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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

叶夢

………はぁ…

元から叶夢を間に挟んで2人が居た構図が

叶夢と異能の酸を挟んで2人が居る状況になった

叶夢

……おふたりさーん、元はと言えば俺が余計な事言ったせいなんで

叶夢

俺の負担も考えて辞めませんこれ?

中原 中也

余計な燃料投下したっつぅ事に関してはお前が悪いが……

中原 中也

青鯖と面合わせるのは今はごめんだ

中原 中也

も少し頼む

太宰 治

私もこんな単細胞と顔を合わせるのは嫌だから

太宰 治

暫く頼むよ

叶夢

へいへい……なーんでこうも仲悪いんだか……

その後、中也が水溜まりになっていた所で滑り転びそうになって叶夢が壁に使っていた酸で支えたり

太宰が女子生徒を心中に誘って叶夢にゲンコツ食らったり

2人の口喧嘩の仲裁を叶夢がしたりと、色々あって……

他の者達と合流した

叶夢

はぁー………はぁー………はぁー…………〔疲れ果てる〕

中島 敦

か、叶夢君?大丈夫?

叶夢

だい、じょうぶに……見えるか……?

国木田 独歩

お前達は一体何をやっていたんだ……

叶夢

中也が水溜まりになってた所で転びそうになったところを酸で支えたり

叶夢

太宰が此処の女子生徒心中に誘ってる所をゲンコツ食らわせたり

叶夢

2人の口喧嘩の仲裁役したりエトセトラエトセトラ………

太宰 治

中也がつっかかって来なければしなかったし

中原 中也

太宰が煽ってこなけりゃやんなかった

叶夢

フョードルの知り合いに人格反転出来る装置作って貰えねぇかな〜……(遠い目)

(疲れてとんでもない事言ってる……)

谷崎 潤一郎

と、取り敢えず……

谷崎 潤一郎

各々見たいところは見れた事ですし…

谷崎 潤一郎

そろそろ迎えのバスも来る頃ですから

谷崎 潤一郎

挨拶して帰りましょう?

太宰 治

やっと帰れるのかい……

叶夢

どんだけこの学校から出てぇんだよ……

太宰 治

だって嫌なものは嫌なんだもの……

……ん?なんや?あの人ら……

叶夢

?〔声のした方を向き〕

わ、此方向いた……

…ってあぁ、文學学園の生徒会と風紀委員会の人か〜、吃驚したわ〜〔笑顔で言って〕

中原 中也

…俺らの事知ってんだな

当然知っとりますよ〜、週報こ行事に来るって書いてあったもんですから〜

太宰 治

……あぁ、なんと美しい女性でしょう

太宰 治

サファイアの様に綺麗な瞳に、その瞳にピッタリな水色の髪は美しい

太宰 治

貴方の様な麗しい方と出会えた事はまさに奇跡です

太宰 治

是非とも心中を__

近付いて来た太宰に、女性は首に手刀を入れ、すぐさま気絶させる

っ!?

ごめんねぇ、この人居るとうちの異能無効化される恐れあったから

先にやらせてもらったわ〜〔にこりと笑い、刺叉の様に先端が2つに別れた槍を、倒れた太宰の首を挟むように床に突き刺す〕

叶夢

お前……っ!〔酸で刀を形作り〕

あーあー、そんな怒らんといてぇな

戦法としてはしゃぁない事やないの?(他の者達に手をかざし)

叶夢

何やって……っ!〔急な眠気にその場に崩れ落ちて〕

他の者達も同じな様で、まだ意識を保ってる者も居れば、目を閉じ眠ってしまっている者も居た

へぇ〜、抗えるんやこれ……初めてやわぁ〜

…んじゃ、抗えてる者にご褒美として、教えたるよ

紗綾芳 音夢

うちは紗綾芳音夢(さやはのねむ)

紗綾芳 音夢

ある所から刺客として命令された

紗綾芳 音夢

「相手を眠らせ夢を見させる異能」を持つ異能力者や

紗綾芳 音夢

よろしゅぅな〜〔笑顔で手を振りながら〕

叶夢

…く……や、ば………

叶夢

もぅ……め…が…………〔目を閉じ、眠りにつき〕

耐えてた人達も、限界になったのか眠り

紗綾芳 音夢

………ようこそ

夢の城へ

叶夢

…っは!?〔目が覚める〕

叶夢

…青、空…?

叶夢

此処は…?〔と起き上がり周りを見渡す〕

周囲を見渡すと、来ていない人と太宰を除く全員がその場に倒れていて

建物は中世の構造物の様な感じで

奥にはお城が見えた

叶夢

………あー…何となく察せたかもしれん…

叶夢

(まぁ、夢の中なら有り得る話なんだよなぁ……ファンタジー世界………)

叶夢

…って、考える前に起こさねぇといけねぇじゃねぇか!

と、叶夢は慌てながら他の人達を起こす

暫くして

叶夢

…ま、こんな感じなせいで色々とピンチって事は分かる

谷崎 潤一郎

夢の中………なのに皆さんの顔ちゃんと認識出来てますし、こうやって会話も出来ているんですよね……

国木田 独歩

恐らく夢を見せるだけでなく、他人と同じ夢を共有が出来るんだろう………

国木田 独歩

それかこの夢しか見せれないという可能性もある

叶夢

ゲームのオンラインサーバーみてぇな感じだな

叶夢

ワールドの中に複数人のプレイヤーが接続出来て

叶夢

其奴らで冒険したり色々したりする様な__

叶夢

…………ま、まさかな…?〔冷や汗かきながら口角を上げ〕

中島 敦

?叶夢君?なにか気がついたの?

