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Rian
朝の鳥たちの囀りも 老人たちのラジオ体操の音も 泣き喚く子供の声も
生まれつき聞こえなかった
今は補聴器があるから何とか生活の中の音が拾える これも、彼からの愛なのだろう
もちろん補聴器は高価なものだ はじめは受け取る時思わず躊躇ってしまった
桜
あいつと話す時は基本手話 あいつが手話を覚えてくれたから、この気持ちも伝えられた
ありがとう
手話だけでは少し伝えきれないところもある だからまだ少しは筆談も使ってる
あいつは俺のために努力してくれている っていうのがすごく伝わってくる
いつも偏見と嫌悪の目で見てきた奴らとは違った あいつはこんな俺でも受け入れてくれた 血の繋がってた奴らとはまるで態度が真逆だ
桜
初めて会った時から…………
Rian
Rian
Rian
Rian