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ワンク
⚠ BL オリキャラ
ある雨の日。
図書館には湊と怜しかいなかった。
窓を叩く雨の中、怜は珍しく参考書を閉じて、ぼんやり外を見ていた。
怜
突然の質問だった。
湊の手が止まる。
湊
怜
怜は机に頬杖をつきながら、まっすぐ湊を見る。
その視線だけで、全部見透かされそうだ。
湊
気づけば、そう答えていた。
怜は少しだけ目を細める。
怜
湊
怜
湊
怜は黙った。
少しの沈黙のあと、小さく笑う。
怜
湊
怜
怜
その言葉に、湊は苦しくなった。
「好きな人に、そんな優しいことを言われるのはずるい。」
「叶わない恋って分かっている恋ほど、簡単には諦められない。」
閉館時間を知らせるチャイムが鳴る。
立ち上がった怜は、ふと振り返って笑った。
怜
湊
怜
雨の匂いが残る図書室で、湊は小さく息を吐いた。
言えない気持ちばかりが増えていく。
けれど、それでも
「明日もまた、怜に会えるなら。」
それだけで少しだけ、頑張れる気がした。
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