叶夢

い、いや……只々これからの事に不安感じただけだ、気にするな…

中島 敦

そ、そうなんだ……確かに不安かも……

叶夢

………(もし、ゲームの様な感じなら……)

叶夢

(この集団(パーティー)で色々やる事になる…?)

中原 中也

……此処にずっと居ても変わんねぇ

中原 中也

取り敢えず彼処を目指そうぜ〔城を指差し〕

叶夢

…そうだな、じゃぁ俺が運ぶから

叶夢

一寸待っててくれ〔と、異能で何かしようとする〕

にあ

___

ノーマ

_____

男性

___

男性

________

女性

____

叶夢

あ゛っ…?〔頭を抑えしゃがみこみ〕

中原 中也

叶夢!?大丈夫か?!

叶夢

あ、あぁ……大丈夫………

叶夢

………異能が、使えない…?〔自分の手のひらを見つめながら〕

叶夢

……(それに、さっきのは……?)

中島 敦

……試しに僕も使おうとしてみましたが、不発です……

芥川 龍之介

僕も同じく、羅生門が発動しない

中原 中也

……となると、俺ら全員使えねぇだろうな……

谷崎 潤一郎

異能を封じられるなんて……

国木田 独歩

兎に角、城に急ぐぞ

国木田 独歩

何かあるかもしれんしな

一方その頃

紗綾芳 音夢

ふんふんふーん♪

紗綾芳 音夢

夢の中、異能を封じられた君達は

紗綾芳 音夢

どううちの異能を攻略するんか、楽しみやわぁ〜

太宰 治

……ぅ゛………〔徐々に目を開けて〕

紗綾芳 音夢

ん?なんや、もう目ぇ覚めてもうたんか…

太宰 治

……あー、成程………

太宰 治

私はまんまと嵌った訳だ

紗綾芳 音夢

面白い具合に嵌ってもうてたよ、自殺嗜好の太宰治さん?

太宰 治

……どうやら、色々と調べあげている様だね、他の皆もかな?

太宰 治

………それで、首を挟む様にして刺しているこれは、何か効果でもあるのかい?

紗綾芳 音夢

まさか、貴方に異能が効かん限り、そんな小細工出来る訳無いやん

紗綾芳 音夢

唯の見掛け倒し、まぁ武器に出来るんやけど

太宰 治

なら、なんでこんなので私を止められると思っているんだい?

太宰 治

あまりにも余裕そうだけれど

紗綾芳 音夢

ん?特にこれといって確証さ持っとらんで?

紗綾芳 音夢

反撃したいんやったらお好きにすればええよ

紗綾芳 音夢

……まぁ、舐めてもらっちゃ困るから、こんなん持っとるんやけど♪〔銃を太宰に向けながら〕

太宰 治

……校内で銃を発砲する気かい?

紗綾芳 音夢

抵抗すれば、撃つつもりやで?〔笑顔で〕

太宰 治

……はは、「綺麗な薔薇には棘がある」とは、きっとこの事を言うんだろうね

太宰 治

君は青薔薇かな?

紗綾芳 音夢

薔薇に例えてもらえて光栄やわ、ありがと

太宰 治

いえいえ……

太宰 治

…1つ、聞いても良いかい?

紗綾芳 音夢

ええよ、抵抗せぇへんのなら

太宰 治

他の皆は何処だい?

太宰 治

この状態だと天井と君の顔ぐらいしか認識出来なくてね

紗綾芳 音夢

皆貴方の下ら辺で寝とるで、気持ち良く…

紗綾芳 音夢

今頃お城に着いとる頃かな〜…

太宰 治

……成程、君は夢を見せる異能か

紗綾芳 音夢

そっか、あの時既に気絶させとったから聞いとらんかったんか

紗綾芳 音夢

それじゃぁ改めて自己紹介を……

紗綾芳 音夢

うちは紗綾芳音夢

紗綾芳 音夢

貴方の言う通り、相手を眠らせ夢を見せる異能を持つ異能力者や、よろしゅうな

紗綾芳 音夢

文學学園、森鴎外教頭の養子さん

太宰 治

っ!

太宰 治

……君は、何処まで知っているんだい…

太宰 治

その情報は、文學学園にある私の履歴書にすらも載っていない

太宰 治

学園長、教頭、私の3人しか知らない情報だ………

太宰 治

……気軽に一般人…ましてや他校の学生が分かるような情報じゃぁない

紗綾芳 音夢

あぁそんな事?

紗綾芳 音夢

うちの居る所にはそんな情報お茶の子さいさい、簡単に手に入れられるんよ

紗綾芳 音夢

怖いわぁ、簡単に侵入できる其方さんのセキュリティの甘さが

太宰 治

……そうかい………

太宰 治

帰ったら教頭にセキュリティの見直しを要求するよ……

紗綾芳 音夢

そうしぃ、ま、無事に帰れるかは分からんけど

城前

谷崎 潤一郎

や、やっと着いた………

中原 中也

なんでそんな疲れてんだよ

中島 敦

中也さん、人1人おんぶしながら疲れない方が異常ですよ……

中原 中也

だって芥川が軽すぎるから、負担になってねぇし

叶夢

……まさか、夢の中まで持病持ち越しなんてな……

芥川 龍之介

……不覚…………
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