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・ご本人様と関係ありません ・個人用なので駄作 ・学パロ ・短い ・キャラ崩壊注意 ・何が来ても良い人向け
以下本編 84タップ
鏡を見ても俺は可愛くなっていない。平たい胸が膨らんでいる訳でもない。気落ちしながら学校に行く準備をする。俺がここまで女の子になることに執着しているのは好きな人が出来たから。
その相手は長年一緒に居る男の子。だが、彼は可愛い子が好き。それが分かっているからこの恋が無駄なものと理解するのは難しくなかった。
家の鍵を閉めてマンションから出る。目の前の公園になんとなく目を向けると彼が居た。
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携帯を確認してみるが、彼からの連絡は無い。もう一度彼を見ると、彼は微笑んだ。
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ただの気分でも俺にとっては嬉しい。俺達の話題はゲームか他の友達のこと。それでも、今だけは幸せと思えた。
学校に着いて、階段の踊り場で解散する。自分のクラスに入り、自分の席に座る。特にやることも無いから有線のイヤホンを着けて、好きな音楽を聴く。最近は失恋の曲を聴いて、心を落ち着かせている。
サビに差し掛かろうとした所、イヤホンが抜けた。人工的な抜け方をしたので横を見ると彼が立っていた。
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その後も話は盛り上がり、いつものメンバーがやってきた。六人で他愛の無い話をする。その最中、女の子が入ってきた。
モブ
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彼は女の子と一緒に荷物を運んでいく。あの子が羨ましい。俺も女の子だったら、ああやって頼れたのかもしれない。なんて有りもしない世界線を想像してしまう。
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俺は項垂れる。ポーカーフェイスは少ない特技の一つなのにバレていたとは。
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でも、バレた所で何も無い。結局、意味を成さないのだ。
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皆がクラスに帰っていく。憂鬱な気分が抜けないまま授業を受ける。昼休みになったらまた彼に会える。
モブ
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モブ
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もうすぐでチャイムが鳴ってしまうから、彼のクラスに行けない。寂しく思いながら自分のクラスに向かう。
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昼休みになったら彼に会える。彼の隣に居られる。不安そうな顔は全部僕が笑顔にしたい。そんな気持ちの悪いことを思いながら授業を受ける。
昼休み、僕はお弁当を持っていつもの場所に駆け出す。そこには朝と同じように不安そうな顔の彼が居た。その顔を見たくなくてイヤホンを抜いた。
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朝には言えなかった本音。彼は笑って僕の言葉を軽く見る。
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頬を軽く抓るとしょんぼりする。少し言い方が良くなかったのかもしれない。手を離して頭を撫でる。
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彼はいつだってそうだ。優しいが故に自己犠牲が激しい。自己主張が弱い故に誰にも相談しない。
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彼の手を優しく握り込む。彼は大きく目を開けたあとに下を向いた。
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自分の感情を吐いたからか涙ぐんでいる。彼の悲しそうな顔を見たくない。自分勝手だけど、僕は彼を抱き締めた。
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少し疑ったが、彼は人が傷つくような嘘を吐かない。俺はゆっくり背中に手を回す。
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分かりやすく力を込められる。背骨が折れそうだ。
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大きくて柔らかい手が俺の頭を撫でる。昼休みの時間には限りがあるけど、もう少しだけ暖かい体に身を預けていたい。
おまけ
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🙂
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