトル(?)
_____.ごめん、やり過ぎた.
俺はユーリを迎えに行って帰るよ. そう言ってヴィクトルは颯爽と部屋を出て行った.
ヴィクトル
_____どう言うことなんだ、
ヤコフ
ヴィクトル落ち着け、
ヴィクトル
ユーリ・カツキ、
勇利
ッ、
ヴィクトル
君は一体、
_俺の何だったんだ??_
_____.ズキッ
ヴィクトル
ッ~~~!!!
突然の頭の痛みに俺は歯を食いしばった.
ヤコフ
おい!ヴィクトル!!おい!大丈夫か!
ナースコールに手を伸ばすヤコフの手を俺は握った.
ヴィクトル
ッ、____
これを耐え抜いたら、 耐え抜いたならば、 君のことを思い出せるのだろうか? 君の何かを思い出せるのだろうか?
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